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King & Prince 永瀬廉が語る、かけがえのない仲間の存在 『弱虫ペダル』小野田坂道を演じて

リアルサウンド

20/8/14(金) 8:00

 King & Princeの永瀬廉が主演を務める映画『弱虫ペダル』が8月14日に公開される。2008年に『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて連載が始まり、現在まで68巻が既刊されている渡辺航の人気コミックを実写映画化する本作は、主人公の小野田坂道が自転車競技部に入部し、仲間たちのために、自分の限界や壁を越え、レースに勝利するための努力を覚えていく姿が描かれる青春ムービー。

 坂道の良き仲間・今泉俊輔役に伊藤健太郎、自転車競技部のマネージャー・寒咲幹役に橋本環奈、そのほか総北高校自転車競技部のメンバーとして坂東龍汰、竜星涼、柳俊太郎、菅原健、井上瑞稀(HiHi Jets・ジャニーズJr.)が出演する。

 主人公の小野田坂道を演じる永瀬にインタビューを行い、自身の良き仲間について語ってもらった。

「撮影中は、坂道を見習って弱音を吐かない」


ーー本作のオファーが来たときの心境はどうでしたか?

永瀬廉(以下、永瀬):原作を読んだことはなかったのですが、名前は知っていたので「『弱虫ペダル』って、あの『弱虫ペダル』?」という驚きが大きかったです。その後はアニメを観て、レースの緊迫感や選手たちの熱、疾走感をどうしたら再現できるんだろうと不安でした。あとはどこまで坂道に寄せられるか、原作ファンの方々が僕らのビジュアルを見てどう思うか。撮影が始まってもその不安は変わらなくて、新型コロナウイルスの影響を受けて撮影が中断したこともあったので、「撮りきれるかな?」と心配したこともありましたが、無事に撮り終えて、安心しています。もちろん達成感もありますけれども、無事に誰ひとり怪我なく撮り終えて良かったなという気持ちが一番大きいです。

ーー永瀬さんから見た、坂道の魅力を教えてください。

永瀬:アニメを観たとき、一番に可愛いキャラクターだなと思いました。つい目で追って、「頑張れ!」と心の中で言ってしまうような人柄というか。みんなと一緒に走りたい、チームのために頑張りたいという意志が強い子なので、そのためになら自分の限界を超えられる、とことん自分を追い込める。あと、彼は周りからも愛されているキャラクターです。

ーーそういう部分は自身と似ていると思いますか?

永瀬:坂道だからこそだと思います。今回、自分なりにかみ砕いて坂道を演じましたので、愛される坂道になったかどうか、早くみなさまのご感想をお聞きしたいです。

ーー役作りで意識したことはありますか?

永瀬:坂道は、仲間のために実力以上のものを出せる人だと感じていたので、撮影中は、坂道を見習って弱音を吐かないと決めていました。普段の僕だったら音を上げている部分も、そこはぐっと、坂道を見習うという意思で臨みました。

ーーロードレーサーはどれくらいで習得したのでしょう?

永瀬:普通に乗れるようになったのは1時間もかかっていないと思います。足がペダルに固定されているのとサドルが少し高いという怖さはすぐに克服できて、スピードを出したりするのは徐々に練習しました。普段乗っている自転車とはけた違いに早くて、慣れたら楽しいと思います。

ーー同年代のキャストが集まりましたが、現場の雰囲気はいかがでした?

永瀬:学生時代の部活のような感じでした。坂道、今泉くん(伊藤健太郎)、鳴子くん(坂東龍汰)の1年生組はわちゃわちゃしているし、金城部長(竜星涼)、巻島先輩(柳俊太郎)、田所先輩(菅原健)の3年生組はトリオのようになっていて、本当に部活の先輩と後輩のような感じでした。1年生組3人でご飯に行こうと約束していたのに、健太郎くんが寝てしまって、僕と鳴子くんのご飯会になったこともありました(笑)。

ーー坂東さんのことを役名の「鳴子くん」と呼び続けているんですね。ムードメーカーもやっぱり……?

永瀬:鳴子くんです。いろいろな種類のムードを作ってくれて、微笑ましかったです。坂東くんのそういう部分は、実際の鳴子章吉というキャラクターと重なる部分なのかなと思います。

ーー現場で吸収したものはありますか?

