Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

2020年、いつもと違う年 その6 「R-1ぐらんぷり2020」マヂカルラブリー・野田クリスタル×梅田一路氏

ナタリー

20/12/24(木) 19:00

梅田一路プロデューサーとマヂカルラブリー・野田クリスタルさん。

新型コロナウイルスの流行で図らずも特別な年になった2020年を、お笑いに携わる人たちと気のおもむくままに振り返るこの連載。1回目ではコロナ禍によってパンツ交換や氷口移しといったおなじみの罰ゲームが封じられた「勇者ああああ」板川侑右プロデューサーとラブレターズ、2回目ではさまざまな公演が“自粛”を余儀なくされる中で、十分な感染対策をしながら「やる」決断をした「劇団かもめんたる」かもめんたる・う大さんと会場で観劇していたかが屋・賀屋さん、3回目ではパーソナリティがコロナに感染し、急遽代役を立てることになったTBSラジオ「JUNK 爆笑問題カーボーイ」の宮嵜守史さんとその代打を務めたウエストランド、4回目ではコロナの感染拡大状況に翻弄されながらも来年の「キングオブコント」へ向けて意欲を燃やす「ZOMMY」のゾフィーとザ・マミィ、公演を手がけるユーロライブ小西朝子さん、5回目ではコロナ禍から目をそらさず工夫を凝らした演出で観客を楽しませた「シソンヌライブ」の面々にインタビューを行い、“笑いを届けること”への思いに耳を傾けてきました。「堅苦しくなく語る」がテーマでもあるので、横道にはみ出した雑談もたっぷりと交えてお届けしています。

最後に登場してもらうのは、史上初となる無観客開催となった「R-1ぐらんぷり2020」で栄光を掴んだマヂカルラブリー・野田クリスタルさんと、関西テレビプロデューサーの梅田一路さん。当時、前代未聞だった「無観客賞レース」の成功の裏側にはどんな苦労があったのでしょうか? 11月25日に行われた「R-1グランプリ2021」やります会見のあと、2人に話を聞きました。

取材・文・撮影 / 狩野有理

野田クリスタル×梅田一路P インタビュー

賞レースは発表会、誰もいない小部屋でやりたい

──「R-1ぐらんぷり2020」が無観客になるというアナウンスを聞いたとき、野田さんはどう思いましたか?

野田クリスタル 正式に知らされる前、都市伝説的に「無観客になるかもしれない」って聞いたんですよ。「まさかそんなことはないと思うけど、そんな話もあるらしい」と周りはざわついていました。実際に無観客になるっていう説明を受けたのは決勝進出者が発表されたときですね。ゾクゾクしました。「なんだ? 今年は」って。

──それはどういうゾクゾクですか? 恐怖?

野田 この試合、どうなるかわからないぞっていうワクワク感です。観客を入れてやっていた予選の出来はもう関係なしに、何が起こるかわからない。未知なる大会への楽しみが勝っている雰囲気でしたね、みんな。

梅田一路 みなさんそんな感じやったんですね(笑)。野田さんは優勝後の会見(参考記事:野田クリスタル「R-1」優勝会見、副賞の冠特番で「ゲーム番組やりたい!」)でも「無観客のほうが逆にやりやすかった」っておっしゃってくれて。

野田 僕、本当はまったく誰もいない小部屋でネタやりたいんですよ。閉ざされた空間でやって、それをモニターとかで見てもらうっていうのが一番いい状態だと思うんですけど、しょうがないですよね。一応、客商売なのでお客様の前でやってます。

──(笑)。お客さんの反応があって自分もどんどんノッてくるとおっしゃる芸人さんが多いように思いますが。

野田 いや、だから前説とかすげえ苦手で。お客さんを盛り上げる術が脆弱。僕にとって賞レースって自分の考えたものを発表する会なので、できれば密室でやりたいです。

──スベってもダメージを受けないというのはいいかもしれません。

野田 寄席とかだと僕ら目当てじゃないお客さんがちょっとやる気ない感じのときもあるんですけど、それでもなんとか盛り上げないといけないっていうのがどうにも苦手で。賞レースは「はい、どうも」からすぐネタを始めていいじゃないですか。発表会だから。それがいいんです。

