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ミュージカル界の巨匠が集結した「エビータ」、いよいよ来日

18/7/4(水) 0:00

恵まれない境遇に生まれながら、強い野心を武器にアルゼンチンの大統領夫人にまで昇り詰め、33歳の若さでこの世を去ったエヴァ・ペロン。その激動の人生を題材にしたミュージカル、「エビータ」の来日公演が本日7月4日(水)に開幕する。「オペラ座の怪人」「キャッツ」のアンドリュー・ロイド=ウェバー(作曲)、「ライオンキング」「アラジン」のティム・ライス(作詞)の若き日の才能が堪能できる、1978年初演の名作だ。《アルゼンチンよ、泣かないで》《スーツケースを抱いて》などのスタンダードナンバーと化した楽曲や、劇団四季による度重なる上演、またマドンナ主演の映画版(1996年)により日本でも広く知られる。

今回の来日公演の目玉は、巨匠ハロルド・プリンスがトニー賞を受賞した初演の演出を自らの手で蘇らせた40周年記念バージョンであること、そして日本限定キャストとしてラミン・カリムルーが登板すること。ミュージカルの本場ブロードウェイとロンドンで『オペラ座の怪人』や『レ・ミゼラブル』などの大作に次々と主演し、たびたび来日もしてその美声を轟かせているカリムルーだが、日本で全幕ミュージカルに出演するのは初めて。狂言廻しであると同時に、革命家チェ・ゲバラを想起させるキャラクターでもある、チェという難役をどう造形するかに注目が集まっている。

ミュージカル「エビータ」は、東急シアターオーブにて7月29日(日)まで上演。

文:町田麻子

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