永瀬:自転車に乗りながらのお芝居はなかなか体験することができないので、この作品で、本気でこいでいる状況でのお芝居に慣れることができ、一つ引き出しになったのかなと思います。

ーー必死にこいだ状態で笑顔を作ったり、セリフを言うのが大変そうだなと思いました。

永瀬:笑顔もそうですが、僕自身も楽しめていた気がします。辛いけれど楽しめていたので、その笑顔も素で出ているものだと思います。劇中、自転車を漕ぎながら必死な顔をしているシーンが多いのですが、それも本心で表れているものなので、そういう意味でもリアル感が伝わったら良いなと思います。

「いろいろな自分に巡り会える」


ーー撮影で一番青春を感じた忘れられないシーンはありますか?

永瀬:海岸で隊列を組んで走るシーンです。横に夕日が見えている状態で全力疾走していたので、青春そのものでした。

ーー劇中で、鳴子くんや今泉くんと一緒に走りたいというモチベーションから、坂道の才能が大きく開花していくシーンがありました。永瀬さん自身の中で、頭一つ抜けたなというきっかけはありますか?

永瀬:最近あります、「国宝級イケメンランキング2020上半期」で1位!(笑)。1位を取ったことで、頭1つ抜けられたのではないかなと思いました。いま、頭半分なので、下半期もとれたら頭1つになりますね。

ーー坂道にとっての鳴子くんや今泉くんのような、良き仲間を挙げるとすればどなたでしょう?

永瀬:正門(良規/Aぇ! group・関西ジャニーズJr.)と(西畑)大吾(なにわ男子・関西ジャニーズJr.)ですね。ジャニーズ事務所に入所したときの同期で、2人とも2つ歳上ですが、親友以上に大きい存在です。2人が大きい仕事をしていると、「俺ももっと仕事頑張ろう!」という気持ちになります。かけがえのない存在です。

ーー劇中では、坂道が自転車や仲間に出会い、新しい自分に出会っていきます。永瀬さん自身、そういう経験はありますか?

永瀬:この仕事をさせて頂いていると、自分がこんなに緊張するのかとか、逆にこういう部分は落ち着いて周りを見れるのかとか、こんなに人見知りなのかなど、再確認することもあります。トークやライブ、お芝居などいろいろな経験をさせて頂けているからこそ、いろいろな自分に巡り会えるなと思います。

ーー坂道は仲間のことが大好きで、メンバーもみんな仲間思いだと思うんですが、永瀬さんの仲間思いレベルは?

永瀬:King & Princeのメンバーは100%ではないかもしれません。グループのメンバーには甘える部分が多いので、100%尽くせているかというと、そうではないと思います。50%くらいかな……。

ーー甘えているレベルでいうと?

永瀬:80~90%ですかね。

ーー誰に一番甘えているんですか?

永瀬:みんなです。メンバーには素直に甘えられますが、大吾や正門とのプライベートになると、お店など僕が決めたいですし、甘えることはないですね。大阪に行ったら大阪のことは大吾が面倒をみてくれて、東京に来たら自分が全部面倒をみるという感じで、僕が全部決めます。正門や大吾が適当なところがあるので、任せられないのもあります(笑)。

ーー良き仲間の話に加えて、追いつきたい人はいますか?

永瀬:僕はあまりそういうことを人に言わないようにしています。言うことによって、その人を余計に意識してしまうので、ある意味“弱虫”なのかなと思いますが、まだ言えるような勇気は持っていないです(笑)。

ーー学園ドラマ、職業ドラマもやって、今回、スポーツ映画になりましたが、今後出演してみたい作品のジャンルはありますか?

永瀬:シリアスなものや、ヒューマンドラマは試される部分が多いと思うので、次はぜひやってみたいという気持ちはあります。サスペンスでも感動ものでも闇を抱える系でも、ジャンルに限らずいろんな作品に挑戦したいです。

※柳俊太郎の「柳」は旧字体が正式表記

■公開情報
『弱虫ペダル』
8月14日(金)公開
原作:渡辺航『弱虫ペダル』(秋田書店『週刊少年チャンピオン』連載)
出演:永瀬廉(King & Prince)、伊藤健太郎、橋本環奈、坂東龍汰、柳俊太郎、菅原健、井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、竜星涼、皆川猿時
監督:三木康一郎
配給:松竹
製作:映画「弱虫ペダル」製作委員会
(c)2020映画「弱虫ペダル」製作委員会 (c)渡辺航(秋田書店)2008
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/yowapeda-eiga/
公式Twitter:@yowapeda_eiga
公式Instagram:@yowapeda_eiga

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