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フッド:ザ・ビギニング

19/10/14(月)

ざっと思い浮かぶだけでも、映画のロビン・フッドといえばショーン・コネリー、ケヴィン・コスナー、ラッセル・クロウが代表格か。どのロビンも深刻なバックグラウンドを抱え、物語は中世を舞台に繰り広げられる重厚史劇の趣が、極めて強かった。が、どうだ、この『フッド:ザ・ビギニング』のタロン・エガートン扮するロビンは。やんちゃで屈託も悩みさえなく、彼こそは映画史上最も若くて快活なノッテンガムの義賊なのだ。 映画の冒頭、こんなナレーションが入る。「あれは何年のことだったか、はっきり思い出せない。歴史の話をしても君は退屈だろう」と。そう、この映画は堅苦しい時代考証などうっちゃって、まったく新しい、もはや発明とさえ呼びたくなるアーチェリー・アクションを次から次に見せてくれる。 昔のロビンたちは時に弓を剣に持ち替えて闘ったが、このタロン・ロビンは弓矢を片時も手放さない。ガトリングガン風連射式クロスボウやバズーカ砲風散弾式ボウガンから発射される強力無慈悲な弓矢の束VS早打ちロビンの闘いが呆れるほど凄い。目視できない弾丸と異なり、一直線に飛んでくる弓矢が怖い。 馬車の追撃戦が『ベンハー』の戦車競技を下敷きにしているのはともかく、鋼鉄のマスクと鎧で武装した敵兵の一団がファースト・オーダーの歩兵のようだったり、枢機卿の歓迎レセプションがタフィ・ルイスのバーそっくりに見えてしまうのは、私だけだろうか。発想が自由奔放かつ縦横無尽で、最後まで飽きさせないオススメの娯楽大作である。

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