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川村壱馬×山田裕貴×前田公輝『HiGH&LOW THE WORST』鼎談 川村「夢が詰まった作品」

リアルサウンド

19/10/5(土) 12:00

 『HiGH&LOW THE WORST』が公開中だ。男たちの友情と熱き戦いをメディアミックスで描く『HiGH&LOW』シリーズと、不良漫画の金字塔『クローズ』『WORST』がクロスオーバーした同作は、川村壱馬をはじめとしたTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEのメンバーらが出演することでも注目を集め、映画に先がけて放送されたテレビドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』(日本テレビ系)も話題を呼んだ。

参考:リアルサウンドYouTubeではインタビュー特別編も収録

 リアルサウンド映画部では、新しく鬼邪高の全日制に転入した花岡楓士雄を演じた川村、シリーズでもおなじみの定時制の番長・村山良樹役の山田裕貴、全日制の派閥争いからは一線を画する轟洋介役の前田公輝にインタビュー。お互いの印象や、アクションシーン、現場の雰囲気についてまで話を聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

ーー3人それぞれ、役柄と似ていると思うところはありますか?

川村壱馬(以下、川村):楓士雄って、すごくストレートでまっすぐで嘘をつかない性格だと思っていて、表現の仕方は違えど共通するところがあるのかなと感じました。僕の場合も言いたいことは言いますし、曲がったところは許せない。楓士雄ほど明るくないですが……(笑)。そんな口数も多くないので。

山田裕貴(以下、山田):(優しい口調で)じゃあ、どんな感じでしゃべりかけたらいい?

川村:でも、懐くときは懐きますよ。

山田:懐かれなかったらどうしよう(笑)。僕と村山は、あまり小さいことを気にしない性格や「普通でいたくない」という気持ちは似てると思います。この役を4年もやらせてもらってたから、僕が寄っていったのか、村山がちゃんと育って僕に寄ってきたのかわからないんですが。

前田公輝(以下、前田):僕自身はけっこうおしゃべりで、轟は、言葉数が少ないんですが、頭で考えてから行動するという部分は共通している部分しれません。

ーー山田さんと前田さんは、今まで出てきた『HiGH&LOW』シリーズと『クローズ』『WORST』がクロスオーバーすることについてどう思いましたか? また川村さんはそこに飛び込んでいく心境はいかがでしたか?

前田:僕はもともと『クローズ』は劇場で見ていたんです。映画館に学ランで行って、最初は普通の状態だったのに、見終わって出てくる時には腰パンになっているタイプでした(笑)。

山田:かわいい……。

前田:男4人のグループで観に行ったんですけど、みんなそうなってましたね。

山田:ちょっとゆれながら歩いたり?(笑)。

前田:低めの声で「楽しかったね」とか言い合って(笑)。それくらい好きだったので、その世界観に自分が入れるか不安もありましたが、轟としてまた出演が決まったのもうれしかったし、自分が青春時代にスクリーンで観ていた鳳仙学園と戦える興奮がありました。

山田:僕も『クローズ』や『WORST』は、漫画もDVDも買っていて、友達と観た後に、河原に行って、アクションの真似もしてました。

前田:俺らだけじゃなくて、みんなそうだったよね。

山田:『HiGH&LOW』のことを愛してるし、『クローズ』や『WORST』も大好きだったから、この話が決まったときは、どっちのいいところも無くならないでほしい、相殺しないでほしいって思ったんです。出来上がったものを観たら、まだこれから先もありそうな可能性をたくさん感じました。

川村:僕も原作が大好きですし、映画も観ていました。中学の頃、親とか友達にも、「自分はぜったいクローズでるから」って本気で言っていて。『HiGH&LOW』に関しては、プロジェクトが始まった頃、会社に紙が貼ってあって、それを見たときから気になって、スタッフさんにもHIROさんにも、この作品に関わりたいですってずっと言い続けてきました。

前田:全部有言実行してるじゃん! めちゃめちゃかっこいい!

川村:だから、『HiGH&LOW THE WORST』は、自分にとっても夢が詰まった作品なので、「絶対やってやる!」って感じでした。

ーー『HiGH&LOW』にも『クローズ』『WORST』にもたくさんのキャラクターが出てきますが、今回の『HiGH&LOW THE WORST』で、誰が一番強いと思いますか?

