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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

ヤン・イクチュンをつくる映画~国境を越える映画人~

『パンチドランク・ラブ』の主人公は、本当に自分を見ているようでした

月1回

第2回

18/12/24(月)

ヤン・イクチュンさんの映画的バックボーンを語ってもらう本連載、真っ先に挙げていただいたのは、『ブギーナイツ』『マグノリア』のポール・トーマス・アンダーソン監督作『パンチドランク・ラブ』(2002年)!

情緒不安定で女性が苦手な青年と、離婚歴のあるキャリアウーマンの“強烈なひと目惚れ(=パンチドランク・ラブ)”を描いたラブストーリーで、アダム・サンドラー、エミリー・ワトソンのほか、今は亡きフィリップ・シーモア・ホフマンも出演。

“恋”をめぐるトークは、イクチュンさん自身の片想いの経験談や恋愛観にまで広がりました!

『パンチドランク・ラブ』

─── 『パンチドランク・ラブ』に対しては、深い共感があったそうですね。

この映画に関しては、もう主人公しか見えなかったですね。主人公の姿しか追っていませんでした。本当に自分を見ているようでした。「なんで自分がここにいるんだろう?」と錯覚するくらいだったんです。30代になるまでは、片想いばかりしていました。そのときの自分の姿を見せつけられ、感情移入していました。

もし、私に好きな人がいるとします。その人の前では絶対に「好きだ」という素振りを見せない能力があるんです。絶対にバレない(笑)。この映画を観たとき、この主人公も自分と同じだと思いました。彼もきっと「相手に絶対にバレていない」と思っているだろうと。

ヒロインに扮したエミリー・ワトソンのことは映画デビュー作であるラース・フォン・トリアー監督の『奇跡の海』のときから好きだったんです。あのときも素晴らしい演技を見せてくれました。ちょっと変わった精神世界を持ったキャラクターでしたが、夫のことが大好きだということを体現してくれました。ですから、もともとファンだったんです。

それだけに余計、どっぷりハマりましたね。

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