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ラストアイドル 間島和奏&池松愛理&相澤瑠香が語る、パフォーマンスを通して掴んだ団結力と成長

リアルサウンド

19/9/23(月) 12:00

 ラストアイドルが、7thシングル『青春トレイン』をリリースした。

 前作シングル表題曲「大人サバイバー」で挑戦した“歩く芸術”に続く今作は、登美丘高校ダンス部によるバブリーダンスの仕掛け人・akaneを振付師に迎えた「グループ史上最高難度のダンスパフォーマンス」がテーマ。約3カ月の猛特訓の末、『神宮外苑花火大会』にて「青春トレイン」は初披露された。

 ラストアイドルが「青春トレイン」で完成させたのは、複雑なフォーメーション構成とメンバーのシンクロ、そしてダイナミックなダンスパフォーマンス。akaneは、レッスン初日に実力ランク分けのオーディションを行い、メンバーをAグループからCグループに分けた。そんな過酷な実力主義がメンバー一人ひとりを奮い立たせ、パフォーマンスの向上に成功した。2期生アンダーの米田みいなを筆頭に、これまであまりスポットを浴びることのなかったメンバーが、パートによってグループの先頭に立つ光景は、ラストアイドルの新たな姿とも捉えられる。

 池田一真が監督を務めたMVは、砂利採石場をロケ地にバギーやドローンなど様々なカメラで撮影した大規模な作品。スタイリスト・百瀬豪がデザインした真っ白の衣装を身に纏い、泥まみれになりながらも感情剥き出しに踊る様子は、グループが2年間の活動を通じて手に入れた一つの“ラストアイドルらしさ”だ。

 リアルサウンドでは、「青春トレイン」レッスン期間でakaneからリーダーに任命された間島和奏、相澤瑠香、池松愛理の3人にインタビュー。間島は「青春トレイン」の一部パートでセンターを務めるメンバーであり、相澤と池松の2人は共通カップリング曲「現実」のダブルセンターだ。また、事前にakaneから聞いた3人やグループについてのコメントを元に「青春トレイン」、さらには「大人サバイバー」を含めた半年余りの期間を振り返る取材となった。オーディション番組から生まれ、ユニット対抗バトルをはじめとした様々な試練を乗り越え、グループの団結力を掴んだ彼女たちの先に待ち受ける未来とは。今日もラストアイドルは夢のために、理想と現実の狭間で揺れている。(渡辺彰浩)

(関連:ラストアイドル、お台場で「青春トレイン」迫力披露 “白使い”の先輩ノンスタ石田も駆けつける

■3人で一つのリーダーになれた

ーー今回、「青春トレイン」の振付を手がけたakaneさんから事前に3人やラストアイドルのことについてコメントをいただきました。

間島和奏、相澤瑠香、池松愛理:えー! すごい!

ーーakaneさんとはレッスン初日にメンバー一人ひとりとの面談がありましたが、それ以降でコメントをもらうことはありましたか?

間島:あまりなかったですね。

相澤:じっくりお話する時間はなかったんですけど、メンバーの技術面だけじゃなくて、関係性もよく見てくださっていて、すごく優しい方だなと思っています。

池松:『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の収録にいらしたのが最後にお会いしたタイミングで。毎ステージ気にかけてくださっていました。

ーー初日のダンスレッスンでAグループからCグループまで、いきなりランク分けのオーディションが始まったのは衝撃的でしたね。(※ラストアイドルの一連の活動はテレビ朝日系『ラストアイドル~ラスアイ、よろしく!~』にて随時放送)

間島:そうですね。でも……私は楽しかった(笑)。

相澤:え!? 本当に?

間島:オーディションが終わった後に「これが続くと思ったら嫌だ」って泣いてる子も多かったんですけど、私は緊張感のある空気を作ることの難しさをこの2年間の活動の中で感じてきて。akaneさんが来てくださったことでみんなの空気も意識も変わっていくのが分かったので、「これです!」と思いました。ありがたかったし、楽しかったです。

ーー「青春トレイン」のフォーメーションは、akaneさんの実力主義が反映されたメンバーポジションだと言えますね。

間島:世代交代という感じがしています。同じようなシングルを出していても、新しいファンを増やすことは難しいと思っていましたし、いろいろ挑戦してみることは大切なんじゃないかなと。

相澤:ラストアイドルは47人いるので、番組で取り上げていただけるメンバーは限られてくるんです。いろんな才能があるけど隠れてしまっている子がたくさんいるので、今回の企画で米田(みいな)ちゃん、岡村(茉奈)ちゃんといったダンスが得意な子が前に出てきてすごく嬉しいです。

ーーここからはakaneさんのコメントを交えて話を聞いていこうと思います。間島さんの印象については、「周りからとても信頼されてる印象」「全体を引っ張っていくリーダー」とあります。そもそも、ラストアイドルにリーダーは存在しているんでしたっけ?

