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記録映画『ドリーミング村上春樹』、「かえるくん」視点で捉えた予告編

CINRA.NET

19/7/23(火) 15:06

ドキュメンタリー映画『ドリーミング村上春樹』の予告編が公開された。

10月19日から公開される同作は、村上作品の翻訳家として知られるデンマーク人のメッテ・ホルムを追った作品。2016年に『アンデルセン文学賞』を受賞した村上がデンマークの王立図書館でメッテと対談する模様や、同時期にホルムが村上のデビュー作『風の歌を聴け』を翻訳する姿、ホルムが村上の故郷や小説の舞台となった土地を訪れる様子などが映し出される。ニテーシュ・アンジャーンがメガホンを取った。

予告編は、映画のカメラとは別に、村上の短編小説『かえるくん、東京を救う』の「かえるくん」の視点でメッテ・ホルムの姿を追った映像などを使用。『風の歌を聴け』の「完璧な文章などといったものは存在しない。」という一文を読んだメッテが「“ブンショウ”にはどの訳語を当てればいい?」と口にする姿をはじめ、男性が「難しいのは翻訳のテクニックではない。ムラカミが醸し出す――世界観を伝えることだ」と語る様子、「かえるくん」が夜の街を眺めるシーン、メッテの「ムラカミ作品では“影”がよく出てくる。影や闇がない人は人を愛せない」という言葉、空に2つの満月が浮かぶ場面などが確認できる。

映像のビジュアルエフェクトは、映画『ハウス・ジャック・ビルト』『ネオン・デーモン』のビジュアルエフェクトを制作したVFXチーム「TGBVFX」が手掛けたもの。ニテーシュ・アンジャーン監督は『1Q84』の世界観を例えに、「人が誰かを愛し、誰かに愛された瞬間に世界が変わって見える」と述べている。

公開に先駆けて、9月30日に東京・新宿武蔵野館で記念イベントを開催。メッテ・ホルムやゲストが登壇するほか、大森一樹監督による35ミリフィルム版の『風の歌を聴け』を上映する。詳細は映画のオフィシャルサイトで確認しよう。

なお40年前の1979年7月23日、村上春樹は『風の歌を聴け』でデビューした。
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