「めっちゃ俺ら苦労したのに!」

──無観客開催を決めるまで、テレビ局ではどんなご苦労があったのでしょうか。

梅田 コロナというものがテレビの報道でも取り上げられるようになって、大変なことになっているなとは思っていましたが、3月の決勝戦がまさか無観客になるなんてことは考えもしていませんでしたね。いつもは決勝戦の観覧を230人くらい入れているんですが、2月の中頃から「お客さん、どうする?」っていう議論になりました。今まで観客なしでなんてやったことがなかったですし、賞レースの会場にお客さんがいないなんてありえない。スタジオでファイナリストがネタを演じたときにちゃんと笑いが起きるという環境はなんとかして整えたいという気持ちで、最後の最後までやり方を検討したんですが、いろんな方の意見を総合した結果、感染防止の観点からお客さんを入れることは諦めました。致し方なく、そういう判断になりましたね。だから、決勝が終わってから野田さんが「お客さんがいなくてやりやすかったです」とおっしゃって、「めっちゃ俺ら苦労したのに!」って思いました(笑)。

野田 あはははは(笑)。「助かったー」って思いましたもん。

──もしかしたら野田さんは、通常通り観客ありの大会だったら優勝できていないかもしれない?

野田 いや、全然ありますね。お客さんに伝わっていない笑いもあったと思いますし。あの場にいたのって審査員の方々と関係者だけじゃないですか。だから何をやっても伝わるんです。スタッフさんもずっと「R-1」を見てきた人たちですから、もはやそこにいる全員の目が肥えているというか。楽しくて仕方なかった。やりたい放題でしたね。

──水を得た魚のように力を発揮した野田さんに対して、やはりこういう環境に慣れていないファイナリストもいたと思います。

野田 そうですね。スタジオにいたのは“裏”の部分も見ている人たちなので、ワタリ119とかはやりづらかったんじゃないかなと思います。ネタを初めて見るお客さんはワタリのパフォーマンスにワクワクするんですけど、今回は仕組みとかスタイルが全部バレているっていう中でやらなきゃいけなかった。ああいう、お客さんありきで構成されて、演出も練られたネタの芸人は大変だったんじゃないですかね。

梅田 ルシファー吉岡さんなど、笑いを重ねていくコントの方も相当やりにくかっただろうなと思います。視聴者の笑い声を想像しながらネタを運んでいかないといけないので。

野田 この大会はウケ量では判断できなかった。だから僕が優勝したし、すゑひろがりず南條や大谷健太さんがファイナルステージに残ったんだと思うんです。この3人って“試み”の3人なんですよ。

──あ、なるほど。スタイルを発明しているような方々。

野田 はい。だから面白さっていうより“試み優勝”だと僕は思ってます。

梅田 あはははは(笑)。僕らとしては、現場で笑いの量を確かめられない分、演者さんがどこへ向けて発信すればいいかをわかりやすくしないといけないなと考えていました。そこで急遽、視聴者のTwitter投票を企画したんです。決勝当日の10日くらい前からTwitter社さんを巻き込んで、システムを作って……。それを審査に加えることで、演者さんにはテレビの向こう側に届けるということをより意識してもらおうと思いました。

──野田さんは視聴者票であるd投票、Twitter投票、共に1位で優勝されましたね(参考記事:マヂカルラブリー・野田クリスタルが「R-1ぐらんぷり2020」優勝)。いち視聴者としては、会場の反応がないことでネタを見ることだけに集中できた気がします。

野田 ジャルジャルさんのYouTubeって真っ白な部屋でお客さんの笑い声一切ない中でコントをやってるんですけど、めちゃめちゃ面白いんですよ。こっちがネタに入り込めるから。「R-1」でもそういう状況を作れていたのかもしれないですね。

無観客ライブと言えば“もう中さん事件”

──イレギュラーな形になった2020年大会、梅田さんの手応えはどうでしたか?