間島:リーダーという職が付けられたのは今回が初めてなんです。

ーー先生からリーダーに任命されたということですか?

間島:ランク分けのオーディションがあった後に、私たち3人が呼び出されて、先生から「3人にリーダーになってもらいます」と言われたんですよ。でも、リーダーとして機能できていたのか不安だったので、こう思っていただけていたのは純粋に嬉しいですね。

ーー間島さんが3人の中でも全体のリーダーということですね。

間島:ファンの方にも「ラストアイドルの先陣を切って、引っ張っていってあげてね」と言っていただけることが増えたんですけど、恐れ多いというか……。みんなを引っ張っていくとか、決めていくのが本来は苦手なので。

ーー間島さんと言えば、前シーズンの団体行動で指揮者としてグループをまとめていた印象が強いです。

間島:ありがとうございます。でも、団体行動の時と今回大きく違うのは、3人で一つのリーダーになれたこと。いい意味で3分の1になれるように頑張りました。

ーーリーダーが3人いたことでプレッシャーも分散されたということですね。「青春トレイン」が初披露された『神宮外苑花火大会』終演後には、間島さんが涙を流す場面もありました。

間島:最後にakaneさんが「すごくよかったよ」って褒めてくださったんです。akaneさんに褒められたことで感極まりました。今回のシーズンでは自分たちの現実を突きつけられて、そこからみんなが本当に成長したと実感できたし、何より3カ月間の練習の成果をすべて出せたことの感動があったり、練習風景を思い返したりして泣いちゃいましたね。

ーー相澤さんと池松さんから見た間島さんのリーダー像は?

相澤:団体行動で指揮者をやっていた時から、ラストアイドルの前に立つだけで場を締めてくれる存在だなと思っています。今回もすごく頼りにしていたんですけど、一人で頑張りすぎちゃう部分もあるので、3人で支え合えてよかったです。

池松:出会った頃から思っていたことがあって。間島ちゃんって自分の意思をしっかり持っているんですよ。だからこそ、一緒にリーダーが出来てよかったなと思っているし、私たちはリーダーという役にいきなりなったわけですけど、間島ちゃんはすでに経験していたので、そういった面でもとても心強かったです!

間島:嬉しい。ありがとう!

ーー相澤さんは「優しくて面倒見のいい人」「ダンスが苦手なメンバーにずっと付きっきりで練習を見てあげていた」とあります。

相澤:私も一人でコツコツやってきたタイプなので、全体をまとめるのが苦手なんです。だから最初は棒立ちで見ている状態でした。でも、2人が全体を見てくれている時に苦戦しているメンバーの近くで細かく見てあげるのが自分にできることだなと思うようになって、よりメンバーに近い場所にいるようにしていましたね。2期生アンダーの久保田(沙矢香)ちゃんを特によく見ていたんですけど、1対1でしっかり練習するように心がけていました。

ーー距離は縮まりましたか?

相澤:akaneさんが登美丘高校でもそうしていると言っていたんですけど、今回はメンバーがメンバーに教えるということを意識してくださっていました。だからこそいろんな人と話す機会が多かったですし、自分が教えた子とは特に距離が縮まりました。もともと1期生はバトルからスタートしたのでなんとなく溝があったり、1期生と2期生の間にも壁があったので、そういったものをなくす意味でもダンス企画は大事だったのかなと思います。

ーー「青春トレイン」のMVでは、センター阿部菜々実さんの後ろに位置する“裏センター”的ポジションです。

相澤:ランクもAグループだったので最初は前に行きたいと思っていたんですけど、裏センターはすごく大事なポジションですよね。前から引っ張るのではなくて、後ろから支えるというのが自分のリーダー像にも合っていて、すごく思い入れのある大切なポジションになりました。踊る時もみんなを支える気持ちで踊っています。

ーー間島さん、池松さんから見た相澤さんのリーダー像は?

