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森崎ウィン Aiming To Overseas

初めての有観客ライブを終えて みんながいてくれて本当に幸せ!

月2回連載

第61回

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こんにちは。森崎ウィンです。

まずはこのあいだの『MORISAKI WIN FIRST FLIGHT』にご来場いただきましたみなさん、本当にありがとうございました!

MORISAKI WINとしては初めての有観客ワンマンライブ。もうね、始まる直前まではすっごい緊張していました(笑)。もうガッチガチ。でも不思議なんだけど、ステージに出ていった瞬間、急に気持ちが落ち着いて。視界がクリアになったというか、あとは今までやってきたことをやるだけだって思考がシンプルになって。いい意味で平常心を持ちながらライブができました。

みんなはどうでしたか? 僕自身の感想はというと……最高でした!(笑)。

本来は5月にやるはずだったのが、こうして9月に延期になったわけだけど、終わってみたらこれで良かったんじゃないかなという気持ちもあって。時間ができた分、より準備に力を入れられたし、僕もその間に『ジェイミー』があったおかげで、生の舞台に立つ感覚を取り戻すことができた。いろんな環境が整った上でやれたという意味では、結果的に今回がベストタイミングだった気がします。

バンドメンバーとのセッションも本当に気持ち良くて、やっぱり歌うって楽しいなと思ったし。スタッフのみなさんも素晴らしい方ばかりで、僕がやりたいことを大事にしてくれるし、僕の頭の中にあるイメージを汲み取った上で、最高のライティングや音を用意してくれた。

たとえば、『WonderLand』って出だしにダダダダって音があるじゃない? あそこでどうしても音とライティングを合わせたくて。それを本番当日のリハでお願いしたら、スタッフさんが時間のない中、バシッと合わせてくれて。おかげでカッコいいものになりました。何度も言っていることだけど、僕は本当に人に恵まれているなって、つくづくそう思います。

真面目な話、ライティング、むちゃくちゃ綺麗じゃなかった? この間、ライブ映像を見返していたんだけど、自分のライブなのに感動しちゃったもん(笑)。個人的に好きだったのが、『PARADE』の振り付けで僕がぽんって足で何かを蹴り上げる振りがあるんだけど、僕からは何も言っていないのに照明スタッフさんがライトでボールが飛んでいった感じにしてくれていて。こんな細かいところまでちゃんと合わせてくれていたんだって、なんか胸が熱くなりました。

僕としても、久しぶりにcrewのみんなの顔が見られて本当にうれしかった! ステージの上って、みんなが思っている上にみんなの顔がちゃんと見えるんですよ。前だけじゃなく、後ろの方までバッチリ見えてるからね! マスク越しだから表情まで全部わかるわけじゃないけど、それでもみんなの目がすごいキラキラしているのはステージの上からでもはっきり感じられた。こんなふうに待ってくれるcrewのみんながいる俺は幸せ者だなと思いました。

やっぱりお客さんがいるのといないのでは全然気持ちが違う。もちろん無観客のときも気持ちを込めてパフォーマンスはしたけど、なんだろう、そこに聴いてくれる人たちがいるだけで、自分が誰に歌を届けているのかがはっきりわかるというか。同じ歌を歌うにしても、届ける相手が明確な感じがするんですよね。その分、ぐっと気持ちも入る。

それに応えるように、声は出せないけど、その分、みんながノリノリで体を揺らしてくれているのも見えていたし。なんか自然と体が踊り出している感じに見えたんだよね。そうやって僕とみんなでコミュニケーションができるのが、ライブの醍醐味。やっぱりライブが好きだって心から思いました。

だから、まだ実現できるかどうかはわからないけど、来年はもっとライブをやりたい。これは完全に自分の頭の中で勝手に考えていることだけど、全国武者修行の旅とかやりたいんだよね。ハコは小さくていいから、全国のライブハウスをまわって、アコギ1本で歌ったりとか。今回はバンド隊も揃えて、すごく贅沢なステージに立たせてもらった分、次は自分の歌声だけでどこまでやれるか試してみたい。そうやってギターと歌声だけで勝負することで、もっと鍛えられるだろうし、経験を積める気がする。

応援してくれるみなさんのおかげで、僕はソロアーティストとしてすごく恵まれたスタートを切らせてもらったと思っています。でもだからこそ、もっと下積み的なことが必要なんじゃないかって気もして。そういうことを来年できたらいいな。

あとはフェスにも出たい! 僕のことを全然知らない人の前でパフォーマンスをして、その上でMORISAKI WINっていいよねって言ってもらえたら最高だよね。

やばい。想像したらめちゃくちゃワクワクしてきた(笑)。あ〜、早く次のステージに立ちたいです。

まずは12月の追加公演に向けて、また準備を進めていきます。今回見えた課題や反省もあるから、そこをみんなで話し合いつつ、今回以上のステージを届けられたらと思います。

世の中の状況がどうなっているかわからないけど、ぜひまた搭乗に来てほしいです!

森崎ウィンでした!

★編集部より★

森崎ウィンさんファンクラブのほうでは、今週はウラバナシを更新!ウィンさんが毎日どんな日々を過ごしていたのかが読めちゃいます!

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プロフィール

森崎ウィン

1990年生まれ、ミャンマー出身。小学校4年生の時に日本へ渡る。2008年よりダンスボーカルユニット・PRIZMAX(現、解散)のメインボーカルとして活躍した。俳優としても様々な映画、ドラマ、舞台に出演し、2014年には『シェリー』で映画初主演を務める。2018年、日緬共同制作映画『My Country My Home』に出演、そのスピンオフであるドラマ版『My Dream My Life』では主演を務め、現地のテレビ局mntvで冠番組「Win`s Shooow Time!」を持ち、様々な広告に出演するなどミャンマーで大ブレイク。スティーブン・スピルバーグ監督『レディ・プレイヤー1』のオーディションでメインキャストであるダイトウ/トシロウ役に抜擢され、ハリウッドデビューを果たした。近年の映画出演作に、『海獣の子供』『トゥレップ』『蜜蜂と遠雷』(19)、『キャッツ』(20)などがある。映画『蜜蜂と遠雷』で第43回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。またメ〜テレ制作の連続ドラマ『本気のしるし』(19)にて初の連ドラ主演を果たした。2020年は世界中で再演を重ねているミュージカルの金字塔「ウエスト・サイド・ストーリー」の日本キャスト版Season2(主演:トニー役)に出演。

撮影/古川義高、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/KEIKO、スタイリング/添田和宏、衣装協力/Tシャツ¥22,000/アトウ(シアン PR TEL:03-6662-5525)
中に着た半袖シャツ¥10,780/バンクス ジャーナル(ジャングルジャム TEL:03-6452-5282)
パンツ¥29,700/セラー ドアー(アントリム TEL:03-5466-1662)
メガネ¥44,000/アヤメ(グローブスペックス エージェント TEL:03-5459-8326)
その他本人私物

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