梅田 ファイナリストの方がどう感じられたかっていうのを我々スタッフとしては一番心配していたんですが、野田さんの「やりやすかった」という言葉には救われたところがありますね。

野田 本音ですからね。気を使って言ったわけではなく、マジなんで。

梅田 (笑)。ただ、芸人さんによってはやりにくかったでしょうし、こういう特殊な事態だったとはいえ改善すべきこともあったとは思います。それと、審査員の方にも苦労をおかけした。お客さんの反応がすべてではないにせよ、一つの審査材料にはなっていると思うので。

──終わったあとは例年以上にお疲れでした?

梅田 ぐったりはしました(笑)。

──この無観客の「R-1」以降、劇場のライブも無観客生配信という形で行われるようになりました。

野田 得意、不得意は人によるんですよ。お客さんを相手に作っている人もいれば、無視してやっている芸人もいるので。ただ、意外にどっちのタイプでも無観客面白いっていうのは発見でしたね。BKB(バイク川崎バイク)なんて、お客さんを煽るネタだから無観客でどうなるんだろうって思っていたんですけど、映像を見るとめちゃくちゃ面白い。無観客の会場を煽ってるんですよ。それと、無観客ライブと言えばあの大事件ですね。“もう中さん事件”。

──「水曜日のダウンタウン」(TBS)で麒麟・川島さんが紹介していましたね。もう中学生さんがお客さん参加型のネタを無観客の会場でいつもどおりにやるという。

野田 あれは伝説です。誰もいない客席込みの光景が笑いを増幅させているというか。ライブって映像で観ると、笑い声が聞こえることによって俯瞰的な目線になっちゃうんですよね。「お客さんが笑っている」っていうことも含めて観ている気がします。

──確かに。没入感は薄れるかもしれませんね。

野田 あと、無観客ライブで楽しかったのはネタ中の乱入ですね。ネタをやっている芸人にガヤを飛ばしたり、ほかの芸人が誰もいない客席で好き放題やるんですよ。それはこういう環境だからこそできたことなので、新鮮で面白かったです。

優勝してチャンピオン部屋へ引っ越し

──テレビ番組もリモートを導入したり、アクリル板を設置したり、さまざまな対策をとっていました。

梅田 リモートが始まった当初は我々制作スタッフだけではなく、まずシステムを組むところでの技術さんの苦労がありました。野田さんも経験されたと思いますけど、家に突然カメラとかiPadみたいなものが送られてきたでしょう。「自分でセッティングしてください」って。

野田 そうそう、ガチなカメラが届くんですよ。「うわ、ガチカメラじゃん……」と思って(笑)。で、自分で三脚にセットして。

梅田 演者さんにもそうやって協力していただきながらなんとか収録していました。

野田 でも、芸人みんなこれでWi-Fiの環境整ったんじゃないですかね。電波悪いと終わりなので。

──野田さんはせっかく「R-1」で優勝したのにこんな状況のために仕事が増えなかった、割に合わないとよくおっしゃっていましたよね。

野田 とは言いつつも、実は助かった部分もあって。ゲームを作ったり家で作業するネタが多いので、普通に劇場出番が入っていたら作業が間に合ってなかっただろうなと思います。1つの番組のために丸々新作ゲームを作れたのは、コロナの影響で劇場がなかったからなんですよね。

──露出も決して少なくなかったですよね。よくテレビでお見かけしましたもん、お引越しされたというあのきれいなお部屋を(参考記事画像:天竺鼠川原が優勝「家-1グランプリ」、せいや「お笑いやるために掃除する時間なんやねん」)。

野田 優勝した直後に「引っ越したろ!」と思って。

梅田 僕もあの部屋見たときによかったなあと思いましたよ。「きれいな部屋に住んではるわ~」って(笑)。

野田 ちゃんとグレードアップして、チャンピオン部屋になってます。

──なので、実際は「割に合わない」とそこまで言うほどではないのかなあと。

野田 まあそうですね。これがずーっと続いていたらどうなっていたかわからないですけど。あと、言い訳もできるなっていうのはありますね。コロナじゃなかったらまるで売れていたみたいな言い方をされるので、助かってはいるっていう。「そうなんだよねー」って僕も言うんですけど(笑)。

