ハリウッドの老舗スタジオ・ユニバーサル映画が制作した特別映像『リターン・トゥ・シネマ』が、7月17日より全国の劇場（一部劇場を除く）で上映されることが決定した。

　本映像は、新型コロナウイルスの影響により、休館や閉鎖を余儀なくされている各国の映画館、全世界の映画業界と映画を愛する人々を励ますために、「映画館だからこそ体験できる感動と興奮を思い出して、再び劇場へ戻って来てほしい」という思いを込め、制作されたもの。ユニバーサルが生みだした数々の名作の映像を、特別かつふんだんに使用している。すでに劇場が再開しているイギリスやオーストラリア、韓国などで限定的に上映を開始しているが、今後は状況に応じて順次、全世界の劇場でも上映される。

　映像は、ユニバーサル映画の象徴とも言える『E.T.』の名シーンで始まり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズをはじめ、『ミニオンズ』『トロールズ』シリーズなど楽しさはじけるアニメ作品、現在上映中の『透明人間』『ドクター・ドリトル』、さらに最新作が期待される『ジュラシック・ワールド』『ワイルド・スピード』などの大ヒットシリーズのほか、数々の作品の名シーンが散りばめられている。ラストシーンは、再び『E.T.』の映像とともに、映画と「これからも一緒に」というメッセージが伝えられる。

　なお、国内では『リターン・トゥ・シネマ』の上映に加え、映画業界全体で取り組む「映画館に行こう！」キャンペーン2020が開始。映画館の安全性も呼びかけている。　（文＝リアルサウンド編集部）