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『あなたの番です』明かされた5年前の“笑う死体”事件 現時点での黒幕有力候補は3人に!?

リアルサウンド

19/8/26(月) 11:30

 5年前の大雨の日に、高知県のとある町で起きた少女殺害事件。その被害者の父親である南(田中哲司)は、迷宮入りしようとしていた事件の真相を暴くために情報収集に明け暮れた。そして、娘と同じように笑って死んでいる死体が発見されたことを知り、“キウンクエ蔵前”へとたどり着いたのだと翔太(田中圭)に明かす。それはつまり、5年前の事件と一連の“笑う死体”の事件が同一犯による可能性が高いということになる。

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 しかしながら、その当時高知県にいた田宮(生瀬勝久)は大雨の日には自身の勤める銀行を避難場所として解放するための陣頭指揮を執っていたことがわかり、またその町の出身の沙和(西野七瀬)にも両親の証言によるアリバイが。さらには内山(大内田悠平)もその日は広島に行っていたことが判明し、南の見立ては振り出しに戻ることに。日本テレビ系列日曜ドラマ『あなたの番です 反撃編』は25日の放送で第18話を迎えた。全20話とアナウンスされているので、残すところ今回を含めて3回。けれども一向に、全容が解明される兆しが見えておらず、ネット上では考察合戦が加速していく一方だ。

 とはいえ今回のエピソードは、かなり的を絞った構成がされていた印象を受ける。前半の段階で南の過去が明らかにされることで、途中参加ながら怪しげな人物として描かれていた南が“シロ”であることがわかり、また中盤で木下(山田真歩)と蓬田(前原滉)が501号室に忍び込むくだりによって、初回から最も怪しい住人の1人だった佐野(安藤政信)が一連のあらゆる事件に何も関与していないことがほぼ確定的になるといったように、徐々に黒幕が誰なのかに近付くことを想定したような描き方がなされていた。

 そうした展開の中で、“怪しさ”が加速して現時点での有力候補にあがる人物は3人。薬を盛られた二階堂(横浜流星)が、内山の動画の撮影場所と同じカーテンが部屋に掛けられていることに気が付いた尾野(奈緒)は、改めて記述するまでもない異様な行動の数々も相まってその筆頭候補といえよう。二階堂を助け出そうと尾野の部屋に(ついに)踏み込んだ翔太は、戸棚から落ちた小物入れの中に菜奈の服のボタンがあることを見つける(これは第12話で留守中に翔太の部屋に忍び込んでいた時に持ち出されたものだ)。そして、そんな尾野に緑色の液体を吹きかけられた沙和も、南の持っていた資料の数々をもとに二階堂のAIがマッチ率89%の高数値で犯人として目星が立てられるなど、変わらず有力候補の一角だ。

 さらに藤井(片桐仁)の家に完全に入り浸るようになり、記憶を取り戻した(と認めることにした)久住(袴田吉彦)に薬品を投与して歩道橋から突き落とす“アサシン”ぶりを見せつけた桜木(筧美和子)も充分すぎるほど怪しげな候補なのだが、一連の事件に5年前の事件が噛みあうのであれば辻褄を合わせるとなっても後出しにしかならず、黒幕という可能性は少々下がる。これは尾野も同様だ。だからと言ってこのまま沙和が黒幕となるのも、このドラマのこれまでの流れを汲めばあまりにもわかりやすすぎて、ミスリードにしか見えないというのが正直なところだ。

 いずれにしても今回のラストで「本音を現実に解き放つ」決心とともに警察に自首をした田宮が提出したメモリーカードが、終盤の大きなカギとなっているのは間違いないだろう。第3話で田宮がマンション中に設置したカメラの映像データであると思しきこのメモリーカード。6枚入るケースに5枚しか入っていない意味深なカットからも、残る1枚がどこかにあると考えられる(それはおそらく、翔太の部屋のジグソーパズルの裏なのだろうか)。 (文=久保田和馬)

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