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70点以上のバンクシー作品が日本初上陸! 『バンクシー展 天才か反逆者か』が横浜・アソビルにて開幕

ぴあ

《GIRL WITH BALLOON》

世界で最も注目されているアーティストのひとり、バンクシーの過去最大級となる展覧会『バンクシー展 天才か反逆者か』が、横浜・アソビルにて3月15日(日)に開幕。9月27日(日)まで長期開催されている。

社会風刺を凝らしたグラフィティアートやストリートアートで強いメッセージを発信し続け、世界中から注目を集めているアーティスト、バンクシー。

代表作として知られるのは、街中にある壁にステンシル(型紙)を使用して描かれたグラフィティだ。ハート形の風船に手を伸ばす少女、火炎瓶での代わりに花束を投げる過激派風の若者、傘をさしたドブネズミなど、描かれた場所と合間ってその作品からは、痛烈な社会風刺や政治的メッセージが伝わってくる。

また、バンクシーの作品はグラフィティだけに留まらない。アート業界の虚実を切り取る映画を監督したり、ダークユーモアたっぷりのアート作品が並ぶテーマパーク「ディズマランド」を期間限定でオープンしたり、イスラエルの分離壁を見渡せるホテル「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」を建てたり、自身の作品がオークションで落札された直後に、フレーム内に仕掛けられたシュレッダーで絵を断裁するというドッキリを仕掛けたりと、多種多様なパフォーマンスやプロジェクトでも話題をさらってきた。

ただ、路上に描かれたバンクシー作品はすぐに消されてしまいがちで、実際に原画を見たことのある人は多くはない。そんな中、同展はバンクシーの貴重なオリジナル作品や版画、立体オブジェクトなど70点を超える作品を一堂に集結。2018年からモスクワ、サンクトペテルブルク、マドリード、リスボン、香港の世界5都市の巡回を経て、ついに日本で公開されるものだ。

会場内では、「POLICE」「PROTEST」「CCTV」などテーマごとに作品をまとめて紹介。日本でも多くの人に知られる、平和へのメッセージが込められた《LOVE IS IN THE AIR》や希望を願う《GIRL WITH BALLOON》、社会的弱者をドブネズミに重ねた「RAT」シリーズなどが展示されるほか、「ディズマランド」の映像インスタレーションや、「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」の一室の再現、ステンシルの型やスプレー缶、制作イメージ映像、作家の制作風景を連想させるインスタレーションなど、多彩な作品・表現から、謎に包まれたバンクシー像と、彼の制作意図をあぶり出していく

作品はシンプルなものが多いが、一つひとつのアートワークに込められた意味は奥深く、私たちの心にストレートに訴えかけてくる。バンクシーとは何者なのか? 天才なのかそれとも単なる反逆者なのか? 同展でしか見られない貴重なコレクションを、その答えを自分自身で確かめてほしい。

【開催情報】

『バンクシー展 天才か反逆者か』3月15日(日)〜9月27日(日)まで横浜・アソビルにて開催

【関連リンク】バンクシー展 天才か反逆者か

《LOVE IS IN THE AIR》
「RAT」シリーズ