山田:僕は、不思議なことに、あんまり誰が強いとか気にならなくなってる状態なんです。それは村山という役自身もそうだからかもしれないですね。

前田:結局、村山が一番強いんですよ。轟は全日制を力だけでねじ伏せるような部分がありますが、村山には無い。山田くんは、村山という役を演じてきたからこその目線なのかもしれないですね。

山田:でも、コブラ(岩田剛典)には負けてるけどね。

前田:そうね。『HiGH&LOW~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』(2015年から2016年にかけて、日本テレビ系列にて放送されてきた、『HiGH&LOW』シリーズのドラマ)になると、九龍グループもいるから……。

山田:九鬼源治(小林直己)なんて、バイク斬る勢いだからね。

前田:そうそうそう!  一回ちょっと話し合いません? ってなるよね(笑)。

山田:やっぱり九龍グループは飛びぬけてるし、MUGENの人たちも別格ですね。『クローズ』のリンダマンも。

川村:僕も、誰が強いか分からないですね。楓士雄になって考えてみると、100発の伝統行事、受けてみたいですね(※鬼邪高校では、100発の拳を受け止める耐久力と100人を一度に相手する強靭な体力と何者にも押し潰されない精神力を示した者が鬼邪高校の番長になる「荒行」と呼ばれるルールがあり、村山が荒行に耐え続け、史上初の番長となった)。

山田:見てみたい! 村山は荒行の後、100人倒してるからね。

前田:今度は101発でやってほしいね。

川村:それはすごいですね!

ーー山田さんと前田さんは、今回、川村さんたち新しいキャストが入ってきて、現場で違う感覚を覚えることはありましたか?

前田:ドラマではそれぞれ目指すものが違うけれど、映画では同じ志なので、そこまで以前との違いは感じなかったです。世代が違う人たちがいても、合間になぞなぞをして盛り上がったりしたし(笑)。川村君たちがギャップを感じないように、なにかしらできたらとは思ってました。

山田:がんばってたんだね。

前田:若い子はみんな勢いがあるので、僕らがそのエネルギーを吸収させてもらいましたね。

山田:僕はあまり川村君たち新しいキャストと関わるシーンが少なくて、傍から見てたんですよ。今回は、公輝が空気を作ろうとして、撮影の合間にも全日制をまとめるために遊んだりしていて、見ていてうれしかったです。

前田:みんなが気を遣ってくれてたんだよね。

山田:そんなことないと思うよ! 公輝が率先してる感じがして、「うわ、素敵! こういうのが作品作りだよな」って思ったもん。壱馬くんに関しては、壱馬くんが演じる楓士雄に村山をちょっと感じるんですよ。明るくて仲間がついてくるところが似ているなって。やっぱり「頭」ってこうじゃなきゃなと思いながら、壱馬くんを見ていました。

ーー川村さんは、憧れだった作品の現場に入ってみてどうでしたか?

川村:まず、セットの豪華さにびっくりしました。今までの『HiGH&LOW』の現場の雰囲気については、スタッフさんや先輩から聞いていたんですが、緊張感はありながらも、すごく楽しい雰囲気で、入ってみて改めてあったかい現場だと思いましたね。入る前は、初めてだし、こてんぱんにやられるかなと思っていたんです(笑)。でも、監督さんやチームのみんなが寄り添ってくださって。これからもっと挑戦して、外の現場でこてんぱんにやられなきゃとも思います。

ーー本作は、『HiGH&LOW』シリーズと、不良漫画の金字塔『クローズ』『WORST』のクロスオーバーということで、アクションシーンも数多くあります。

前田:僕は、初めてワイヤーアクションに挑戦したんですが、ワイヤーを使うと、体に力が入らなくて、重さを感じないんです。そんな状況でアクションをするのが初めてで、印象的でしたね。

山田:僕は、『HiGH&LOW』の中でかなりアクションをやってるんじゃないかという自負がありまして。この作品のおかげでアクションが得意って言えるようになったので、感謝していますね。

川村:普段からダンスもやってるし、空手も11年やってきたんですが、アクションはその体の使い方とは全く違ったのですごい大変でしたね。「空手だったら、最短で相手に突くのに!」って。

山田:真逆だよね。アクションは大きくやらないといけないもんね。

ーー改めて、本作の見どころを教えてください。

山田:それぞれが、それぞれのスタイルで戦っているのを観るのも面白いと思います。公輝だったら手数が多めで、見切るのも多めで、楓士雄だったら強気の姿勢だったり、その違いもポイントだと思います。なんと言っても僕は、予告でも使ってもらった、ボンネットに寝っ転がりながら「鬼邪高の祭りは村山通せや」っていうシーンを観て欲しいです。それで、林遣都くん(『HiGH&LOW』シリーズに出演)に電話して、監督にもカットしてもいいんでやっていいですかって言ってやったので、すごくうれしかったんです。それと、やっぱり新しい鬼邪高校を応援してほしいですね。

前田:ドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』では、鬼邪高校の中だけの話なんですが、本作ではそこから外に出ていくことで全日制の色がまとまるんです。そのことで出る新しい鬼邪高校の魅力を観てほしいですね。

川村:楓士雄は、村山さんに対して憧れがありつつ超えたいと思っていたり、幼馴染との絆も描かれているんですが、僕も楓士雄というキャラクターからいろんなことを学ばせてもらいました。そういう人間同士の大事な感情も描かれてるので、そういう部分も観てほしいです。

(取材・文=西森路代/写真=永田大祐)

※高橋ヒロシの「高」はハシゴダカが正式表記。

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