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辰巳ゆうと×歌広場淳 特別対談:演歌とヴィジュアル系に関する本音トーク 表現の仕方に共通点も発見?

リアルサウンド

19/12/26(木) 12:00

 希代のイケメンハンターのハートを撃ち抜いたのは、若き大学生演歌歌手だった--。エアーバンドでお馴染みゴールデンボンバーの歌広場淳と、演歌界の期待を一身に担う21歳の辰巳ゆうと。異色の出会いは、ジャンルを超えてどこまでも、互いのルーツや嗜好、演歌とヴィジュアル系の共通点、そして辰巳ゆうとが12月25日にリリースした『辰巳ゆうとファーストアルバム -力いっぱい、歌いました!-』について、同席のライターが合いの手を入れる暇もなく盛り上がった1時間。両者が本音をぶつけあう、奇跡のクロストークをご堪能あれ。

■歌広場淳がズバリ聞く、演歌の魅力とは?
歌広場淳(以下、歌広場):僕はイケメンが好きなので、普段からアンテナを張るようにしているんですけど、自分の好きなものにしか目を向けていなかったことを辰巳さんに気付かされたんですよ。つまり演歌というジャンルをよく知らないまま、歌番組で共演(NHK総合『うたコン』)させていただいたことをきっかけに辰巳さんを知って、「この人は凄いぞ」と思った。そこからいろいろ調べて、『めざましテレビ』(フジテレビ系)で毎月1回担当している「イケメン手帳」のコーナーで、僕が一方的に名前を挙げさせていただいたんです。ちなみに、ゴールデンボンバーのことはご存じでした?

辰巳ゆうと(以下、辰巳):もちろんですよ! 中学生の頃に「女々しくて」が大ヒットして、カラオケに行くと絶対に誰かが歌うし、今でもみんなで盛り上がって歌います。今日、ご一緒させていただくのがすごく楽しみでした。「テレビで見てた人だ!」という感じです。

歌広場:僕は、辰巳さんに聞きたいことがたくさんあるんです。ベタなところからスタートすると、なぜ演歌歌手になられたんですか?

辰巳:じいちゃんとばあちゃんが演歌が大好きで、おむつをしてる頃からカラオケ喫茶に連れて行かれて、3歳ぐらいの頃から自分もマイクを持って歌っていたんです。その頃から演歌を聴いていて、自然に演歌歌手になりたいと思って今に至ります。

歌広場:周りの環境の影響で、演歌以外を知らずに来てしまったと。

辰巳:そうですね。保育園の頃とか、同級生はみんな演歌を聴くものだと思ってました。

歌広場:それがどのタイミングで、「あれ? もしかしてみんなは演歌を聴かない?」と思ったんですか。

辰巳:小学生の時に、自分が普通に演歌の話を友達にしても、誰にも共感してもらえず、初めて「みんなは演歌を聴いていないんだ」ということを知りました。

歌広場:僕も子どもの頃から「どうやら僕は人と違うようだ」と思っていたんです。幼少の頃から、周りの子が短パンを履いている中、僕は長ズボンに飾りが付いていたり、ボタンがいっぱい付いているほうが嬉しかった。僕は小さい頃兵庫に住んでいて、電車に乗るたびに宝塚歌劇のポスターを無意識にずっと見ていたので、キラキラしたものが好きだという感覚を植え付けられたみたいなんですね。それが音楽にも繋がって、スピッツさんやミスチルさん(Mr.Children)が流行っている時に、MALICE MIZERさんやSHAZNAさんなどヴィジュアル系を自然に目で追うようになっていたんです。

辰巳:そうなんですか。

歌広場:今回の対談のお話をいただいた時に、お互いに小さな頃から好きな曲が全然違って、お互いに全く知らないジャンルの2人が話すのは面白いことがあるんじゃないかと考えていました。辰巳さんは、「演歌って何ですか?」と聞かれたら、何と答えますか?

