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『ブックセラーズ』予告編公開 本の未来を語るブックセラーの姿や稀少本のオークションも

リアルサウンド

21/2/24(水) 8:00

 4月23日より公開されるドキュメンタリー『ブックセラーズ』の予告編が公開された。

 本作は、世界最大規模のニューヨークブックフェアの裏側から、“ブックセラーズ”の世界を紐解いていくドキュメンタリー。映画に登場するブックセラーは、ニューヨークの老舗書店の人々から、業界で名を知られたブックディーラー、希少本のコレクター、古書業界に新しい風をもたらす若手から伝説の人物まで。彼らは皆、本をビジネスとして扱うだけでなく、本への愛情に溢れている。中には「奇人」とも「物好き」とも言いたくなるユニークなキャラクターの持ち主もいる。時に感動を、時に笑いを与えてくれる彼らに迫る。

 辛辣でありながらユーモアあふれる語りで、映画の要所要所に登場するのは、NY派の作家、フラン・レボウィッツ。Netflixで配信が始まったばかりのマーティン・スコセッシの新作ドキュメンタリーシリーズ『都市を歩くように -フラン・レボウィッツの視点-』の主人公である。また、ビル・ゲイツによって史上最高額の2800万ドル(約28億円)で競り落とされた本『レオナルド・ダ・ヴィンチのレスター手稿』や、『若草物語』のルイーザ・メイ・オルコットが偽名で書いたパルプ小説、宝石が施された本、人間の皮膚で作られた本など、コレクターしか見ることのできないような希少本が多数紹介される。ドキュメンタリーで活躍してきたD・W・ヤングが監督を務め、『ヘンリー・フール』『コロンバス』のパーカー・ポージーが製作総指揮とナレーションを担当した。

映画『ブックセラーズ』予告編

 世界最大規模と言われるNYブックフェアの会場から始まる予告編では、軽快なジャズにのせて、飼い猫の前で「希少本を狩る」魅力を語るブックセラー、50年代には386店舗もあったというニューヨークの本屋街について話す有名書店の後継者、「上の世代は悲観的だけど、私は楽観的よ」と本の未来を語る若手のブックセラーらが登場。『グレート・ギャッビー』の初版本やビル・ゲイツが史上最高額の2800万ドルで競り落としたダ・ヴィンチの手稿のオークションシーンも映し出されている。予告編の最後は、Netflixで配信中のマーティン・スコセッシの新作ドキュメンタリーシリーズ『都市を歩くように -フラン・レボウィッツの視点-』の主人公でもあるレボウィッツの「本の上にグラスを置いたりしたら、私なら死刑よ!」という歯に衣着せぬ言葉で締め括られている。

■公開情報
『ブックセラーズ』
4月23日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、UPLINK吉祥寺ほか全国順次公開
監督・編集:D・W・ヤング
製作総指揮:パーカー・ポージー
配給:ムヴィオラ、ミモザフィルムズ
アメリカ映画/2019年/99分/字幕翻訳:斎藤敦子
公式サイト:http://moviola.jp/booksellers/

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