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日向坂46、なぜ全方位的に求められる存在に? テレビ番組など積極的起用の背景にある3つの要素

リアルサウンド

20/9/6(日) 6:00

 8月29日深夜に放送された『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)オープニングトークで、オードリーの2人が『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)で共演する日向坂46に触れる場面があった。

 若林正恭の「そういえばさ、日向坂ってさ、どこにでもいるな、今な」という一言から始まったそのトークは、若林が「確実にブームというか、バブルの感じもあるじゃん」と続け、春日俊彰も「バブルよ。だって、うちのクミさんも好きだからさ。日向坂で録画できるようにしてるのよ。リストで知らない『なんでこの番組録れてるの?』って時は、だいたい出てたりするのよ。Eテレのインターネット講座に松田この(好花)が出てたりして、いっぱいあるよ」とエピソードを乗せて返す。さらに、メンバーが表紙を飾るコンビニの雑誌棚、本屋に貼られたポスター、現在公開中の映画『3年目のデビュー』の等身大パネル、「カレーハウスCoCo壱番屋」とのキャンペーン、『どうぶつピース!!』(テレビ東京)と日向坂46のコラボ企画まで話は及んでいった。

 2人が言うように、以前にも増して日向坂46メンバーを見かける機会は確実に多くなった。先週は、『ZIP!』内のコーナー「流行ニュース キテルネ!」に、「アザトカワイイ」のフロントメンバーである佐々木美玲、金村美玖、齊藤京子、加藤史帆、小坂菜緒の5人が日替わりで出演。影山優佳は『FOOT×BRAIN』(テレビ東京)で語ったサッカー愛が大きな話題に。『有吉ぃぃeeeee!』(テレビ東京)での「フォートナイト」で見事ビクロイを決めた丹生明里は、有吉弘行にハマり『有吉ジャポンII ジロジロ有吉』(TBS)にも出演。キャプテンの佐々木久美は、夏の甲子園大会が中止になった高校球児に迫る『高校最後の夏だから 球児たちの晴れ舞台』(NHK総合)に出演する一方で、あらゆるコメントが求められるワイドショー『サンデー・ジャポン』(TBS)に登場するなど、幅広い活躍を見せている。

 ほかにも挙げだすときりがないが、現在、小坂が初の単独表紙を飾っている『Seventeen』や、ローソンで展開されている「日向坂46 アプリスタンプラリー」、昨年に引き続き応援マネージャーを務める『STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2020』、今年4月よりスタートしたラジオ番組『日向坂46の「ひ」』(文化放送)などが、今の日向坂46の勢いを示すバロメーターと言えるだろう。

 では、なぜ日向坂46は、様々な場面で起用されているのだろうか。それは第一にグループ名にも表されている彼女たちが発する明るいイメージ。デビュー曲「キュン」や最新曲「アザトカワイイ」に代表とされる突き抜けた愛らしく澄んだ印象は、誰もが好感を抱くものだ。そこからの話題性はもちろんのことだが、彼女たちのお笑いのポテンシャル、積極性も多分にある。『日向坂で会いましょう』でオードリーに培われた対応力は、ほかの番組でも存分に発揮されており、けやき坂46時代からのひたむきな努力が今に活かされている。また、『3年目のデビュー』でも描かれているように、彼女たちの感謝を忘れない姿勢も、番組スタッフが再度起用しよう、応援したいと思う最大の要素であろう。昨年の『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)のリハーサルを取材した際、横一列に並び、深々とお辞儀をするメンバーたちの姿も印象的だった。

 日向坂46としては、まだ2年目の彼女たち。3期生を筆頭にまだまだポテンシャルが引き出されていないメンバーも控えており、さらなる快進撃は続いていくことだろう。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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