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『グッドワイフ』小泉孝太郎、滝藤賢一らの不審な行動 “裏切り者”の正体とは?

リアルサウンド

19/3/4(月) 6:00

 日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系)のオンエア後から、「“裏切り者”は誰か?」という考察がSNS上で繰り広げられている。

参考:水原希子、北村匠海にも不審な点が……

 この“裏切り者”とは、蓮見壮一郎(唐沢寿明)が疑いをかけられていた贈収賄事件の一連を計画していた人物を指す。第8話のラストは、「俺達も確かめに行こう。本当の裏切り者は誰なのか」と壮一郎が杏子(常盤貴子)を連れ出し、雨の中駐車場で待ち受けた壮一郎らが「やっと分かったよ。お前が南原に情報を流していたんだな」と告げ終わりを迎える。

 裏切り者に挙げられるのは、大方の予想で2人。多田征大(小泉孝太郎)、佐々木達也(滝藤賢一)のどちらかではないかと筆者も考えている。まず、第7話から不穏な空気を漂わせている多田。佐々木が壮一郎に警告した通り、多田は特命推進事務局長から南原次郎(三遊亭円楽)の汚職に関する秘密文書を手に入れたものの中身を改ざんし、それを元に南原を告発させることで壮一郎を貶めるというもの。そうすることによって、杏子は弁護士を続ける理由ができる。杏子に思いを寄せる多田としては、チャンスが巡ってくるというわけだ。わざわざ早朝から蓮見家に押しかけ、弁護の協力を名乗り出たことも辻褄が合う。文書を手に入れておきながら杏子に嘘をついたのは確かであり、それが何よりもの証拠だ。

 そして、もう一人裏切り者として考えられるのが佐々木だ。もし、多田が壮一郎の元に本物の文書を持ってきていたとすれば、それをニセモノの文書だと疑い、回収した佐々木が怪しくなってくる。その封筒を最後まで持っていたのは佐々木であり、第8話最後のシーンが文書をどこかに届ける先で壮一郎らが待ち受けていたと仮定すれば、自ずと答えは見えてくる。佐々木は検事の中にいながら、後輩という間柄から壮一郎へと秘密裏に協力していた。しかし、結局は脇坂博道(吉田鋼太郎)の部下にすぎなく、取り調べ前の“コーヒーの注文”でさえ、計画だったとも思えてくる。

 また、裏切り者とは別に、遠山亜紀(相武紗季)を階段から突き飛ばした人物も明らかになっていない。裏切り者と同一人物という可能性も考えられるが、ここで怪しいのが円香みちる(水原希子)、朝飛光太郎(北村匠海)。円香の元夫・木内幸久(丸山智己)の登場から、円香は検察時代の過去がじわじわと浮かび上がってきている。取引現場に現れた脇坂は、木内から“気になること”を聞いたと円香を脅し、「知られたらマズイんじゃないか? 今の事務所に」「君が俺の頼みを聞いてくれたらな」と持ちかける。遠山の事故のニュース後の、円香の思い詰めた表情と握り締めた拳は明らかにおかしい。そして、遠山のニュースを杏子に電話で伝えたのが朝飛。事務所を後にする朝飛は黒い手袋を持っており、映像はこのシーンを印象付けるかのようにスローがかかる。杏子と朝飛は事務所の仮雇用の立場にあり、採用を争うライバル同士。円香への好意からの共犯も考えられる。

 第9話のタイトルは「堕ちた正義」。御手洗直人(中村育二)の「正義じゃないんだよ。蓮見をつぶせ」というセリフを思い起こさせるタイトルだ。次回予告では裏切り者が明らかになるに加えて、多田が杏子の唇に迫る場面も。一気に盛り上がりを見せる『グッドワイフ』も残り2話。最終回に向け、セミファイナルではどのような展開を見せるのか。 (文=渡辺彰浩)

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