辰巳:「これが演歌だ」という正解はないんじゃないかと思います。でも、歌い方だとコブシ回しに特徴があったり、歌詞の内容が日本の風景や日本人の心を歌うジャンルなのかなと思います。

歌広場:ヴィジュアル系も、それっぽくメイクをすればヴィジュアル系に括れるけれど、厳密にはよくわからないんですよね。辰巳さんとお会いするにあたって、演歌のことを調べてみたんです。今「コブシ回し」とおっしゃいましたけど、僕はコブシって、力を入れてコブシを握るように、情感たっぷりに歌うことだと思っていたんですよ。でも調べてみたら、小さな節と書いて小節(こぶし)だという、そんなことすら知らなかった。演歌は、“好きな人には当たり前のことだけど、知らない人は全く知らない”ということが多いジャンルだと思いました、その点がヴィジュアル系にも共通している部分かもしれません。

辰巳:確かに、僕もヴィジュアル系の言葉などはわからないことが多いと思います。

歌広場:「咲く」とか言われても、意味わかんないですもんね(笑)。辰巳さんは、小さな頃から演歌を歌ってきて、同年代とは話が合わないということがずっと続いてきたんですよね。

辰巳:そうですね。なので、同年代の前では(演歌について)話さなかったです。特に思春期の時は恥ずかしくて……人と違うことをしているとバレたくなかったし、聞かれたくもないし、小中学校の時は周りに何も言わなかったです。

歌広場:それでも演歌が好きで、その道を歩み続けて、演歌歌手になったきっかけというのは?

辰巳:中学1年生の時に、今の事務所のカラオケ大会に出場して、そこで声をかけていただいたんですけど、それがなかったら歌は辞めていたと思います。それがあったから、もしかしたら自分の夢が叶うかもしれないと思ったし、このまま続けていればいいことが起きるかもしれないと思って、レッスンを受けていました。

歌広場:当時、一番好きだった演歌歌手はどなたですか。

辰巳:僕は当時からずっと氷川きよしさんに憧れています。氷川さんがデビューされたのは僕が2、3歳の頃で、小学校に上がる前からコンサートを観に行っていました。当時、演歌シーンにおいて、氷川さんの存在が僕にとってすごく衝撃的でした。大御所の先輩ばかりをテレビで見ていましたが、氷川さんが現れてからはお兄ちゃんを見ているような感覚で当時の自分も見ていたと思います。

歌広場:僕は、まず辰巳さんを見て、第一印象がイケメンというところから始まって、後から歌を聴いた時に「うまっ!」と思いました。失礼な言い方ですが、辰巳さんご本人にまずとても興味があるんです。なのでたくさん質問してしまってますが……演歌歌手以外で影響を受けた人はいますか?

辰巳:ありがとうございます(笑)。演歌以外で言うと……ゴールデンボンバーさんには勝手に影響を受けています。これ、本当なんです。

歌広場:えー!?

辰巳:「今日は何をしてくれるんだろう?」という期待を持つと、楽しい気持ちが倍増するじゃないですか。自分のステージを見に来てくださるお客様にもそう思ってもらいたいので、ゴールデンボンバーさんの動画を見て、参考にできることがないかな? と模索しています。

歌広場:参考になるかなあ……(笑)。ゴールデンボンバーの場合は、「本来、楽曲披露というのはこうやってやるものですよ」というものを崩すことが面白いんだと思うのですが、演歌は崩し方が難しいし、お約束が多いジャンルだなと感じることもあります。そろそろ話をディープな方向に持って行きますけど、僕は前から思っていたんです。なぜ僕は演歌を聴かないのか? と。これを言ったら、演歌が好きな方たちにものすごく批判を浴びるかもしれないんですが、演歌で歌われているものは、いまいち僕が共感しにくいものが多いなと思ったんです。もっと言うと、今の日本にはない感覚と言いますか、たとえば「旅の宿」という言葉が演歌に出て来るとして、僕は「旅の宿」と聞くとアパホテルしか浮かんでこない(笑)。でもたぶん、歌っている内容はそんな旅の宿じゃないですよね。

