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オキシジェンが第3回「ビートたけし杯」優勝、「まだやっていいんだ!」と思えた

ナタリー

21/2/10(水) 16:44

オキシジェン

お笑いコンクール「たけしが認めた若手芸人 リモート版ビートたけし杯『お笑い日本一』」でオキシジェンが優勝した。

ビートたけし杯『お笑い日本一』」は、ビートたけしが名誉顧問を務めるイベント「江戸まち たいとう芸楽祭」の一環として行われるもの。3回目の今年は決勝戦がリモートで行われ、審査員のビートたけしがオキシジェン、母心、女将、Yes!アキト、サスペンダーズ、ママタルト、ジーター、ニュークレープのネタVTRを観賞して優勝者を決定した。

オキシジェンはホリプロコムに所属するコンビで、漫才協会の会員としても活動している。「ビートたけし杯」にはトップバッターとして登場し、山手線をテーマにした漫才を披露。たけしから「なかなか出だしいいじゃねえか」「本来不利とされる先頭バッターだったにもかかわらず面白かった。実力を出してくれてよかった」と称賛された。オキシジェンは「コロナ禍でなかなか思うように活動できない中、年明け一発目のうれしいニュースになった。18年やってて、正直なんのためにやってるんだろうと思うこともあったが、今回優勝できたことで『まだやっていいんだ!』という気持ちになれた」とコメント。2人には賞金20万円が贈呈される。

なお準グランプリは2番手の母心。「これまで浅草の寄席にずっと立っていると、必ずたけしさんの面影、空気を感じることがあった。いつかネタを見てもらいたいと思っていたので、見ていただけたことが素直にうれしい。今回の準グランプリ受賞を糧に、これから浅草の寄席にたくさんの人がきてくれるきっかけになる漫才師になりたいと思う」と喜びを語った。

大会および優勝者会見の模様はYouTubeチャンネル「江戸まち たいとう芸楽祭公式チャンネル」で本日2月10日より公開されている。

ビートたけし コメント

無観客かつ時間が短い中でネタを選ぶのはリスクがあったと思う。そんな中、今回参加資格の枠を芸歴10年以内から20年以内に広げたことによって、若手としては営業に行ったら笑いがとれてどうにかできるだろうというレベルの漫才が出てきてくれた。東京のお笑いもがんばってほしいと思っている中で、今年はグランプリを決めることができてよかった。

グランプリと準グランプリの2組は、まだ改善するべきところはあるにしても、ほかの出場組と比べて誰が見てもこの2組が選ばれるだろうというネタを披露してくれたと思う。特にグランプリのオキシジェンは本来不利とされる先頭バッターだったにもかかわらず面白かった。実力を出してくれてよかった。

今はコロナの影響でアルバイトも寄席もなくなって、芸人を続けるか続けないかという決断を迫られる事態かもしれない。しかし芸人というのは、所詮芸人しかできないから芸人をやっているという根性がないとやっていけないので、芸人にとってははっきりこのまま芸人を続けるかどうか覚悟を決める時が来たということだ。暇な時間ができたのなら、自分の持っているお笑いに関する能力や知識を身につけ、どんな方法を使えば自分なりに使っていけるのか試される時期だと思うので、がんばってほしい。

オキシジェン コメント

コロナ禍でなかなか思うように活動できない中、年明け一発目の嬉しいニュースになった。18年やってて、正直なんのためにやってるんだろうと思うこともあったが、今回優勝できたことで「まだやっていいんだ!」という気持ちになれた。今後は、たけしさんに両手ばなしで笑っていただけるネタを作っていけるようがんばりたいと思う。また、準グランプリの母心も浅草ニューウェーブ(「家族で笑えるエンターテインメント」をスローガンに立ち上げられた浅草発のユニット)を一緒に立ち上げたメンバーで、今回お互い賞を獲れたことによって、ユニットにも箔がつくなと思った。

母心 コメント

これまで浅草の寄席にずっと立っていると、必ずたけしさんの面影、空気を感じることがあった。いつかネタを見てもらいたいと思っていたので、見ていただけたことが素直にうれしい。今回の準グランプリ受賞を糧に、これから浅草の寄席にたくさんの人がきてくれるきっかけになる漫才師になりたいと思う。また今、寄席ブームと言われてるけれど、主体はご年配の方。お客さんの世代も若い方へも引き継いでいかないといけないと思っているので、家族みんなが一緒に楽しめるエンタテインメントを浅草から作っていけるようがんばりたい。

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