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岩松了新作『そして春になった』に松雪泰子、ソニン、瀧内公美、片桐はいり

CINRA.NET

20/9/10(木) 11:30

岩松了作・演出の舞台『M&Oplaysプロデュース「そして春になった」』が12月8日から東京・下北沢の本多劇場で上演される。

岩松了の新作となる同作は、ある映画監督の妻と、その監督の愛人であった女優という、かつて1人の男を巡って憎みあったが、時を経て共感とも友情ともとれる感情を抱くようになった2人の女性による回想ドラマ。映画監督の妻役を松雪泰子、片桐はいり、愛人であった女優役をソニン、瀧内公美が演じる。

公演は、松雪泰子とソニン、片桐はいりと瀧内公美の2組に分かれて上演。チケットの販売は11月7日からスタートする。動画配信サービスでの配信も予定している。

岩松了のコメント

『そして春になった』は私にとって新しい形態の演劇になります。もちろんきっかけはコロナ感染防止策によるのですが、今は新しいチャレンジの場を与えられたと思っています。出来れば朗読劇とか音楽劇とかの冠を付けたいところですが、どれが当てはまるものになるのか今は明言出来ません。出演者は二人の女性だけ。二人の間に起こったことの、二人による回想であること、それだけは言えます。
豪華な二組の出演者とともにチャレンジ出来ることが今は楽しみで仕方ありません。

松雪泰子のコメント

岩松さんの世界に、久しぶりに立たせて頂きます。
心から嬉しく岩松さんの美しい言葉を身体を通して表現できる喜びを感じています。
岩松さんの美しい叙情的な世界独特の空気感、ヒリヒリとしたでも優しく、時には刺がありその全体を包むものは淡くどこか白昼夢の中にいるような世界観、とても楽しみです。
岩松さんの戯曲そして本多劇場、夢の様な企画です。
皆様に楽しんでいただけますよう本番に臨みたいと思います。

ソニンのコメント

岩松了さんの世界で自分が泳ぐ事ができること、大変光栄に思うと同時に、必ず新しい血が流れる感覚を味わう事が出来るだろうとワクワクと緊張で胸がいっぱいです。
松雪泰子さんとの初共演も考えるだけで興奮し眠りにつけません。
2人の女性が繰り広げると面白い事になりそうな贅沢な設定、現実では体験したくないけど、それを目一杯体現出来る事、大変楽しみにしています。

瀧内公美のコメント

岩松さんと初めてご一緒させて頂いたのは、ドラマの撮影でした。打ち上げの場で「舞台に興味はあるの?」と話しかけてくださり「これからやっていきたいと思っているんです」とお答えさせていただいたことを憶えています。今回、お声をかけてくださり、本当に嬉しく思います。
わたしにとって朗読劇というのは、初めての挑戦です。
タイトルの「そして春になった」とは、どんな意味が込められているのだろうか、と今から台本が手元に届くことが楽しみでなりません。
生きていれば、予期せぬ何かしらが起きるものなんだと実感し、考えさせられている2020年ですが、その年の瀬に、みなさまと何かを共有できる空間と時間を与えられたことに感謝し、精一杯楽しみ、頑張りたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

片桐はいりのコメント

岩松さんのお芝居は思う以上に運動量が多いのです。
飛沫を飛ばさないしゃべり方で劇場中にとどろく声を出し、たとえ座っていても舞台せましと舞い狂っているような、そんな朗読劇ができたらなあと思います。

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