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加藤シゲアキ、「モダンボーイズ」27年ぶり再演を木村拓哉に報告 「あわあわした」

ぴあ

左から武田玲奈 加藤シゲアキ 山崎樹範

NEWSの加藤シゲアキが4月3日(土)、東京・新国立劇場で初日を迎えた主演舞台『モダンボーイズ』の取材会に、共演する山崎樹範、武田玲奈、横内謙介(作)、一色隆司(演出)とともに出席した。加藤にとっては、2017年に東京グローブ座にて上演された『グリーンマイル』以来、約3年半ぶりの舞台出演となる。

日中戦争直前の浅草のレビュー小屋を舞台に、革命を信じ社会運動に身を投じていた若者と、舞台で輝かしいエンタテインメントをつくろうと戦い続けた役者や劇作家たちによる青春群像劇。プロレタリア革命を志す学生で、ひょんなことからレビューの人気者となる主人公・矢萩奏(加藤)は、1994年に木村拓哉も演じた役どころで「正直、恐れ多い。自分にとっては、憧れの先輩ですし、同じ役に挑戦できるのは、この先なかなかないチャンス。別の誰かが演じたら、嫉妬もするでしょうし」と背筋を伸ばした。

今回の出演については、木村にも直接報告したといい「映画のリハーサルをなさっていると聞き、ご挨拶するお時間をいただいた。お忙しいと思いましたし、簡潔にお伝えしようとぎちぎちに“台本”も作った」のだとか。

そんな準備に反して、木村本人はすでに加藤の出演を知っていたそうで「僕を見た瞬間『やるんでしょ?』って……。台本が総崩れして、あわあわしてしまった(笑)」と苦笑い。木村からは具体的なアドバイスに代わり「頑張ってくれ」とエールが送られたといい「超えるのは不可能。別の人物を演じるつもりでなければ、成功しない。もし(観劇に)いらっしゃったら? それは僕に知らせないで」と話していた。

レビューの公演に熱意を燃やす若者たちを描く内容に「今の時代(コロナ禍)にシンクロすると思いますし、過去から学ぶことで、すべてのエンタテインメント業界が壁を乗り越えるヒントがあるはず。無事に幕が開くことにホッとしておりますし、このまま完走できれば」と初日に決意も新た。「新国立劇場に立つのは夢のよう。皆さんの心に響き、一歩を踏み出す勇気をもらえる舞台になれば」とアピールした。

取材・文・撮影:内田涼

公演情報
『モダンボーイズ』
作:横内謙介
演出:一色隆司
出演:加藤シゲアキ / 山崎樹範 武田玲奈 坂口涼太郎 溝口琢矢 松田賢二 きづき 伴美奈子 羽子田洋子 清瀬ひかり 紺崎真紀 橋本菜摘 大川亜耶 須田拓未 / 加藤虎ノ介 神保悟志 大鷹明良

<スケジュール>
【東京公演】
2021年4月3日(土)~2021年4月16日(金)
会場:新国立劇場 中劇場

【大阪公演】
2021年4月28日(水)~2021年4月30日(金)
会場:COOL JAPAN OSAKA WWホール

チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2169762

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