辰巳:違うと思います(笑)。

歌広場:あと、たとえば「手編みのマフラー」という歌詞があるとしても、感覚の変化が時代とともにあるためか、共感できない部分が多いんです。

辰巳:でも、僕も演歌を歌っていて、正直何を歌ったことなのかわからない歌詞もいっぱいあります。演歌には遠回しな言い方が多いイメージがあって、たとえば「おとこの純情」という僕の歌は、〈恋が破れりゃ誰でもつらい〉から始まるんですが、言葉の言い方が遠回しじゃないですか。

歌広場:簡単に言うと「フラれてきつい」ですかね(笑)。

辰巳:それを遠回しというか、日本人らしい言い方で描いているのが演歌なのかな? という気はします。

歌広場:なるほど。表現の奥ゆかしさが、わかりにくさに繋がっているところはあるのかもしれない。でも演歌は、それを歌詞とセットで楽しむものなんですよね。辰巳さんのように若い方が演歌を歌う時の、いい点と悪い点は何があると思いますか?

辰巳:若さのある歌声は今しか出せないので、それは自分の強みになっていると思います。パワフルなステージは、今の年齢だからこそできることですし。でも悪いことというか、まだまだだなと思うことは、やっぱり若い分、難しい歌詞の意味を表現するには、人生を積み重ねてきた先輩方には敵わないなと思うので、難しいと感じることがありますね。

歌広場:〈恋が破れりゃ〉って歌うけど、破れてなさそうだもの(笑)。

辰巳:演歌にはバッドエンドが多くて、ハッピーエンドの曲が少ないんです。それに、「恋人と別れてどこかへ一人旅に出ます」という内容の歌の移動手段は大体船なんです。飛行機はなかなか出てこないですね。

歌広場:そうそうそう!(笑)

辰巳:なぜか船に乗ったり、なぜか北に行きたがるんですよ(笑)。

歌広場:人間の本能的に、一人旅は寒いところに行くんですかね(笑)。でもそれがお約束になっているんですよね。

辰巳:その哀愁こそが演歌の魅力なんだろうなと思います。

■“V”と“E”の共通点や、学生生活と音楽活動の両立を語る

歌広場:あと、たとえばヴィジュアル系には“コテ系”というのがあるんです。黒いエナメルのボンテージ服に真っ黒な口紅とか、コテコテだからコテ系。それとオサレ系というのがあって、カジュアルでお洒落な感じ。そういう系統がいっぱいあって、歌の内容も系統によって違うんです。コテ系は絶望しか歌わないとか(笑)。演歌にも〇〇系みたいなものがあったりしますか。

辰巳:そんなにはっきり分かれてはいないですけど、歌う曲で言うと、僕は昔ながらのド演歌が多いのですが、純烈さんのように演歌に馴染みのない方でも聴きやすいムード歌謡に近い演歌を歌う方もいらっしゃいますね。言われてみると、若い方でアイドル系の方がいらっしゃったり、トークが面白かったり、昭和の雰囲気に溢れる演歌を歌っていたり、曲の中に語りが入ったり、いろんな路線があるのかなという気はします。

歌広場:演歌は演歌だと思っていたので、知らないこともたくさんあるんですね。もしかしたら「あなたに合う演歌もあると思いますよ」という切り口で、演歌を広める人があまりいないのかもしれないですね。僕はヴィジュアル系の音楽が好きなので、ソムリエ的にいろいろ紹介できると思うんですよ。演歌でも、「今失恋して切ないので、元気になれるような演歌はありますか」とか言ったら、「この曲はいかがですか」と紹介してくれる人がいたら、演歌を聴きたいと思う方がもっと増えるかもしれないですね。

