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いま、最高の一本に出会える

DA PUMP、“U.S.A.ドリーム”後も止まらない勢い DPCに感謝伝えた16年ぶり武道館公演

リアルサウンド

19/6/28(金) 7:00

「16年ぶりの武道館、ホントにありがとうございました! これからも自分たちの歩幅ではありますが、一歩一歩未来につなげていけるよう頑張っていきます。みんなに、最大級の感謝を込めて!!!」(ISSA)

 6月13日・14日にグループとしては16年9カ月ぶり、現体制では初の日本武道館公演『LIVE DA PUMP 2019 THANX!!!!!!! FINAL』を行ったDA PUMP。先ごろ、メンバーのYORIが「U.S.A.初披露から今日で1年が経ちました」などとツイートしており、同曲で社会現象レベルの旋風を巻き起こした1年のめまぐるしさに改めて驚かされたものだ。武道館で見かけた現在のDA PUMP CREW(DA PUMPファン、以下DPC)には、彼らのデビュー当時を知るアラサー以上の世代はもちろん、ティーンやキッズも多かった。

 これまでに開催された全ツアーのダイジェスト映像に始まり、賑やかに「U.S.A.」から幕を開けたこの日のステージ。序盤から「ごきげんだぜっ! 〜Nothing But Something〜」(1998年)、「Com’on! Be My Girl!」(2000年)など、誰もが知るヒット曲を連発。リリースイベントなどですでに体感している観客も多いはずだが、その声量に加えてハイトーンの力強さなど、リリース当時よりもむしろ迫力を増したISSAの歌声に導かれるように、会場全体も高いボルテージをキープしたままライブが進んでいく。

 初期の彼らの代名詞といえるロックダンスの動きをフィーチャーした「Love Is The Final Liberty」(1997年)、ISSAを含め全員で力強いポップを繰り出す「Steppin’ and Shakin’」(2001年)など、おなじみの楽曲もシンクロ感の高いパフォーマンスで見せてくれる。「U.S.A.」の振りの一部を組み込む形にアレンジされた「Rhapsody in Blue」(1998年)にもニヤリとさせられた。

 こういったワンマンライブならではの醍醐味として、曲中などで各メンバーをフィーチャーしたパフォーマンスも挙げられる。YORIは長身で“王子”感が漂うビジュアルながら、楽曲によってはキレのあるポップの使い手に変身。この日はキッズとハイタッチしたりとファンサービスが手厚かったTOMOも、ハードなクランプの動きを随所で爆発させていた。ラッパーとしても活躍するKIMIの、ラップをしながら他のメンバーと緻密に動きをシンクロさせる技にもうならされた。アクロバティックな動きなど、日本人離れした全身のバネのしなやかさで目を引くU-YEAH。エネルギッシュなダンスで魅せるKENZOは、冒頭の「U.S.A.」など随所でアドリブを繰り出す遊び心も光った。最年少のDAICHIは笑顔のイメージが強いが、楽曲によってはセクシーさ溢れるダンスで魅了していて、そのギャップも印象深い。そして、先ごろ行われたw-inds.千葉涼平&KENZOの対談(参考:千葉涼平(w-inds.)×KENZO(DA PUMP)特別対談「ダンスの魅力に触れやすい時代に」)でも話題になっていたが、たとえばこの日のラテンフレイバー溢れる「CORAZON」(2001年)などでのパワフルな歌唱と難易度の高いダンスの“合わせ技”で魅せる、ISSAの唯一無二のカリスマ性にも改めて目を見張った。

 本編後半にはサポートプレイヤーのGakushiのリードで観客とテンション高くコール&レスポンスを楽しみ、そのまま2010年代のヒップホップ要素が強い「Do it!宙にジャンプ」(シングル『桜』収録曲)へと突入。ライブにおけるDA PUMPのテーマソング的なナンバー「We can’t stop the music」(1999年)で、DPCと共に拳を高く突き上げて本編が終了した。

 お楽しみはまだまだ終わらない。アンコールで初披露されたのが、メンバーも出演する映画『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』(7月26日公開)の主題歌「P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~」(8月7日リリース)だ。アメリカで昨年ごろから流行している“WOAH”(ウォー)の動きを多用した“バイーンダンス”がフックとなっている同曲。ゆるくてコミカルなサビと、7人の動きのキレやシンクロ感が光るパートのギャップは、実力派の彼らだからこそ見せられるサプライズといえる。

DA PUMP、新曲で「バイーン」

 ステージを明るく盛り上げ続けたメンバーは、エンディングで「(デビューから)ISSAくんが22年、僕らが11年。でも、無駄なことは一つもなかったと思います」(TOMO)、「7人の夢でもあった武道館を、みなさんのおかげで叶えることができました。この先も一緒に夢を叶えていきたい」(KENZO)などと感慨深げに語った。そしてリーダーのISSAが冒頭のメッセージを満員の武道館へ贈り、笑顔でステージを下りていったのも印象的だった。

 同タイトルでのライブを7月7日の大阪城ホールまで行うDA PUMP。彼らを応援するDPCへの恩返しといえるこの公演の“次なる一手”は、どのようなものになるのだろうか。

■古知屋ジュン
沖縄県出身。歌って踊るアーティストをリスペクトするライター/編集者。『ヘドバン』編集を経て、『月刊ローチケHMV』『エキサイトBit』などで音楽/舞台/アートなど幅広い分野について執筆中。

DA PUMP オフィシャルサイト

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