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遠藤雄弥×津田寛治W主演作「ONODA」カンヌある視点部門のオープニング作品に

ナタリー

左から遠藤雄弥、津田寛治。

遠藤雄弥と津田寛治のダブル主演作「ONODA(原題)」が、第74回カンヌ国際映画祭ある視点部門のオープニング作品に決定したことがわかった。

本作は、実在の旧日本陸軍少尉・小野田寛郎を題材にした物語。太平洋戦争終結後も任務解除の命令を受けられないままフィリピンにて約30年を過ごし、1974年に日本に帰還したことで知られる彼の壮絶な日々が、史実をもとに描かれる。「汚れたダイヤモンド」のアルチュール・アラリが監督を務めた。

若き日の小野田を演じた遠藤は「共演者の皆様、アラリ監督をはじめ、スタッフ関係者の皆様に御祝いと感謝の気持ちをお伝えしたいと思います」と心境を明かす。歳を重ねた小野田に扮した津田は「自分の主演作がカンヌ国際映画祭で上映されるという夢が叶うことになり、感無量です。アルチュール・アラリ監督に出会えて本当に良かったです。若きフランスの映画監督が一人の日本兵に心動かされ、何年もの月日をかけて映画にしたこの作品に参加したことは、僕の人生において大きな事件でした」と喜びをつづった。

第74回カンヌ国際映画祭はフランス現地時間7月6日から17日にかけて開催され、「ONODA」の公式上映は現地時間7月7日に行われる予定だ。なお本作は今秋に全国ロードショー。

遠藤雄弥 コメント

この度、映画「ONODA(原題)」で小野田寛郎(青年期)役を演じさせていただいた、遠藤雄弥です。
まずは、共演者の皆様、アラリ監督をはじめ、スタッフ関係者の皆様に御祝いと感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
アラリ監督から撮影イン前に、これから始まる撮影はとても大きな冒険になる。
この大冒険を最後まで一緒に楽しみましょう!
というメールをいただきました。
まさに、その大冒険は映画そのものであり、人生そのものでした。
この作品を通して、少しでも皆様の心に響けば幸いです。
そして、皆様の健康と幸せを心から祈っております。
映画「ONODA(原題)」お楽しみ下さい。

津田寛治 コメント

自分の主演作がカンヌ国際映画祭で上映されるという夢が叶うことになり、感無量です。アルチュール・アラリ監督に出会えて本当に良かったです。若きフランスの映画監督が一人の日本兵に心動かされ、何年もの月日をかけて映画にしたこの作品に参加したことは、僕の人生において大きな事件でした。日常と非日常に境はない、だからこそ夢は実現するんだということを、南国のジャングルの現場にて学べたのです。
アラリ監督、そして小野田少尉、素敵な現実をありがとう!

(c)bathysphere - To Be Continued - Ascent film - Chipangu - Frakas Productions - Pandora Film Produktion - Arte France Cinema

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