ほしのディスコの歌、全部聴いている

梅田 コロナの影響で、野田さんの優勝者特番(参考記事:野田クリスタルのR-1優勝者特番が放送決定、ゲーム制作で芸能界生き残りを狙う)の放送時期もどんどん遅れていきましたよね。本当は6月くらいの放送を想定していたんですけど。

野田 でも結果的によかったのかなって思いました。放送は10月になっちゃったんですけど、延びたことでいい感じにまとまった気がします。だってこの番組の打ち合わせ、これまでの優勝者の倍くらいしたと思うんですよ。

梅田 めちゃくちゃやっていただきましたね(笑)。

野田 関わっている期間が長かった分、終わったあと「これがチームだ!」みたいな一致団結感がありました。清々しかったです。

梅田 すごくいいものができましたもんね。

──コロナ禍によって活動を制限される中でYouTube配信を始める芸人さんが増えました。野田さんはパーパー・ほしのディスコさんのチャンネルを登録していると会見でおっしゃっていましたね。

野田 上がっている曲全部聴いているんですけど、ずーっと聴いていられるんですよねえ。あとニューヨークのYouTubeとかもよく観ています。芸人がYouTubeに走ることを揶揄する人もいますけど、僕はたくましくていいなって思います。芸人って、どこでも生きていける寄生虫のような職種だと思っているんで、こういう状況になってその強みが発揮されていますよね。

梅田 YouTubeを始める芸人さん、めちゃめちゃ増えましたよね。マヂカルラブリーさんはやらないんですか?

野田 僕単体のチャンネル(野田クリスタル【野田ゲー】)はあって、半年くらい放置してました。

──今の流れと逆ですね(笑)。

野田 コロナ始まってから放置しちゃって。ちゃんとやりたいなって気持ちもあるんですけど。

──コンビではやらないんですか?

野田 コンビでやると、たぶん仕事感が出てしまうんですよ。スケジュールの中に入っちゃうと、ちょっとやってられないなって思ってしまう気がする。個人でやっているYouTubeは適当に思いついたらその場で撮って、編集もたいしてせずにアップしていて。それが僕の中でYouTubeとの付き合い方なので、そのスタイルは維持したいですね。

──かっちりしてしまうと嫌になっちゃう。

野田 スケジュール組んじゃうと、「うーん」ってなっちゃいそうで。

──村上さんからは「やろうよ」という声はないんですか?

野田 あいつは働きたくない奴なんで、極力。何もしないに越したことはない。

──(笑)。野田さんが「R-1」優勝されたときに村上さんが喜んでいる動画が話題になりましたけど、野田さんは「あれはカメラを意識したパフォーマンス」ということをおっしゃっていましたね。

野田 あれは嘘動画ですね。嘘喜び動画です。

梅田 そうやったんですか?(笑)

野田 村上も「R-1」に出ていて、悔しさも当然あると思うんですよ。僕は村上が優勝していたら悔しいと思うだろうし。もちろん「相方が行ってくれた」っていう気持ちもあるとは思いますけど、結局は自分ががんばらなきゃいけないですから。相方と比べられたりもしますし。だから「R-1」でコンビの片割れが優勝した場合、もう片方は普通「やったろう」って気持ちになるんじゃないですかね。相方はなってはいなかったんですけどね。今はたぶんまだ寝てると思います。

──(笑)。

野田 それがよさなんですけどね。

オファー殺到して人気番組1周してたら燃え尽きてた

──さて、今日「R-1」2021年大会のやります会見(参考記事:おいでやす小田「R-1なめんなよ!」野田クリスタル「新世代がグイグイ来てる」)が行われたわけですが、コロナの流行が再拡大してきている現状です。

野田 下手したら来年は予選からすべて無観客の可能性もありますよね。

梅田 うーん、そうですね。今の感染拡大の状況とにらめっこしながらの判断になると思いますが、作り手側としては感染防止策をしっかりして、お客さんが安心して観覧できる環境、そして芸人さんがお客さんの前でひとり芸を披露できる環境を整えることが理想です。

──また、参加資格が芸歴10年以内に変更されて、これまでとは違った大会になりそうです。野田さんは前回王者として次の大会、どう見ますか?

