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古内東子 “Devotion”

19/10/20(日)

1993年にデビューした古内東子は、1996年の『誰より好きなのに』のスマッシュ・ヒットでその存在を知られることになった。その後、日本を代表するラブソング・ライターとして活躍を続けている。 彼女の音楽の最大の特長は、初期から“グルーヴ”を大切に考えてきたことだ。女性のピアノ弾き語りというと、スウィートな歌詞に注目が集まることが多いが、古内は優れたバック・ミュージシャンを起用して、飛び抜けてリズムに重きを置くサウンド作りを展開。官能的なグルーヴが、彼女の艶やかな声とリリックを2倍にも3倍にも魅力的にしてきた。 古内はバンド・スタイルでのライブも行なっているが、弾き語りもずっと続けてきていて、彼女自身のピアノもとてもグルーヴィーで人気のコンテンツとなっている。今回の“Devotion(献身)”と題されたライブは、古内と歌モノ・ギターの名手、山口周平のデュオ編成で、セクシーなボーカルと切ないリリックがゆっくり楽しめるセッティングになっている。 横浜赤レンガ倉庫というロケーションも含めて、古内のラブソング・ワールドを堪能してみたい。

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