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『なつぞら』あまりにも切ない、清原果耶の過去の真相 奥原三兄妹が揃う未来はありえないのか?

リアルサウンド

19/7/5(金) 12:00

 なぜか再会目前にも関わらず、千遥(清原果耶)が姿を消してしまったことに落胆を隠せないなつ(広瀬すず)。そんな中、『なつぞら』(NHK総合)第83話ではなつと咲太郎(岡田将生)宛てに、千遥からの手紙が届く。

参考:千遥が描いた、なつと咲太郎の絵

 手紙の内容は千遥のこれまでの過去の告白だった。千遥は、置屋の女将・光山なほ子(原日出子)に養子として育てられ、良家の人との婚約の予定まで立っていたが、結婚するとなればこれまでの過去はなかったことにしなければならない。千遥が戦災孤児として生きてきたことがわかってしまうからだ。千遥自身は、これまで大事に育ててくれた母親のためにも結婚しようと思っており、その前に、もしなつ達が自分より不幸な生活を送っていたら支えていこうと、もし幸せならば会わずにこのまま別れようと考えていた。

 柴田家のあたたかい人柄と雰囲気に触れた千遥は、なつが幸せに暮らしてきたことを確認。過去への未練を断ち切るために、なつと咲太郎に会うことをやめて姿を消したのだった。会いたいけれど、会えない……そんな千遥のジレンマに、なつと咲太郎は悲嘆にくれるしかない。千遥の幸せを望むならば、もしかしたらこのまま会わないことが正解かもしれないのだ。

 千遥の胸中も、察するにあまりある。実の家族に会うか、会わないか……そんな選択肢ができてしまうのが戦争の悲哀だ。なつ、咲太郎、千遥3人ともそれぞれの過去を持つが、善良であたたかい人に育てられたことは非常に幸運で、ドラマには映らない、より過酷な環境下に置かれた戦災孤児も多くいたことは想像に難くない。

 手紙の最後には、千遥直筆の笑顔のなつと咲太郎の絵が。なつ、咲太郎、千遥が、父の血を受け継いだ“家族”ということは全員の絵の上手さが象徴している。いつか奥原三兄妹全員が、笑って一緒にいられる将来を願ってやまない。 (文=島田怜於)

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