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乃木坂46 齋藤飛鳥&梅澤美波&山下美月が『バナナサンド』出演 先輩後輩関係を超える『映像研』トリオの絶妙なバランス

リアルサウンド

20/8/19(水) 12:00

 乃木坂46の齋藤飛鳥、梅澤美波、山下美月が、本日8月19日放送の『バナナサンド』(TBS系)に出演する。

 『バナナサンド』は、バナナマンとサンドウィッチマンがMCを務めるトークバラエティ番組。今年7月1日よりレギュラー放送を開始し、星野源からさまぁ~ず、数原龍友と関口メンディー(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、ヒロミなど、幅広いジャンルの豪華ゲストが出演している。中には、星野源を始めとしたバナナマンと親密な関係性のあるゲストも多く、今回の乃木坂46の3人もそれに数えられるだろう。

 齋藤、梅澤、山下の3人と言えば、9月25日より公開となる映画『映像研には手を出すな!』出演のトリオ。番組ではこれまでのゲスト同様、公式お兄ちゃんであるバナナマンが中心となり、3人を深堀りしていく展開となるはず。そこで注目されるのは、『映像研』トリオの関係性だ。

 齋藤は1期生の22歳、梅澤は3期生の21歳で齋藤と同学年、山下は3期生の21歳という先輩後輩にあたる。すでに番組詳細で明らかになっているのが、齋藤が相談する「後輩からナメられてる」という悩み。それはバナナマンもよく知る、“やり合う”齋藤と山下だ。

ドラマ『映像研には手を出すな!』最終回直前!リモート作戦会議
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 『映像研』の撮影が始まったのは、昨年の秋頃。映画公開に先駆けて今年4月から放送となったドラマ版には、山下演じる水崎ツバメが橋から川にダイブするシーンがある。過酷な撮影を成功させた山下に、齋藤は先輩の立場として木箱に入ったチョコレートをプレゼント。『乃木坂46時間TV』(ABEMA)でも、撮影中に齋藤が2人に見せたさりげない気遣い、先輩としての偉大な背中を山下と梅澤が熱弁している。そこで目に見えて距離が近くなっていったのが、齋藤と山下。『映像研』の撮影中も、ロケ地の茨城県の名物である干し芋を使っていじられた齋藤が「何年、先輩?」と山下を言い聞かせることもしばしばだった。

 そこから、3カ月間の撮影を経て、山下の齋藤への接し方は「心から尊敬する」「愛してやまない」と太鼓持ちを誇張させたようないじりに変化。山下の素の部分が出ている証拠なのだが、それを齋藤が呆れ顔であしらうというのがお決まりのパターンとなっている。齋藤と山下が中心となったミルクボーイ風の漫才や山下の写真集『忘れられない人』を齋藤がなんだかんだ褒めるという仲良しの関係性から、さらに山下は攻めにいく。

 それが、今年7月にオンエアされた『乃木坂工事中』(テレビ東京系)でのこと。番組内の企画「内輪ウケものまね大賞」で山下が「バナナマンの一言に、ビックリした時の齋藤飛鳥」と題したヘラヘラした態度の齋藤をものまねしたのだ。以前のリモート放送で、「バッグが欲しいです」と齋藤におねだりしている山下の姿を見ていたこともあり、バナナマン・設楽統は「ちょっとイジり始めてる」とコメント。齋藤も「私をバカにする節があるんです。『映像研』で共演してから『コイツいけんな』と思われて」と嬉しくも複雑な胸の内を明かしている。『バナナサンド』では、バナナマンとサンドウィッチマンが、若手時代にやっていたナメられ対策を伝授するというが、山下の齋藤への態度は変化するのだろうか。

 一方の梅澤は山下と一緒に齋藤をイジりにいくこともあるが、基本、従順に齋藤を慕っている様子。3期生の中ではMCやまとめ役になることが多い梅澤だが、齋藤は早くから「実はそんなにしっかりしていないところもいいですね」(参照:乃木坂46齋藤飛鳥「好きなメンバーは白石麻衣」発言を反省?「毎度、名前出してすいません」)と素のキャラクターを見抜いており、その一言で梅澤もスッと気持ちが楽になっていたようだ。

 梅澤は先日より1st写真集『夢の近く』の公式Instagramアカウントを開設。ストーリーズは梅澤本人が投稿しており、齋藤の誕生日8月10日には、「#齋藤飛鳥生誕祭」「改めて誕生日おめでとうございます 時折甘えてくる飛鳥さんがとても可愛く愛おしく感じます」という文章と一緒に、満面の笑顔で飛び跳ねる、なかなか見られないレアな齋藤の姿を公開していた。山下と梅澤とで、齋藤が絶妙に見せる表情が違うのも、『映像研』トリオの均衡が保たれているポイントに思える。

 ほとんど話したこともなかった3人が、先輩後輩という壁を飛び越え、ここまで仲良くなれたのは、3人がそれぞれ年が近いということもあるが、『映像研』という撮影期間を共に過ごしたのが一番の理由だろう。アンダーライブや舞台を通して絆が生まれることは多々あるが、『映像研』トリオの仲は乃木坂46でも稀有な例。今後、グループを牽引する存在の齋藤を、山下と梅澤がより近くで支えるためのタームであったとも言える。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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