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舞台は性を自ら選び取る近未来、青木豪演出「ロミオとジュリエット」開幕

ナタリー

野外劇「ロミオとジュリエット イン プレイハウス」より。(撮影:住田磨音)

野外劇「ロミオとジュリエット イン プレイハウス」が、本日10月15日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスで開幕した。

野外劇「ロミオとジュリエット」は「東京芸術祭2021」の1プログラム。当初、本作は東京・池袋西口公園 野外劇場 GLOBAL RING THEATREで上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響により、東京芸術劇場 プレイハウスに会場を移しての上演となった。上演台本・演出を青木豪が手がける今作では、“女系一家・モンタギュー VS 男系一家・キャピュレット”をコンセプトとして作品が立ち上げられる。出演者にはジュリエット役の阿久津仁愛、ロミオ役の川原琴響らが名を連ねた。

開幕に際し青木は、野外劇の予定が急遽劇場での公演となったことについて「演出として心がけているのは、舞台の外に『野外のような拡がり』を感じさせることです」とコメント。本作については「『男女の分断が進み、性を自ら選び取るようになった近未来の池袋』という設定です。『一目惚れ』を扱った中で世界一有名なこの芝居を、今回の演出でご覧になった皆様が、何かしらの解放感を感じて下さったら幸いであります」と思いを語った。

上演時間は約2時間。公演は10月17日まで行われる。

青木豪コメント

「野外劇」として準備していたものが、急遽プレイハウスでの上演となったので、演出として心がけているのは、舞台の外に「野外のような拡がり」を感じさせることです。また、今回はロミオのいるモンタギュー家を、ほぼほぼ女性キャストが。ジュリエットのいるキャピュレット家を、ほぼほぼ男性キャストが演じます。「男女の分断が進み、性を自ら選び取るようになった近未来の池袋」という設定です。「一目惚れ」を扱った中で世界一有名なこの芝居を、今回の演出でご覧になった皆様が、何かしらの解放感を感じて下さったら幸いであります。

野外劇「ロミオとジュリエット イン プレイハウス」

2021年10月15日(金)~17日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

作:ウィリアム・シェイクスピア
訳:松岡和子
上演台本・演出:青木豪
出演:阿久津仁愛、川原琴響 / 谷田奈生、塚越健一、みしまりよ、柳内佑介 / 齋藤千裕、近藤廉、末次由樹、友田宗大 / 井上平、滝本圭、河口勇太朗 / 明樂哲典

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