辰巳:確かにそうですね。演歌が好きな方はいらっしゃっても、演歌ソムリエのように「演歌を広めたい」「紹介したい」という方は少ないかもしれないです。

歌広場:今、「演歌ソムリエ」という新しい用語が生まれましたね(笑)。では。アルバムのお話も聞かせてください。1stアルバムとなる『辰巳ゆうとファーストアルバム -力いっぱい、歌いました!-』は、演歌とポップスを2枚のCDに分けて収録しているんですよね。ポップス盤のほうで歌われている村下孝蔵さんの「初恋」は僕がとても好きな曲なんです。選曲はどのようにされたんですか。

辰巳:スタッフさんからたくさんアイデアをいただいて、その中から厳選していきました。オリジナルで新たに作っていただいた曲もあって、「星空のMerry Christmas」というクリスマスソングは演歌っぽさはなくて、J-POPの雰囲気になっています。

歌広場:演歌とポップスをどちらも歌ってみて、いかがでしたか?

辰巳:ずっと演歌しか歌ってこなかったぶん、楽しかったですね。時代の流れもあり、演歌歌手も最近はいろんな歌番組に出演させてもらう機会が増えました。番組では、演歌以外の曲を歌ってくださいと言っていただく機会も多いんです。今回のアルバムでもポップス盤は自分にとって新しい挑戦だったし、歌の幅も広がりました。今後ももっといろんな曲を歌ってみたいと思うようになりました。

歌広場:僕、レコーディングがどういうものか一切知らないんですが(笑)。レコーディングに特に時間がかかった曲はありますか? 

辰巳:演歌は1曲あたり1時間ほどでだいたいはレコーディングを終えるんですが、今回ポップス盤の収録曲は苦労しましたね。「星空のMerry Christmas」は3日間ほどかけて、何度もも録り直しました。

歌広場:それは、気を付けないとコブシが出ちゃう、とか?

辰巳:それはあります(笑)。あと、演歌の場合はある程度曲構成の流れが決まっていて、そのパートに合わせて歌い方がパッと出てくるんですけど、J-POPの曲はどうやって歌うのが正解なんだろう? と、J-POPの歌い方の引き出しがないので悩みました。

歌広場:普通に歌っても演歌っぽくなってしまうんですね。実は僕も同じなんですよ。カラオケに行って、J-POPを歌っても「なんかヴィジュアル系っぽいね」と言われる。その時いつも言うのが「いやあ、Vの血が流れてるからさ」と(笑)。演歌の場合は、「Eの血が流れてる」なのかな。

辰巳:Eの血! そうかもしれないです(笑)。

歌広場:では、一番早く録り終えた曲は?

辰巳:「惚れて千両・無法松」は、たぶん2、3回しか歌ってないです。1時間もかかっていないと思います。

歌広場:〈酒と喧嘩は度胸と意地で〉という歌いだしですけど、酒と喧嘩に無縁そう!(笑)

辰巳:(笑)。でも、演歌は本当にこういう歌詞が多いんです。それを主人公になりきって歌うということかもしれないです。演じる歌とも書きますし。

歌広場:本当だ! その感覚はヴィジュアル系も似てますね。「普段は地味なんです。でもメイクをすると派手に演じれるんです」みたいなのがゴールデンボンバーなんです。それまでのヴィジュアル系は、「普段から薔薇の風呂に入ってます」みたいなテンションだったんですけど(笑)。そういうふうに見せてますけど「実はコンビニでバイトしてるんですよ」って、正直に言っちゃおうというのがゴールデンボンバーで、そこがうけたんですよね。演歌もそれと同じで、「酒と喧嘩」に明け暮れたこともないし、〈祇園太鼓をやぐらの上で〉叩いたことがなくても、説得力を持ってみなさんにお届けしたいので、「今の僕にしかできない演歌を聴いてください」というスタンスが、今の辰巳さんのポジションなんだろうなと、勝手に今思っちゃいました。

辰巳:はい。その通りだと思います。

歌広場:VとEの共通点が見えてきました。そして今、辰巳さんは演歌歌手でありながら、現役の大学生でもあるわけですね。絶対モテモテでしょう!

