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『怪獣の教え』最終公演延期&タイトル変更へ 窪塚洋介「優しさというコンパスの指す未来へ」

リアルサウンド

20/4/6(月) 12:00

 豊田利晃が監督・脚本・映像を務めるライブシネマ『怪獣の教え』の最終公演が7月31日から8月10日に延期されることが決定し、公演タイトルが『怪獣の教え THE FINAL』から『怪獣の教え Emission of Light』に変更されることが発表された。

参考:豊田利晃のライブシネマ『怪獣の教え』ファイナルへ 窪塚洋介&渋川清彦に加え芋生悠が参加

 本作では、これまで出演してきた窪塚洋介、渋川清彦に加えて、新たに芋生悠が参加。音楽を、中村達也率いるTWIN TAIL、GOMA(Didgeridoo)が担当する。

 国家の秘密を暴露して、政府から追われる天作(窪塚洋介)は、天作の従兄弟であり、パラダイスで生きることの葛藤を胸に抱く、島育ちの大観(渋川清彦)に船を出すよう頼む。何か事件を起こして無人島にでも隠れるだろうと思っていた大観だったが、天作の目的は、祖父から教えられた「怪獣」を蘇らせることだった。そして二人は、世界の島を転々とし、怪獣の教えの秘密を知るクッキー(芋生悠)と出会う。

 日時振替、キャンセルについては各プレイガイドとの協議後、IMAGINATION公式サイト、公式SNSにて案内される。

 また、公演延期にあたって豊田監督と、天作役で出演する窪塚よりコメントが到着した。

■コメント
●豊田利晃(監督・脚本・映像)
新型コロナウイルスについての情報がメディアで拡散されていく中、重く捉える人、軽く捉える人、会う人それぞれ捉え方が違います。命が脅かされる不条理、経済的な困窮、心に忍び寄る恐怖感。海外の状況は驚くほど深刻でもあります。チケットを買って楽しみにしてくれている人たちも、4月から稽古を開始するキャスト、ミュージシャン、スタッフたちも同じ不安を抱えています。
過去、現在、未来の時間の流れの中で生きている私たちですが、今は現在の中でずっと足踏みしているような状態です。まるで未来を奪われた囚人のようです。人を愛するには未来への期待が必要です。誰もが明るい未来をイメージできるのにはもう少し時間が必要だと思います。
特効薬が開発され、感染拡大が止まることを望んではいますが、ウイルスが死滅することはないと思います。ウイルスと共に生きていく覚悟も私たちには必要なのではないでしょうか。そのことも踏まえて舞台も進化させ、より力強いものに仕上げていきます。

4月24日から5月3日の『怪獣の教え THE FINAL』は公演を延期します。

7月31日から8月10日に『怪獣の教え Emission of Light』として赤レンガ倉庫ホールで公演を振り替えます。

Emission of light=放光、発光。

私たちが恐怖感を拭い去り、再び、自らの光を発光する力を獲得し、舞台で観客の皆様と一緒に、透き通った未来を共有できる日が来るまで、牙を磨いて待っています。未来を恐れることはない。夏に逢いましょう。

●窪塚洋介(天作役)

混沌の大海原が荒れ始めました。

俺は白い岩礁の上に立ち、鉄の杭を手にしたまま、彼方で手招く雷を眺めている。

大きな嵐が来るようです。

今はまだ始まったばかり…

心の手綱をしっかりと握り、優しさというコンパスの指す未来へ向かいましょう。

どんな現実でも「夢を見ることに飽きることなんてない」そう言えるように。

皆さんに笑顔でお会いできることを楽しみにしています。

(リアルサウンド編集部)

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