「佐々木、イン、マイマイン」の監督を務めた内山拓也が、Web番組「活弁シネマ倶楽部」に出演。現在、同番組がYouTubeで公開されている。

本作は、俳優志望の青年が高校時代に思いを馳せながら現在と向き合っていく青春ドラマ。藤原季節が主人公の悠二、「ガンバレとかうるせぇ」の細川岳が悠二の同級生・佐々木を演じた。内山は本作で2020年度新藤兼人賞の銀賞と、第42回ヨコハマ映画祭の新人監督賞を獲得している。

自身のスタンスとして「海外の作品で好きなものがあったとして、それをマネするのではなく、僕らなりに置き換えたうえで、アップデートさせて彼らと戦って勝たなければならないと思っています」と語る内山。「ある対象を撮るとき、そこには“切実さ”がなければならないと思うんです。それに、切実さを持ってやれる仲間が僕らにはいるはずだと思います。自戒を込めて、“あなたが撮らなければならない理由”というものの重要さを考えなければいけないなと。世代で区切られたりもしたくない。みんなで団結して、これを表明していきたいです」と思いを述べている。

「佐々木、イン、マイマイン」は東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開中。

(c)「佐々木、イン、マイマイン」