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山崎賢人が主演作を語る「真冬でも“夏への扉”を探す物語」、清原果耶らと初日登壇

ナタリー

「夏への扉 ―キミのいる未来へ―」初日舞台挨拶の様子。左から高梨臨、夏菜、清原果耶、山崎賢人、藤木直人、眞島秀和、三木孝浩。

「夏への扉 ―キミのいる未来へ―」の初日舞台挨拶が本日6月25日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストの山崎賢人、清原果耶、藤木直人、夏菜、眞島秀和、高梨臨、監督を務めた三木孝浩が登壇した。

ロバート・A・ハインラインによる小説をもとにした本作は、30年の冷凍睡眠から目覚めた科学者・高倉宗一郎が大切な人を救うため奔走するさまを描くSFエンタテインメント。山崎が宗一郎、清原が宗一郎の恩人の娘・璃子、藤木が宗一郎に力を貸すヒューマノイドロボットを演じたほか、宗一郎の婚約者・白石鈴に夏菜、宗一郎の会社の共同経営者・松下和人に眞島、謎の鍵を握る男・佐藤太郎の妻・みどりに高梨が扮した。

映画に共感した部分を聞かれた山崎は「“あきらめなければ失敗じゃない”というメッセージ。この映画にとってすごく大事なものなんです」とコメント。宗一郎の役柄を振り返りながら「今起きてることに一生懸命にならないと、もしかしたら未来は変わらない。ある程度うまくいく予想ができていても気を抜いたり、サボったりしてはダメで。宗一郎のそういった一生懸命さに共感しながら演じていました」と語った。

続いて清原は「人の思いの強さは未来を動かす。まっすぐ、懸命にがんばっていると報われることもあると、映画を観ていて思いました」と感想を吐露。藤木も「時を超えた人の思いの強さ。特に璃子の思いの強さに心を打たれました」と魅力を述べる。一方、悪役として出演した夏菜が「私たち(の役)から学ぶことは何もないですよね……?」と、同じく悪役の眞島に尋ねると「まあまあまあ、僕はありますけどね」と意外な反応。眞島は「才能ある若者の足を引っ張るおじさんだけにはなるまい!という意味で」と和人の反面教師ぶりに言及し、笑いを誘った。高梨は2025年という近未来設定に触れ「今すでにあるものと未来のものの融合が絶妙で。本当に4年後こんな感じになってるかもしれないと思って観てました」と見どころを語る。

物語やLiSAによる主題歌「サプライズ」の歌詞にちなみ、理想の未来を聞かれたキャスト陣。山崎は「映画の未来がどうなってるのか気になりますね。IMAXとか4Dとか、いろいろあるじゃないですか。今後、どんな映画体験ができる未来になっていくのかワクワクしてます」と明かす。「映画の中に入る」「銃弾を食らった痛みはあるけど死なない」「アトラクションみたいに席が回る」など考えを巡らせつつ、「匂いもいいですね。土とか、オイルとか。いい匂いも臭い匂いも全部して」と妄想。夏菜からは「土の匂い、いる?」とツッコまれていた。

イベントでは、藤木に抱きかかえられ宗一郎の相棒猫ピートを演じたベーコンが登場。映画にはオーディションによって選ばれたベテラン俳優猫2匹が出演しており、ベーコンがアクション、パスタが寄りの表情を担当している。ふてぶてしい態度が魅力というベーコンとの久々の再会に、清原は「相変わらず、顔のじとーっとした感じがいいですよね」と喜ぶ。ベーコンと今日が初対面という眞島は「昔、ベーコンと同じキジトラの猫を飼ってたんです。もう大好き。会いたかった」と笑みをこぼした。

最後に山崎は「この映画は真冬でも“夏への扉”を探す物語。どんな逆境にいてもあきらめないで、前向きに進んでいくというメッセージがすごい好きで。自分の信じた道をとにかくまっすぐ進んでいたら、いろんな人が助けてくれたり、支えてくれたり。それは映画作りにも通じること。いろんな人の力で1つの映画は完成する。がんばった先に最高のサプライズがあると思うので、皆さんにもそんなサプライズが来る日を願っています」と呼びかけ、イベントを締めくくった。

※山崎賢人の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

(c)2021「夏への扉」製作委員会

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