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福士誠治が初主演映画「ある用務員」への思い入れ語る「ターニングポイントになった」

ナタリー

21/2/9(火) 21:35

「ある用務員」舞台挨拶の様子。左から阪元裕吾、北代高士、前野朋哉、福士誠治、波岡一喜、高石あかり、伊澤彩織。

「ある用務員」の舞台挨拶が本日2月9日に東京・シネマート新宿で開催され、キャストの福士誠治、前野朋哉、波岡一喜、北代高士、高石あかり、伊澤彩織、監督を務めた阪元裕吾が登壇した。

元暴力団員だった父を幼い頃に殺され、凄腕の殺し屋に成長した深見を主人公とする本作。父親の組兄弟の娘・真島唯の見張りを務めるため用務員として高校に潜り込んでいる深見だったが、ある日暴力団の抗争が勃発し、唯の命が狙われることになる。福士が深見、芋生悠がヒロインの唯役で出演。前野が唯の腹違いの兄・本田優介、波岡が唯の通う高校の教師・遠藤を演じた。また北代、高石、伊澤が深見と唯の命を狙う殺し屋に扮している。

福士が「人生で初めて映画で主演を務めました。物作りの楽しさを改めて知った作品でもあります。あのアクションを全部1人でやったんですよ! スタントなしでやれたのはよかった」と笑顔をこぼすと、会場からは大きな拍手が起こる。続けて福士が「伊澤さんはスタントもやっている方なんです。『遅いな』と女性に煽られたのは初めてでした(笑)」と振り返ると、伊澤は「いや、福士さんが速いので私もどんどん速くなりました」と述懐した。

北代は「僕は福士さんとだけ戦いましたけど、福士さんはみんなと戦っている。僕とのシーンのときはすでにボロボロで、トレーナーさんに鍼を打ってもらって血を抜きながらやっていたんです。そこまでしている姿を見て感動しましたね」と回想。それを受けた福士は「あとでジュースおごっておきます」と茶目っ気たっぷりに返し、「高石さんとは銃撃戦、伊澤さんとは肉弾戦、北代くんとは昭和の殴り合いみたいなのをやって……前野くんとは、戦ってないわ!」と明かす。波岡は「僕は前野くんが銃を出すシーン好きですよ。タランティーノっぽくて」とコメントし、前野は「中学生のときにエアガンを持っていたんです。撃ったことはなかったので、やっと撃てた!と思いました」と喜びを伝えた。高石は「私が演じたリカ、あんな子が殺し屋だったら……という意外性のある役です。殺し屋にもそれぞれ個性があって、何度観ても面白い作品になっています」とアピールした。

最後に福士は「波岡くんとは古くからの付き合いなんです。舞台挨拶でこうやって並ぶと感動します」と述べ、「『ある用務員』は役者人生の中でもターニングポイントになった作品です。物作りに対する思いも変わりましたし、お客さんに対する感謝も増えました。この作品は全国でも公開されますので、もっと広めていただけるとすごくうれしいです。よろしくお願いします」と呼びかける。そして阪元は「4年ぐらい前に予算5万円の映画から始まって、今こんなところに立っていられるのがうれしいです。日本映画には面白い作品がたくさんあります。この作品もそんな作品と一緒に多くの人に届けられればいいなと思います」と願いを込め、イベントの幕を引いた。

「ある用務員」は全国で公開中。

※高石あかりの高は、はしごだかが正式表記

(c)2021「ある用務員」製作委員会

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