間島:瑠香ちゃんがリーダーにいてくれて本当に良かった。愛理ちゃんと私が前に出て全体を締めるスタイルだったので、2人だけだったら怖がられていたと思う(笑)。瑠香ちゃんが親身になってみんなに教えてくれたおかげで、3人でバランスが取れていたんだと思います。

ーー特に池松さんは同じGood Tearsとして付き合いも深いですが。

池松:今さらって感じになっちゃうんですけど、瑠香は私から見てメンバーの中で一番考えが大人なんですよ。私はスキルの面でメンバーを支えようと努力してましたけど、大人な瑠香はメンタル面でもみんなをちゃんと支えてくれていたので尊敬しています……って、恥ずかしいわ(笑)。

相澤:嬉しい(笑)。

ーー池松さんは「みんなの手本になるメンバー」「振付もすぐ覚えてくれた」とあります。池松さんにとって「青春トレイン」は簡単でしたか?

池松:この曲は振付が面白いじゃないですか。だから楽しく踊るんですけどすごく大変で、体力を使うんです。簡単というよりは大変。踊れるけど、楽しいけど、キツイ。そんな振付です。

ーー池松さんとしては今回は待ち焦がれていた企画だったのでは?

池松:最初聞いた時はテンションがめちゃくちゃ上がりました。でも、Good Tearsとしてはダンスで1回失敗しているんです。「スリル」で難しい振付に挑戦して、結局出来ずに振付を全部変えられてしまったことがあって。ダンスは得意だし、ダンス審査は嬉しかったけど、そのトラウマがあったので少し気持ちが乗らない部分も正直ありました。

ーー大サビの〈青春〉という池松さんによるリップシンクは、インパクト大です。MV撮影の時点から池田一真監督から告げれていたんですか?

池松:みんながクランクアップした後に私だけ残って、「おっと?」と思いながら撮りました。MVを観てみたらびっくりしましたね。監督の思い入れも強く、すごく細かく指導していただいて。〈青春〉という言葉だけで伝えなきゃいけないというプレッシャーを感じながら、全力でそのシーンを受けさせてもらいました。

ーーラストアイドルのダンス力を牽引する池松さんのリーダー像は、間島さん、相澤さんから見てどのようなものですか?

間島:愛理ちゃんがリーダーでいてくれて本当によかったと、ラストアイドル全員が思っていると思います! akaneさんにも頼られていたし、みんなも愛理ちゃんのことを頼っていたので、本当に感謝です。

相澤:いつも一緒にいる時の愛理ちゃんは変な話をしたりとか、ワイワイ楽しくいることが多いんですけど、ダンス企画の時は本当に頼りになって、ラストアイドルいちダンスが上手い愛理ちゃんなしでは成り立たなかった企画です。個人的にも愛理ちゃんがMVでフィーチャーされたのが嬉しくて。愛理ちゃんが評価されたのは素直に嬉しかったです。

池松:やっぱりこれ、照れますね(笑)。

■根性強さや迫力が“ラストアイドルらしさ”に

ーーakaneさんが初めてラストアイドルと対面した際の「かなりパフォーマンス力は低い。目標のレベルにはならない」という言葉は番組でも放送されていましたが、「本人達にもこのままでは新曲のパフォーマンスは完成しないだろうと言いました」と、今回いただいたコメントの中にありました。この時のことは覚えていますか?

相澤:覚えています。「メンバー間にやる気の差がある」「このままじゃ無理だよ」という言葉は、それぞれのメンバーが普段から思っていたけどお互いに言えないで過ごしてきたことだったんです。それをたった数時間で見破られて指摘されたことが、今のラストアイドルの弱い部分なんだと気づきました。もちろん言われた言葉に対して悔しいと感じましたけど、これじゃだめだよと言ってくださる機会があったことはとてもありがたかったです。

池松:指摘されたことは、私もずっと思って自分なりに表してきたことでもありました。でも人数が多くて伝わりきらずに悩んでいたことでもあったので、このタイミングでakaneさんがいらしたことは、ラストアイドルにとって「今が変わりどきだ」と言われているように感じて。akaneさんの言葉に刺激されて変わったメンバーもいると思うし、何より「ラストアイドルみんなで売れよう」という思いを全員で改めて持つことができるようになったんじゃないかなと。ラストアイドルはこのシーズンで変わることができたと個人的には思っています。

ーー一方で、akaneさんは「本番絶対にミスなく大成功できるのは間違いなくこのグループの強み」とも答えています。グループの結束力は強くなってきていると感じますか?

間島:感じますね。まずは団体行動でみんなで一つなんだということを学んで、今回のakaneさんの企画ではメンバー同士で教え合ったり、自分たちで主体的に一つのものを作っているんだという意識が芽生えました。それぞれの経験を通して、ラストアイドルがいい方向に向かっているのは私も実感しています。

ーー今回の振付についてのコメントでは「ラストアイドルらしさや魅力を引き出せていたら」とありますが、みなさんが思う“ラストアイドルらしさ”とはどのようなものでしょうか?