辰巳:いえ、全然(笑)。

歌広場:僕がゴールデンボンバーに入ったのは大学3年生の時だったんですけど、人生で一度だけのすごく楽しい忘れられない思い出は、ライブに出るためにテストを受けられなくて単位を落としたこと。これは勲章だと思ってます。それで半期留年してさんざんな目にあったんですけど……。大学の友達もきっと皆辰巳さんの活躍に注目していますよね。

辰巳:でも、めっちゃいじられますよ。この前『めざましテレビ』を見てくれた友達がLINEをたくさんくれたんですが、「普段と違うな~」と言われました。僕は大阪出身なんで、普段は関西弁だし普通の大学生なので、友達とわちゃわちゃしているんですよ。

歌広場:全然想像できない(笑)。

辰巳:素を知ってる友達からしたら「格好つけてんな~」って感じですよね。淳さんも、大学生とゴールデンボンバーさんを両立されていたんですね。

歌広場:僕はヴィジュアル系なんかを…いや「なんか」って言葉をあえて使いますけど、ヴィジュアル系なんかを好きなので、大多数の人と同じような穏やかで調和のとれた人生を一回捨ててるんですね。それで就活のタイミングでゴールデンボンバーに入ったんですけど……当然、周りは大反対しますよね。僕は自分ではわかっていて、バンドなんて、売れるか売れないかの二つに一つで、売れないほうが圧倒的に多い。でもゴールデンボンバーには「売れる」「売れない」の他に第三の道があるなと思ったんです。もしかしたら武道館でライブをすることはできないけど、ほかには代わりがいない特殊なバンドなので、月に2回、500人ぐらいのライブハウスだったら埋められるんじゃないか?と。つまり、商業的な価値は出なくても、希少価値は生まれると思ったわけです。なので「普通だったら二分の一のところを、ゴールデンボンバーなら三分の二の確率で価値が生まれるので、やらせてください!」と親に言って、バンドに入ったんですよ。厳密に言えば全然理屈になってないんですけど、「ゴールデンボンバーは三分の二、生活できるんです!」とか言って、無理やり説得して(笑)。辰巳さんは、演歌という自分の進路の方向性を早くから決めていたということですよね。

辰巳:でも僕も、本当に歌手になれるのか、わからなくて迷っていた時期はありました。大学生になって、大阪から上京してくる時には、デビューできるという約束も何もなかったので、もしもダメだったら英語の教師になろうと思っていたんです。だけど上京してからストリートライブを始めて、僕が歌うと誰かが足を止めて聴いてくれたり、喜んでくれたり、泣いてくれたりするのを見て、歌ってすごい力があるんだなと。そういう仕事は、誰でもできることじゃないじゃないですか。この仕事はすごく誇りのある仕事で、演歌が好きなことをずっと隠してきた自分が、逆に恥ずかしくなったんです。あと、自分が演歌歌手を目指してることを知って、「どうせ売れないよ」なんて言われたりするじゃないですか。

歌広場:僕も死ぬほど言われました。

辰巳:それでいざデビューして、日本レコード大賞の最優秀新人賞(2018年)を頂いた時には、いい意味で見返したという気持ちがありました。だから、今は演歌歌手であることを誇りに思っていますし、この道に進むことを決めて良かったなと思います。Eの道に(笑)。

歌広場:かっこいい! 演歌の様々な側面を楽しく紹介していただいて、演歌の素晴らしさを広めていく人がもしもいるとすれば、僕みたいな演歌を全然知らない人も耳を傾けようと思うのは、辰巳さんのような方だと思うんです。ぜひ演歌ソムリエになっていただきたい。

辰巳:はい! 今までそういう感覚はなかったんですけど、やってみたいと思います。

歌広場:辰巳さんは、演歌歌手というプレイヤーでありながら、演歌のサポーターでもあると思うんです。これからもたくさん語っていただいて、僕はそれを受け取りたいなと思います。これからも、お互いの道を進んで行きましょう。そしてどこかでまた交わりますように。本日はありがとうございました。

辰巳:こちらこそ、ありがとうございました!(宮本英夫)

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