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「孤狼の血」松坂桃李が「溜まった思いぶつけた」、悪役・鈴木亮平は“サノス”

ナタリー

「孤狼祭 -コロフェス-」の様子。

「孤狼の血 LEVEL2」の完成披露プレミア「孤狼祭 -コロフェス-」が、本日7月20日に開催され、東京・日清食品 POWER STATION [REBOOT]での舞台挨拶に松坂桃李ら11名が登壇した。

「孤狼の血 LEVEL2」は前作「孤狼の血」から3年後を舞台にした物語。大上章吾の遺志を受け継いだ刑事・日岡秀一を松坂、“悪魔の男”と呼ばれるヤクザ・上林成浩を鈴木亮平が演じた。

完成披露上映会は全国296の劇場で実施され、舞台挨拶の模様が生中継された。舞台挨拶には、松坂と鈴木に加えキャストの村上虹郎、西野七瀬、早乙女太一、斎藤工、滝藤賢一、中村獅童、吉田鋼太郎、監督の白石和彌、前作の原作者・柚月裕子が登壇。まずはシリーズのファンであるケンドーコバヤシのMCのもと、キャストたちがトークを繰り広げた。

前作に引き続き日岡を演じた松坂は、キャラクターの変貌ぶりを「3年の月日が経った設定ですが、実際に撮影も前作から3年経っていて。3年分の溜まった思いをぶつけたいなと思いました」と語る。「こんなに攻めてばかりの役は今までなかった」と明かした鈴木は、ケンドーコバヤシから劇中でのあまりの迫力を恐れられると「監督の指示です!」と主張した。

尾谷組若頭役の斎藤は、鈴木の演技について「アベンジャーズのサノスレベルのヴィラン感。日本映画じゃ観たことない……トム・ハーディかと思いました」と話し、松坂と鈴木の対決シーンを「日本映画史に残る」と絶賛。尾谷組構成員役の早乙女は、広島での撮影中、オフの鈴木が見学に来ていたことを回想し「ジャージにマスク姿で、ヤバいやつが絡みに来たんじゃないかと思ってすごく怖かった」と笑いを誘う。仁正会会長役の吉田は、オファーを受けた際、役所広司が前作で演じた大上役だと思ったそうで「そんなわけないんですけど、あまりにも興奮して(笑)。役所さんが(前作の劇中で)死んだから、俺が次か!と」とジョークを飛ばした。

日岡と対立する広島県警本部の嵯峨役で続投した滝藤は「前作でこてんぱんにやられたので、3年間(日岡と再会する)この日を待ってたんですよ。最初に見たときどんな感情が湧くのか楽しみだったんですけど、初恋の人に会ったような気持ちになっちゃった。会いたかったよって(笑)」と、現場で松坂に会った際の気持ちを吐露。前作に続き記者・高坂を演じた中村は「クランクイン日に鈴木亮平さんと同じシーンをやらせていただいたんですが、すごく怖くて、僕はずっと足が震えてました」と大げさに話し、鈴木から「全然そんなことなかったですよ、いきいきしてました!」と訂正された。

日岡を慕うチンタ役の村上は、姉・真緒役の西野にビンタされたシーンのことを「あれは完璧に150%くらいの力で来てましたね」と回想。すると西野は「はい、200%くらいで(笑)。一生懸命、自分の出せる力は全部そこに使いました」とけなげに答える。さらに村上は、鈴木に蹴られるシーンについて「(骨が)折れました、しばらく立てなかったです!」と冗談を交えて振り返り、鈴木から「今日、全員で僕をイメージダウンさせようとしてません?(笑)」と言われてしまう。そんな鈴木は「自分が思う力と、他人が感じる力が違うみたいで……自分はすごく抜いたのに、そんなに強かったかなと」と告白し、ケンドーコバヤシから「悲しいモンスターみたい」と慰められる。しかし鈴木は最後に「滝藤さんからの蹴りは、僕が受けた蹴り史上一番痛かったです」と告発した。

イベント終盤には、白石と柚月もステージへ。オリジナルストーリーである新作の感想を、柚月は「前作は観終ったあとに腰が抜けて放心状態になりましたが、今回は拳を握りしめて叫びたくなるような興奮を覚えました」と述べる。白石は、前作と今作の演出を比較し「前回は『みんなどんどんもっと暴れてくれ!』と演出しましたが、今回はみんなが勝手に暴れ倒していたので『もうちょっと落ち着こう』という感じ。その熱量が画面に全部詰め込まれています」とアピールした。

最後に松坂は「観終わったあとにエネルギーをもらえる作品になっていると思います。なかなか楽しいことが続かない世の中で、この作品を観て、たくさんの元気をもらって帰ってください」とファンにメッセージを送った。

「孤狼の血 LEVEL2」は8月20日に全国公開。

※「孤狼の血 LEVEL2」はR15+指定作品

(c)2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会

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