野田 見たことない笑い、新鮮な笑いにはなるでしょうね。とんでもないアマチュアが出てくるかもしれない。

梅田 ぜひ、そういう方に出てきていただきたいです。

野田 ピン芸人って粗削り感もよさだったりするんですよ。ツッコミがない世界だから。そのよさが存分に出るんじゃないかなって思います。

──「R-1」の1回戦が全賞レースの中で一番カオスな印象です。

野田 審査員、気狂うだろうなって思います(笑)。どの大会よりも1回戦がヤバい。ピンって安定感がゼロなんですよ。特にツッコミ芸じゃない人。僕がやったのはモニターがあって、それに対してリアクションを取るっていう、言ったらコンビの形を取れているんですけど、1人でボケをやっている人は一か八か。毎日、一か八かをしてるんです、彼らは。だからクソスベるときもあって、それがめちゃめちゃ面白いんですよね。そのピン芸の醍醐味を存分に味わえる大会になるんじゃないでしょうか。「R-1」はこの世で一番面白い人を決めてるわけですから、どの大会よりも面白いですよ。

──ありがとうございました。最後はこの企画のお決まりで「2020年、どんな年でしたか?」という質問でおしまいにしたいと思います。

野田 優勝してポツポツとテレビに呼んでいただいたんですけど、これコロナじゃなくて(さまざまな人気番組を)1周してたら燃え尽きてただろうなと思ったんですよ。優勝直後、一斉に仕事がバーってきてたら、精神持ってないだろうなって。今は心落ち着ける時間もありつつ、ビッグなテレビに出たりすることもあるので、1つひとつの仕事に集中できていてちょうどいい。よく、「優勝した最初の3カ月くらいはなんの仕事してるかわかんなかった」とかって聞くじゃないですか。そうなってたら終わってたと思うんです。だからコロナのせいでもあり、おかげでもある、変な年でしたね。

※編集部注:このあとマヂカルラブリーは「M-1グランプリ2020」で優勝。大会翌日は1日10本というスケジュールをこなし、忙しい日々を送っているようです。

梅田 めっちゃ真面目に言うと、生きてるなあと実感した年ですね。仕事も大変でしたけど、初めて命の危機を感じた出来事でもあるので。そんな中でも芸人さんが面白いことをしようとか、新しいものを生み出そうとされているのには刺激を受けました。いろんなスイッチが入った年でもあります。

野田 目が覚めましたよね。これまでの日常が当たり前じゃないんだぞっていう。改めて、みんな丸ごと終わってしまうこともあるんだよなって思いました。全員仕事がないから自分もそれで大丈夫って思ってしまいそうなんですけど、そのまま全員が一気に終わる可能性もあったわけで。だから、「俺だけでも生きよう、俺だけでも生き残ろう!」っていう気持ちになりました。とことん個人戦なんだなと感じた1年でしたね。

野田クリスタル

1986年11月28日生まれ、神奈川県出身。15歳のときに高校の同級生と挑戦した「学校へ行こう!」(TBS)の「お笑いインターハイ」で優勝。その後、別のコンビで「M-1グランプリ2004」3回戦まで駒を進めた。2007年2月に村上とマヂカルラブリーを結成し、2018年に「キングオブコント」決勝初出場。2020年、自作ゲームを使ったネタで「R-1ぐらんぷり2020」優勝を果たし、12月には3年ぶりに決勝進出した「M-1グランプリ」において5081組の頂点に立った。「キングオブコント」でも優勝して史上初のトリプルチャンピオン、そして“お笑い王”になると宣言している。面白法人カヤック・後藤裕之と「スーパー野田ゲーPARTY」開発を目指すプロジェクトを展開中。

梅田一路

1976年生まれ、山口県出身。2000年、関西テレビ入社。「R-1グランプリ」のほか、「関ジャニ∞のジャニ勉」といった番組を手がける。

R-1グランプリ2021

2020年12月27日(日)に1回戦スタート。2回戦、準々決勝を経て、2021年2月14日(日)に東京・有楽町朝日ホールで準決勝を実施。2021年春、カンテレ・フジテレビ系全国ネットで生放送。2020年12月25日(金)までエントリー受付中。詳しくは公式サイトで。

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む