DCコミックスに登場する犯罪者（スーパーヴィラン）たちを描くシリーズ『スーサイド・スクワッド』の同名実写映画。「バットマン」シリーズに登場するハーレイ・クインを主役に据えたコミック『バーズ・オブ・プレイ』が原作。『スーサイド・スクワッド』のその後を描いた作品で、映画ではハーレイを演じたマーゴット・ロビー（『ウルフ・オブ・ウォールストリート』、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド）が引き続き主演を務めている。 　恋人ジョーカーと破局したハーレイ・クインは、その痛手からハチャメチャな生活を送っていた。が、ある意味ジョーカーの「支配」の下にいた彼女は、そこから開放されたことによって自由奔放さに拍車がかかり、ヴィランとしての魅力もさらに増している。そんなある日、謎のダイヤを盗んだアジア人の女の子カサンドラ・ケインと出会い、彼女の命を狙う残忍な男ブラックマスク（ユアン・マクレガー）との全面対決へと巻き込まれていく。 「男社会」の中で搾取され続けている万年ヒラ刑事レニー・モントーヤ、マフィア一家に生まれた秘密の過去を持つ殺し屋ハントレス、ブラックマスクに囚われた不思議なパワーの持ち主である歌姫ブラック・キャナリー。そんな、一癖も二癖もあるメンツとタッグを組み、カサンドラを守るためにブラックマスクと「悪VS悪」のカオスな戦いが繰り広げられるストーリーだ。 『スーサイド・スクワッド』が出世作となり、本作でも最高にキュートかつ凶悪な魅力を振りまくマーゴット・ロビーはもちろん、作中の中で流れるサントラも要注目。19歳の若きシンガーソングライター、シャーロット・ローレンスの楽曲や、ミーガン・ザ・スタリオンとノーマニのコラボ曲、TikTokでのバズりも記憶に新しいドージャ・キャットなど、新進気鋭のフィメール・アーティストによる楽曲が爆音で鳴り響き、映画を盛り上げている。