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スラムで生きるロマの少年の姿を描く イタリア映画『チャンブラにて』1月26日公開

リアルサウンド

19/1/4(金) 12:05

 第90回アカデミー賞外国語映画賞イタリア代表選出作品『チャンブラにて』が1月26日より新宿武蔵野館ほかにて公開される。

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 イタリア映画祭2016で上映された『地中海』のジョナス・カルピニャーノ監督第2作となる本作は、生活に関わるあらゆることの迫害を受け、まともな職に就けないロマという民族が住んでいる、イタリアのレッジョ・カラブリア県に位置するジョイア・タウロと呼ばれるコムーネ(共同体)にある、スラム化したひとつの通りチャンブラが舞台。14歳にして酒と煙草をたしなむピオは、兄のコジモからストリートで日々の糧を得る術を学び、家族やロマの仲間を支えていた。だが、父親と兄が警察に拘留されたことから、家族を背負うという大きな負担が徐々にピオの肩にのしかかってくる。アフリカの移民アイヴァと知り合ったピオは、彼の協力を得て金を稼ぎ始めるのだが……。

 カルピニャーノ監督は、2011年にジョイア・タウロを訪れた際、ロマから撮影機材一式が積まれた車を盗まれた。その捜索をしている折に出会ったのが、本作で主人公を演じた14歳のロマの少年、ピオ・アマートと彼の家族。カルピニャーノ監督は、ロマの非情な生活、ピオの逞しさを知り、愛情と称賛の念を抱くようになったという。(リアルサウンド編集部)

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