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関取花、笑顔でどすこい!大盛況の初ホール公演終幕

ナタリー

18/8/22(水) 17:15

関取花(撮影:星川洋助)

関取花がワンマンライブ「西でどすこい東でどすこい」の東京・品川インターシティホール公演を8月18日に開催した。

彼女にとって初のホールツアーとなった「西でどすこい東でどすこい」は大阪と東京の2公演。両公演共チケットはソールドアウトし、会場には老若男女のファンが会場に集まった。

彼女はサポートメンバーのガリバー鈴木(B)、谷口雄(Key, G, Accordion)、神谷洵平(Dr)と共にステージに登場すると「今日はよろしく!」と声を上げ、最新アルバム「ただの思い出にならないように」の1曲目「蛍」で軽快にライブの口火を切った。関取は「絶景だね、額縁に入れて飾りたいわー」と独特の言葉選びでソールドアウトの喜びを語ると、さらに牧歌的な「はつ恋」やNHK「みんなのうた」のために書き下ろしたミディアムナンバー「親知らず」、オリエンタルなムードが漂う「石段のワルツ」など、さまざまなテイストの楽曲を届けていった。

“ひがみソングの女王”としてバラエティ番組に出演したことで一躍有名になった関取。彼女は自分自身がそのイメージにがんじがらめになってしまっていた時期があることを明かし、「悲しいことがあったら悲しいという曲を作ればいいじゃないか、とある日気付いた」と話す。そしてその時期に作ったというバラード「動けない」を力強く歌い上げて、観客の胸を打った。

関取曰く“今日の山場”となったのは谷口と神谷がリコーダーを披露した「あの子はいいな」。演奏前には関取に「森の音楽隊」と呼ばれた谷口と神谷がリコーダーのチューニングを行い、同曲で演奏を行わないガリバーのもとにはスタッフからおにぎりとお茶が運ばれてくるなど、ステージには和やかな空気が漂っていた。無事2人が美しいリコーダーのハーモニーを聞かせた「あの子はいいな」ののち、彼女は観客のハンドクラップが盛り上げた「しんきんガール」、カラフルな照明がステージを彩った「オールライト」、自らエレキギターをかき鳴らした「だからベイビー」、メンバーが全身を大きく揺らして演奏した「彗星」とアップテンポなナンバーを続けて、観客のテンションを引き上げていった。

最後に関取は「いろんな客層のお客さんがいるので、ホール公演をやりたかった」と初のホール公演を振り返る。続けて「このあともっともっと大きく大きくなって、関取から大関、横綱になり、夢は両国国技館!」とユーモアを交えながら今後の展望を口にし、「みんなの顔を見てたら、もしかしてがんばってたらいけるんじゃないかと思うことができます」とファンへの感謝を述べる。観客から温かな拍手が送られる中、彼女は最後に朗らかな「朝」を届けて、笑顔でステージをあとにした。

アンコールで関取は「私の葬式」「黄金の海で逢えたなら」でさらに観客をヒートアップさせる。ハイテンションで演奏をしていた彼女は「大事な曲をやりたくなった」と前置きして「むすめ」を真剣な表情で歌唱。歌い上げると、観客からは長い間拍手が送られる。そして彼女は満ち足りた表情を見せると、最後に軽やかな「君の住む街」でライブの幕を下ろした。

なお関取はこの日のステージで、年末の恒例ライブイベント「年末だョ!全員集合」を12月24日に大阪・YES THEATER、26日に神奈川・横浜にぎわい座にて開催することを発表した。彼女のオフィシャルサイトでは8月27日18:00までチケットの先行予約を受付中。

関取花「ホールワンマンライブ ~西でどすこい東でどすこい~」
2018年8月18日 品川インターシティホール セットリスト

01. 蛍
02. はつ恋
03. バイバイ
04. 親知らず
05. 石段のワルツ
06. 動けない
07. あの子はいいな
08. また今日もダメでした
09. もしも僕に
10. しんきんガール
11. オールライト
12. だからベイビー
13. 彗星
14. 朝
<アンコール>
15. 私の葬式
16. 黄金の海で逢えたなら
17. むすめ
18. 君の住む街

関取花「年末だョ!全員集合」

2018年12月24日(月・振休)大阪府 YES THEATER
2018年12月26日(水)神奈川県 横浜にぎわい座

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