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ポーランド映画祭でクシシュトフ・キェシロフスキ「ふたりのベロニカ」4K版など上映

ナタリー

「ポーランド映画祭2021」メインビジュアル

「ポーランド映画祭2021」が11月20日、21日、23日、27日、28日に東京・東京都写真美術館ホールで開催される。

映画祭では、生誕80年を迎えたクシシュトフ・キェシロフスキ監督作「ふたりのベロニカ」の4Kデジタルリマスター版や、短編ドキュメンタリー3本を上映。キェシロフスキにオマージュを捧げた「トーキング・ヘッズ2021」もスクリーンにかけられる。

また、アンジェイ・ワイダの映画人生と演出の秘密を明かすドキュメンタリー「アンジェイ・ワイダ 私のインスピレーション」や、誤ってターゲットとは別の人物を殺害してしまったテロリストの運命を描く「灰とダイヤモンド」もラインナップに並んだ。

アンコール上映作品は、アンジェイ・ヤキモフスキによる、盲目の教師と引きこもりがちな教え子の恋愛劇「イマジン」。「ポーリッシュ・シネマ・ナウ!」として、出稼ぎに出ていた父の遺体を引き取りにいく少女の物語「私は決して泣かない」が選ばれている。

監修を担当するイエジー・スコリモフスキは「今年で10周年を迎えるポーランド映画祭。2012年の第1回から関わってきた私にとって、とても感慨深いものがあります」「コロナ禍の影響で昨年に引き続き我が国からのゲスト参加は中止になってしまいました。ただ作品自体の魅力がそれによって減ずるわけではありません。こんな今だからこそ芸術の力が必要になります」とコメントを寄せた。

ポーランド映画祭2021

2021年11月20日(土)、21日(日)、23日(火・祝)、27日(土)、28日(日)
東京都 東京都写真美術館ホール

クシシュトフ・キェシロフスキ監督生誕80年記念

「ふたりのベロニカ 4Kデジタルリマスター版」

キェシロフスキ短編3作品プログラム+「トーキング・ヘッズ2021」

「ある夜警の視点から」
「異なる年齢の7人の女性」
「トーキング・ヘッズ」
「トーキング・ヘッズ2021」

アンコール上映

「イマジン」

スタニスワフ・レム生誕100年記念上映

「ソラリスの著者」

アンジェイ・ワイダ没後5年

「アンジェイ・ワイダ 私のインスピレーション」
「灰とダイヤモンド」

ポーリッシュ・シネマ・ナウ!

「私は決して泣かない」

イエジー・スコリモフスキ コメント

今年で10周年を迎えるポーランド映画祭。2012年の第1回から関わってきた私にとって、とても感慨深いものがあります。そんな記念すべき年でありながら、コロナ禍の影響で昨年に引き続き我が国からのゲスト参加は中止になってしまいました。ただ作品自体の魅力がそれによって減ずるわけではありません。こんな今だからこそ芸術の力が必要になります。多種多様なポーランド映画を存分にお楽しみください。そして来年こそはお会いできることを楽しみにしています。

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