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「ミッドナイト・スカイ」ジョージ・クルーニーが宇宙船と惑星へのこだわり明かす

ナタリー

20/12/23(水) 17:06

「ミッドナイト・スカイ」

Netflix映画「ミッドナイト・スカイ」の配信が本日12月23日にスタート。監督、製作、主演を兼任したジョージ・クルーニーのインタビューコメントが到着した。

「ミッドナイト・スカイ」は、リリー・ブルックス=ダルトンの小説「世界の終わりの天文台」を原作とするSFドラマ。人類滅亡の危機に瀕している地球と、宇宙探査ミッションを経て地球に帰還しようとする宇宙船を舞台に物語がつづられる。クルーニーが謎の少女と北極で共同生活をする科学者・オーガスティン役で出演。フェリシティ・ジョーンズ、カイル・チャンドラー、デミアン・ビチル、デヴィッド・オイェロウォもキャストに名を連ねた。

監督として初めてNetflixとタッグを組んだクルーニーは「『ミッドナイト・スカイ』は僕がいつも作っているサイズの映画じゃないよね。今までは小さめの映画を作ってきた。でもどの作品にも共通しているのがパーソナルな物語であるということ。そしてNetflixはこのスケール感でパーソナルな話を作ることに同意してくれたんだ」と述懐。「電話でアクション映画ではないことを伝えた。人類という存在を瞑想、熟慮する作品になるし、ペースもゆっくりで静かになると。そうしたらNetflixはOKと言ってくれたんだ。すごいことだよね」とNetflixへの信頼をのぞかせる。

地球が滅びかけている設定については、「原因はいろいろあり得る。核による大惨事かもしれないし、気候変動によるグローバルな壊滅かもしれない」と説明する。企画が立ち上がった時点では新型コロナウイルスのパンデミックは起こっていなかったが、編集の段階では意識せざるを得なかったという。「人がいかに誰かと深くつながる必要があるのか。いかに“home”に戻りたいのか。いかに愛する人々の近くにいたいのか。そういうことについての作品になったのは明らかだ。でもキャラクターのセリフではなく、音楽で説明する形にした」と映画のテーマを伝えた。

クルーニーは美術へのこだわりにも言及。「ポイントだったのは2点で、まずは宇宙船そのもの。どこにでも登場しそうな見たことのあるものにはしたくなかった。プロダクションデザイナーがたくさんのNASAのエンジニアと会って、未来がどんなものになるか聞くところから始めたよ。レーザープリンターがどう応用されているとか。宇宙船の中で暮らさなければいけないから、植物の成長なども意識して造形した」と話す。もう1つのポイントには宇宙船クルーたちが探査する惑星・K23を挙げ、「人類が生活できそうなだけではなく、そこで生きる価値を感じさせる惑星にしなければいけなかった。美しくなければいけなかったんだ。空がブルーじゃなくてオレンジだったりね」と解説した。

「ミッドナイト・スカイ」には、1959年製作の映画「渚にて」へのオマージュが込められている。クルーニーは「現代版『渚にて』だと思っている。『渚にて』の終盤では人類の終焉が描かれていて、愛を見つけても、もう遅すぎる。でも『ミッドナイト・スカイ』には希望がある」と述べ、「気候変動であれ核問題であれ、すべて人の手によって引き起こされたもの。僕ら人類は、僕ら以外の誰かを責めることはできない。これは警鐘を鳴らす物語でもあるんだ」と真摯に語った。

なお「ミッドナイト・スカイ」は一部劇場で上映中。

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