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『マレフィセント2』サム・ライリーが語る、カラスのディアヴァル役での貴重な経験

リアルサウンド

19/10/19(土) 12:00

 映画『マレフィセント2』が10月18日に公開となった。『眠れる森の美女』に登場したヴィラン、マレフィセントを主人公に据え、アンジェリーナ・ジョリー主演で新たな物語を描いた『マレフィセント』。5年ぶりの続編となる本作では、結婚をすることになったオーロラ姫に危機が迫り、マレフィセントが再び立ち上がる。

参考:「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『マレフィセント2』

 マレフィセント役のアンジェリーナ・ジョリー、オーロラ姫役のエル・ファニングら前作のメインキャストが引き続き出演する本作。マレフィセントに仕える忠実なカラス、ディアヴァルを演じたサム・ライリーもその1人だ。『コントロール』や『オン・ザ・ロード』などアート系の作品でその名を知らしめてきた彼は、ディアヴァルという役にどのような思いを抱いているのか。来日した本人に話を聞いた。

ーー前作から5年ぶりの続編となりますが、話をもらった時はどのような心境でしたか?

サム・ライリー(以下、ライリー):すごく嬉しかったよ。前作が成功したから続編もやるだろうなとは思っていたんけど、時間が経っても何も起こらなかった。あれで終わりだったなのかなと思い始めたタイミングで話が来たから、ホッとしたよ(笑)。

ーー同じ役を演じるのは今回が初めてですよね?

ライリー:そうなんだ。僕が演じるキャラクターはだいたい映画の中で死んでしまうから、二度とできないんだよね(笑)。だから同じ役を再び演じられるというのは新鮮ですごく嬉しかったんだ。それに、前回は初めて挑む大作だったから、そのスケールに慣れるまでに時間がかかったし、「もしかしたらクビになるかもしれない」という恐さもあった。ようやく楽しめるようになった時に撮影が終わってしまったから、今回はより楽しめる気がしたよ。

ーー実際はどうでしたか?

ライリー:実際に今回の方がより楽しめたよ。その間に僕自身も父親になったり、いろんな経験をしたんだ。父親になると、自分のことよりも他のことのプライオリティーが高くなるから、そういう意味でもより楽しめるようになったんじゃないかな。あと、役者としてあまりそういう役を頼まれることはないんだけど、僕自身すごくコメディが好きで、役者としてもコメディアンとしても素晴らしい、ピーター・セラーズやアレック・ギネスのような人たちに憧れているんだ。普段は重い役をやることが多いから、そういう作品ではできない、遊び心溢れるコメディタッチな部分は、やっていてもすごく楽しかったよ。

ーー『コントロール』や『オン・ザ・ロード』などを代表作に持つあなたにとって、ディアヴァルは新境地と言える役柄かもしれません。

ライリー:『マレフィセント』もそうだけど、『フリー・ファイヤー』でタッグを組んだベン・ウィトリー監督の存在も大きいんだ。僕が外交的なキャラクターも演じることができるというのを、誰よりも早く見抜いてくれたのが彼だ。それまでは、私生活ではわりと外交的なんだけど、やる役はどれも内向的なものばかりだった。それでベンが派手でちょっと性格の悪いスティーヴォという役を僕にくれて、自分の中でも「こういうキャラクターもできるんだ」と自身がついたんだ。『マレフィセント』では、アンジェリーナ・ジョリー演じるマレフィセントと僕が演じるディアヴァルの関係がお気に入りという声がすごく多くて嬉しかったんだけど、今回の作品はシリアスな部分が多いから、よりコメディ要素が重要になってくると思った。今回は、たぶん今まで自分がやってきた中でも、一番コメディ要素が強いと思うよ。それがすごく楽しかったから、今後もそういう役をもっとやっていきたいね。

ーーマレフィセント役で主演を務め、本作の製作も担っているアンジェリーナ・ジョリーは、あなたとエル・ファニングとの関係性を「クレイジーな大家族」と話していました。

ライリー:本当にその通りだよ。何百人という人たちと一緒に、素晴らしい映画を作るという目的を持って、苦労しながら働いていると、キャストやクルー全体でひとつのコミュニティみたいになっていく。特に今回は一度経験したチームだったから、旧友と再会したような気持ちになった。エル・ファニングは前作からさらに経験を積んで、若くして才能溢れる女優になったとなぜか僕が誇りに思う気持ちもある。ショービジネスにおいては美しくない部分もあるものだけど、彼女はそういうものに全く影響されず、常にオープンでいる。それも彼女の素晴らしさのひとつだね。

ーーアンジェリーナ・ジョリーにはどのような思いを抱いていますか?

ライリー:現場で見ていてわかったのは、彼女が常に監督としての目線を持っていること。あと、キャラクターとしてのマレフィセントを大事にしているんだ。マレフィセントがどのように見えるか、またマレフィセントが取る行動の背景という、見えるものから見えないものまで、ものすごく考えて演じている。そういうところはすごく尊敬できるし、僕がディアヴァルの役を手にできたのも、製作を兼任している彼女の判断によるところも大きいから、すごく感謝しているんだ。人間としても深いし、そのエネルギーは決して絶えることがない、本当に素晴らしい人だよ。(取材・文・写真=宮川翔)

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