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吉沢亮、『半沢直樹』に満を持しての登場! 堺雅人との共演や今田美桜との恋路にも注目

リアルサウンド

20/8/2(日) 8:00

 現在、TBS日曜劇場で放送中の『半沢直樹』第3話にいよいよ吉沢亮が出演する。

 本作は、2013年に第1シリーズが放送され、主演の堺雅人による「倍返しだ!」の名セリフが一躍有名になった超人気作の続編である。吉沢は、2020年1月に放送されたスピンオフドラマ『半沢直樹 スピンオフ企画 狙われた半沢直樹のパスワード』(TBS系)で主演を務めた経歴もあり、今回満を持しての登場となる。

【写真】吉沢亮撮り下ろしカット

 吉沢といえば、映画『キングダム』(2019年)での瓜二つの顔を持つ青年の二役演じ分けや、『なつぞら』(NHK総合)でヒロインの人生に影響を与える幼なじみ役を好演するなど、話題作に多く出演してきた役者でもある。次回のNHK大河ドラマ『青天を衝け』では主演も決まっており、さらに今回の『半沢直樹』への出演と、着々とキャリアアップを繋げている。

 女性向けファッション雑誌『ViVi』(講談社)の名物企画、国宝級イケメンランキングの2018年下半期で1位を獲得するなど、美しさで話題になることも多い吉沢だが、実は芝居の分野では容姿端麗を前面に押し出した役よりも、根暗であったり引っ込み思案であったりと癖のある役を多くこなす。『斉木楠雄のΨ難』(2017年)では中2病の高校生、『リバーズ・エッジ』(2018年)では死体を”宝物“と呼ぶいじめられっ子を演じ、強烈なインパクトを残した。

 『半沢直樹 スピンオフ企画 狙われた半沢直樹のパスワード』での吉沢は、過去にある秘密を抱えるプログラマー・高坂圭を演じ、キレのある謎解きと長ゼリフでクライマックスを彩る。意志の強さを感じさせる瞳で理路整然と事件を解決する姿が印象的であった高坂が、どのような形で『半沢直樹』本編に戻ってくるのか。現在2話まで放送されている中でも高坂の属するIT企業「スパイラル」を巡るエピソードが描かれているが、そこには高坂の存在は片鱗も見られない。凄腕のプログラマーとして再び活躍してくれるのだろうか、期待が高まる。さらにスピンオフ回での浜村瞳(今田美桜)との恋路がどうなっていくかにも注目したい。

 吉沢はこうした経歴からもわかる通り、安定した芝居の力に定評があり、あの顔面の美しさを持ち合わせながら、地味な役や普通の青年役ですら嫌味にならずに作品に溶け込める力のある役者であることがわかるだろう。吉沢は2020年の年始のインタビュー(参考:吉沢亮が語る、プレッシャーを乗り越える原動力と2020年の抱負 「まだ守ってる場合じゃない」)にて、2019年の活動について「作品数が多いわけではありませんでしたが、一つ一つが勝負の一年でした」と語っている。この言葉からも、昨年は自身にとっても、積み上げてきたものが開花している実感があったのだろう。

 さらに国民的人気ドラマのスピンオフで、本編の主役を差し置いての主演抜擢にプレッシャーも感じていたという。「(ドラマには)相当ファンがいるだろうし、『半沢直樹』なのに半沢直樹が主演じゃないからファンに怒られるんじゃないかな、みたいな不安もあります(笑)。でも、多分良しとしない人も多いというのは分かってはいるので、それをどう見返すかみたいな気持ちにもなってきます。どう“倍返し”していくかっていう。だから燃える部分もありますし、そういう方たちにもちゃんとした作品を見せて、続編に繋げたいです」とより続編に興味を持ってもらおうと、先を見据えた心構えで挑んでいたことがうかがえた。こうした真摯な姿勢こそが、吉沢が20代を代表する役者たる所以だろう。

 いよいよ8月2日に『半沢直樹』第3話が放送される。スピンオフでは直接顔を合わせることのなかった半沢と高坂が同じ画面で共演となるのかにも目が離せない。

(Nana Numoto)

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