池松:メンバー一人ひとりの根性強さ。全員がバトルを経験してきて今に至るので、そこはほかのグループとは違うところで強みですよね。また、人数が多いのも強みになってきていて、まさに「青春トレイン」は44人でないと出来ないパフォーマンスです。イベントやテレビ出演の際にもこの人数だからこそ初めて見る方々に伝えられた迫力があったと思いますし。あと、先ほどのakaneさんのコメントにもあったように、ラストアイドルのメンバーって本当に本番に強いんですよ。どんな結果になっても耐えられるメンタルで、アウェイの場や本番に強くなったのは、バトルでの経験が生かされていますよね。

間島:バトルから始まっているのが独特だし、特に1期生はアイドル経験者も多くいたので、何が何でもアイドルをやってやるぞという子が多いというか。あと、いい意味でアイドルに慣れている子も多いですよね。ほかのグループは真っさらな状態で入ってきて、0からアイドルを作っていくわけですけど、ラストアイドルはもともと個性が強い人たちが揃っていて。だからこそ、みんなが合わさった時に面白いものができるんじゃないかなと思っています。

相澤:ラストアイドルは普段は7つのユニットに分かれて活動していますけど、それが一つになると大きな力になるのがグループの強み・個性だと思っています。今回の「青春トレイン」の振付は、まさにみんなが一つになった時のダイナミックさや迫力を引き出してくださっているものなので、それが今のラストアイドルらしさなのかもしれません。

ーー『青春トレイン』のシングルは各ユニット盤も用意されていて、Good Tearsは「桜が咲いたら」、Someday Somewhere(サムサム)は「悲しい歌はもう歌わない」といったユニット曲もそれぞれ収録されています。

相澤:Good Tearsの「桜が咲いたら」は、前作『大人サバイバー』収録の「ソメイヨシノ」のアンサーソングというか、繋がりのある曲です。

池松:Good Tearsからは一人メンバーが抜けたんですよ。その卒業したメンバーのことも踏まえた歌詞になっていて。ライブで歌っているといろいろ思い出すこともありますし、“桜が咲いたら会おうね”というメッセージも込められていて、Good Tearsにとって大事な曲をいただいたなと思っています。

間島:サムサムはこれまで悲しい歌をたくさん歌ってきたので、サムサムの歴史を見た時に「悲しい歌は歌わないって振り切っちゃうんだ」と思いましたし、メンバーとも「次のシングルで悲しい歌、歌えないじゃん」って言ってるんですけど(笑)、個人的にもとても好きな曲です。サムサムはユニットでバトルをした2ndシーズンで全敗していて、ファンの方々には負けたり泣いたりしている印象が強いと思うんです。だからこそ、「もう悲しい歌は歌いません!」というユニットの意思表示としても歌っていきたいです。

■歌企画、1期生×2期生バトル、選抜制…今後の展開に思うこと

ーー「大人サバイバー」「青春トレイン」とパフォーマンス力を強化してきたみなさんですが、今後挑戦してみたいことはありますか?

相澤:私は歌企画をやりたいです。個人的に歌がすごく苦手なんですけど、苦手だからこそできた時に得るものは大きいなと。ダンスに加えて歌も強くなったらもっと強くなれるので、自分の苦手なこととも向き合いたいです。あと、ダンスで新しい子たちが前に出てきたように、歌で前に出てくる子もいるので、ラストアイドルの新しい一面を見せられるかなと思います。

間島:私はみんなでやるとしたら和太鼓とか、吹奏楽、マーチングバンドがいいなと思っていて。吹奏楽はちょうど40名くらいでできるらしいんです。来年東京オリンピックがあるじゃないですか。だから和太鼓は海外の人からも興味を持ってもらえるんじゃないかなと。あと、個人的には舞台をやりたいです! 楽しそうだし、成長できそう。

池松:私はこれまでやりたくない企画がなかったんですよ。何かがやりたいというよりも、どんな企画も頑張りますっていうタイプなので、何かがやりたいという意思がないのかもしれない。全部受け入れます、頑張ります、ラストアイドルが売れるんだったら、というスタンスなんですけど。

相澤:なんでもできるとしたら?

池松:ラストアイドルで海外旅行に行きたいです。

間島:それはみんな行きたいと思う!(笑)。

池松:世界一周企画。このグループはハワイ、このグループはグアム、みたいな。

間島:どこもバカンス! アフリカとか行かないの?(笑)。

ーー(笑)。例えば、1期生と2期生のバトルなどは?

