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年末年始特別企画 第40回

水先案内人 佐々木俊尚が選んだ2019年のベストムービー

 

①『ジョーカー』 (10/4公開) 

         
 
 

②『永遠の門 ゴッホの見た未来』 (11/8公開) 

         
 
 

③『解放区』 (10/18公開) 

         
 

『ジョーカー』は深刻になってきている現代の分断と「見えない弱者」問題を見事に暴き切っており、これが日本でも大ヒットしているということがひとつの社会現象として分析されるべき課題になっていると思う。『永遠の門 ゴッホの見た未来』は不世出の画家の人生を恵まれず不幸だったと描くのではなく、風景をスケッチしている時に彼がどれほどの多幸感を感じていたのかという視点から描写しており、私たちがこの時代をどう生きるかという新鮮な地平を見せてくれる。『解放区』は、近年行き詰まっているジャーナリズムの先にあるべき可能性を当事者性のテーマで鋭い視点で切り取り、個人的には今年最も感銘を受けた作品となった。

『ジョーカー』(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C)DC Comics
『永遠の門 ゴッホの見た未来』
『解放区』(C)『解放区』上映委員会 (C)Walk Home Productions LLC 2018

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