細田守の最新作「竜とそばかすの姫」が歌声のエキストラを募集することがわかった。

本作は幼い頃に母親を交通事故で亡くし、歌うことができなくなった女子高生すずが主人公の長編アニメ。曲作りだけが生きる糧となっていたある日、すずは50億人以上が集うインターネット仮想世界「U」と出会う。歌姫の“ベル”として参加した彼女は、その歌声で注目される存在に。そんなすず / ベルの前に、竜の姿をした謎の存在が現れる。「アナと雪の女王」のジン・キムがベルのキャラクターデザインを手がけた。

このプロジェクトでは、劇中のある重要なシーンで実際に流れる歌声のエキストラシンガーを募集。参加者の歌声が世界中から集まった歌声とともに大合唱となり、ベルの歌に重なる場面になるという。特設ページでは募集する歌声のデモ音源として、ベルによる「ラララー」という約30秒のメロディも公開。応募はスマートフォンのボイスメモなどで録音した歌声をフォームよりアップロードし、スタジオ地図の公式Twitterアカウントをフォローのうえ、ハッシュタグ「#ベルと歌おう」を付けてツイートすれば完了となる。

企画を考案したのは、本作の音楽監督と音楽を担当する岩崎太整。「私たちの生きている現実がとても困難な状況に置かれた今、何かしらの形で世界中の人たちと繋がり、共に作品を作る道はないかと模索していく中で、この方法にたどり着きました。今回募集させていただく『歌声』は劇中のとても重要な場面で実際に使用されます。超巨大インターネット空間の仮想世界＜U＞の1人として、是非あなたも『歌声』で作品に参加してみてください。よろしくお願いします」と、プロジェクトの趣旨を語った。

「竜とそばかすの姫」は7月より全国ロードショー。

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