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南村千里、新作で“きこえない音”を表現「私たちの音を堪能して」

ナタリー

18/12/8(土) 9:03

「光の音:影の音 ―耳だけで聞くものなのか―」より。(撮影:池上直哉)

「光の音:影の音 ―耳だけで聞くものなのか―」が、昨日12月7日に東京・あうるすぽっとで開幕した。

「光の音:影の音」は、イギリス・ロンドンを拠点に活動するダンスアーティスト・南村千里の最新作。ろう者でもある南村が“感じる音”と“きこえる人が感じる音”は、どこが同じでどこが違うのか、また“きこえない音”をどう表現することができるのか。それらをテーマに、南村は伊藤キム、捩子ぴじん、Aokidらと共に作品を制作する。開幕に際し、南村は「私たちが見出した、きこえない光の音と影の音。是非、劇場で私たちの音を堪能していただければと思います。お待ちしております」と観客に呼びかけた。

上演時間は休憩なしの約1時間10分。公演は明日12月9日まで。なお本作は、「東京芸術祭2018」の「としま国際アート・カルチャー都市発信プログラム」の1つにラインナップされている。

※初出時より、上演時間を変更しました。

南村千里コメント

音は、耳だけできくものなのだろうか。
きこえない私は耳できくことはできないが、感じ、見ることができる。
鼓動や、池に石を投げ込んだ時にできる水紋など。

音とは一体何だろうか。
きこえない世界ときこえる世界の間にある音の差異。
この差異を探るために、伊藤キム氏、捩子ぴじん氏、Aokid氏らアーティストたちの音/声を観察し、彼らと一緒に音や声を分解し、解析した。
そこで私たちが見出した、きこえない光の音と影の音。
是非、劇場で私たちの音を堪能していただければと思います。
お待ちしております。

「光の音:影の音 ―耳だけで聞くものなのか―」

2018年12月7日(金)~9日(日)
東京都 あうるすぽっと

アーティスティック・ディレクター:南村千里
出演:伊藤キム、捩子ぴじん、Aokid ほか

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