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注目仏アーティスト、カミーユ・アンロの日本初となる大規模個展が開催中

ぴあ

19/10/20(日) 0:00

〈革命家でありながら、花を愛することは可能か〉2011- ギャラリー・カメル・メヌールでの展示風景(2012) photo: Fabrice Seixas / courtesy the artist and galerie kamel mennour (Paris/London) Metro Pictures (New York) KÖNIG GALERIE (Berlin) (c) ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo 2019

フランスを代表する現代アーティスト、カミーユ・アンロの個展『カミーユ・アンロ 蛇を踏む』が、東京オペラシティ アートギャラリーにて10月16日(水)に開幕。12月15日(日)まで開催されている。

1978年フランス生まれのカミーユ・アンロは、文学、哲学、美術史、天文学、人類学、博物学など多岐にわたる膨大な「知」からインスピレーションを得て、映像、彫刻、ドローイング、インスタレーションなどさまざまなメディアを駆使した作品を生み出すアーティスト。

映像作品《偉大なる疲労》で2013年第55回ヴェネチア・ビエンナーレの銀獅子賞を受賞したことで国際的に知られることとなり、2017年にはパリの「パレ・ド・トーキョー/現代創造サイト」にて、全権委任・自由裁量の個展開催の権利を与えられた史上3人目の作家となるなど、現代美術家として大いに注目を集めている。

日本ではこれまで映像を中心に紹介されてきたアンロだが、本展では大型のインスタレーション作品を含め、作家のこれまでと現在を初めて総合的に展示する機会となる。

会場には、『チャタレー夫人の恋人』『源氏物語』といった著名文学をもとに制作された前衛的ないけばな作品をはじめ、活動初期から描き続けているドローイング、国立スミソニアン博物館で特別研究員として行った膨大なアーカイヴの調査にもとづいて制作された映像作品《偉大なる疲労》、アフリカ・ドゴン族の創世神話に関する著作とドイツの哲学者ライプニッツの原理を端緒に、宇宙の成り立ちや人間の生、世界の秩序と多義性を、空間全体を使って考察・構成した重層的なインスタレーション《青い狐》などが並ぶ。

アンロのあくなき知の冒険から生み出される自由で豊かな思考や感性、そしてその創造力を目の当たりにできる大規模個展。この機会にぜひ堪能してほしい。

【開催情報】

『カミーユ・アンロ 蛇を踏む』
12月15日(日)まで東京オペラシティ アートギャラリーにて開催

【関連リンク】東京オペラシティ アートギャラリー

ペーテル・パウル・ルーベンスと工房《ペルセウスとアンドロメダ》1622年以降
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