池松:みんないい感じに団結できているところなので、今はいいです。

相澤:まとまったものを崩すのかという気持ちはあるんですけど、私はどこかでバトルの血が……バトルから始まったラストアイドルなので、そろそろね。

間島:私はいいです……!

相澤:やってる最中は二度と戦いたくないって気持ちなんですけど、終わるとちょっと寂しさもあるんですよね。

池松:だってあの時はバトルが生きがいだったもん。

間島:本当?!

池松:超おもろいじゃん、バトル。

相澤:バトルごとに曲がいただけるのもありがたかったですし、やっぱり成長できる期間でもあるなって。

ーー全員歌唱曲が2作連続で続いていますが、選抜制の可能性についてはどう思いますか?

池松:いずれはあるんだろうなと思っています。それがラストアイドルにとって大事だったり正解だったりするのであれば選抜にするべきじゃないですか。ラストアイドルにとっていいのであれば私は賛成です。ダメな方向にいく選抜であればもちろん反対ですけど。

相澤:個人的には嫌ですし、今のラストアイドルは大人数というのも一つの強みなので、今すぐやるべきかというのは分からないです。でも、選抜制にすることで、「選抜に入ってやる!」というやる気も出ると思うし、ステージに立てるのは当たり前じゃないということを感じられる機会にもなると思うので、ラストアイドルの内側のやる気を向上させるという意味ではいつかやってもいいのかなと思います。でも、進んでやりたくはないです……。

間島:メンバー個人の意見としては複雑なんですけど、私もいつかは必要かなと思っていて。やりたくない気持ちもあるし、選抜も一種のバトルなわけじゃないですか。だからギスギスすると思ったら嫌だなというところもあるんですけど、多すぎて誰が誰だかわからないという意見があるのも事実で。それで見つけられているはずの子が見つけてもらえていないのであれば、もったいないですよね。それに私はAKB48さんのような選抜制のアイドルが好きで憧れてアイドルを始めたので、非選抜のメンバーからお気に入りのメンバーを見つける楽しさがあるのもわかるんです。今は多くの方々の目を引くことのできる人数の多さを大切にしつつ、いつかのために心の準備はしておこうと思います。

ーーさきほどみなさんにも“ラストアイドルらしさ”について答えてもらいましたが、「バンドワゴン」「大人サバイバー」「青春トレイン」と、ラストアイドルの歌詞には必ずと言っていいほど、〈夢〉というワードが出てきますよね。個人的には夢に向かって一歩ずつ進んでいく姿が、ラストアイドルの魅力、らしさなのかなとも思うのですが。

相澤:そういった心境でみんなが番組に挑戦してきたし、バトルで夢を掴んでやるっていう気持ちで入ってきているので、それを歌にしてくださっているのは本当にありがたいです。ラストアイドルだからこそ歌える曲ですよね。

池松:ラストアイドルにもっと知名度があって、誰もが知っているようなグループだったとしたら今ある曲の歌詞はいただいていないと思う。今のラストアイドルのレベルだからこそ〈夢〉を歌っているわけであって。「青春トレイン」をいろいろな場所でパフォーマンスする中でもまだまだ夢は遠いなって感じることができたし、だからこそやる気にも繋がりました。ラストアイドルが売れることが今の一番の目標です。

間島:ラストアイドルが大きくなりたいというのは本当にそうで。AKB48のように“国民的アイドル”と呼ばれるようなグループになりたいし、個人的な話だと最終的にさいたまスーパーアリーナで卒業公演ができるようになりたいと思っていて。それくらい卒業するときに「ラストアイドルに貢献したね」って言ってもらえるようになりたい。惜しまれながら卒業できる人間になれるように頑張りたいです。

ーーさいたまスーパーアリーナというのは?

間島:大好きな前田敦子さんが卒業を発表された場所で、大好きな岡崎体育さんもずっとさいたまスーパーアリーナでのワンマンライブを目標に活動されていたので。私もそこでやります!

相澤:やっぱりラストアイドルとして大きくなりたいというのが一番。私も個人的な目標としては、ラストアイドルで全国ツアーができるようになって、地元・宮城にあるセキスイハイムスーパーアリーナでライブができるくらい大きなグループになりたい。まだまだ遠いとは思うんですけど、「大人サバイバー」「青春トレイン」と、大きなステージに立たせていただく機会も増えて、ラストアイドルの名前も世間のみなさんに少しずつ知っていただけるようになって、無謀だと思っていた夢も少しずつ現実に近づいていると思うので、「青春トレイン」のような熱い気持ちでこれからも夢に向かっていきたいです。

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