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生々しい人間が佇む姿を感じて、引きこもりの中年男とその家族描く「白昼夢」開幕

ナタリー

21/3/20(土) 18:00

M&Oplaysプロデュース「白昼夢」より。(撮影:宮川舞子)

M&Oplays「白昼夢」が、本日3月20日に東京・本多劇場で開幕した。

赤堀雅秋が約1年ぶりに作・演出を手がける「白昼夢」は、社会になじめず引きこもりになってしまった中年男性とその家族を巡る物語。高橋家の家主・清を風間杜夫、長男・治を三宅弘城、引きこもりの次男・薫を荒川良々、高橋家を訪れる支援団体「ひだまりの会」の別府正樹を赤堀、石井美咲を吉岡里帆が演じる。

開幕に際し、赤堀は「久し振りの物作りの現場に幸せを感じる毎日です。とにかく、無事開幕して、何事もなく千秋楽を迎えることを祈るのみです。生々しい人間が佇む姿を、その呼吸や汗や涙を、劇場に来て感じて欲しいです。よろしくお願い致します」と話し、三宅は「赤堀作品は、空気感がとても好きで、その空気感を作っているものが1つの感情ではなく、その人間が、色んな感情を感じ、思い、背負いながらそこで生きることで、舞台上の空気がうねっていたんだなと、やってみてその難しさが分かりました。そして、だから面白いんだと再確認しました」と作品の魅力を分析した。

吉岡は「『白昼夢』は、本多劇場ととても相性のいい作品だと思います。登場人物の心の機微みたいなものがダイレクトに伝わると思うので、ぜひ肌で感じて楽しんでいただきたい」とコメント。荒川は「僕は出ている側ですし、ホンもずっと読んでいるのであまりわからないのですが、観てくださった方がどんな気持ちになるのか気になります。カラッとした舞台ではないので、受け取り方次第ではあると思いますが、晴れやかな気持ちにはなれないかもしれないです(笑)」と述べる。

風間は「コロナ禍で劇場に足を運んでくださることがとてもありがたいです。皆さんの期待に応えられる作品ですので、受け取り方は様々だと思いますが、お芝居をぜひ楽しんで帰ってください」と思いを語った。

上演時間は約1時間35分。公演は4月11日まで行われたあと、4月14日に富山・富山県民会館 ホール、17・18日に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、20日に島根・島根県民会館 大ホール、22日に広島・JMSアステールプラザ 大ホール、24・25日に愛知・東海市芸術劇場 大ホールでも上演される。

赤堀雅秋コメント

なかなか手強い戯曲で、正直演出に手こずりましたが、スタッフ・キャストの尽力のお陰でイメージ通りの作品になったと思います。三宅さんは、以前共演した時と変わらず本当に真摯に取り組んでくれています。吉岡さんは、今まで出会った女優さんの中でとりわけガッツがあり、そして素直な感性が素晴らしい。荒川さんは、コメディリリーフ的な印象が強いですが、今回は生々しい存在感に驚きました。風間さんは、とにかく凄い。その一言です。

久し振りの物作りの現場に幸せを感じる毎日です。とにかく、無事開幕して、何事もなく千秋楽を迎えることを祈るのみです。生々しい人間が佇む姿を、その呼吸や汗や涙を、劇場に来て感じて欲しいです。よろしくお願い致します。

三宅弘城コメント

赤堀さんの演出のもと、不器用ながらも一生懸命生きている5人のヒリヒリした物語が完成しました。純粋な演劇は1年ぶりなので、お客様の前に立てる喜びと、念願だった赤堀作品に出演できる喜びを噛みしめています。

赤堀作品は、空気感がとても好きで、その空気感を作っているものが1つの感情ではなく、その人間が、色んな感情を感じ、思い、背負いながらそこで生きることで、舞台上の空気がうねっていたんだなと、やってみてその難しさが分かりました。そして、だから面白いんだと再確認しました。演劇を観ると豊かになるんです。このご時世ではありますが、僕らが舞台上で懸命に生きている姿を観て「それでも生きてゆく」と、お客様にも感じていただけたらと思います。感染対策を万全にして、劇場でお待ちしております!

吉岡里帆コメント

以前から赤堀さんの作品には惹かれていて、いつかご一緒することが念願だったので、お話をいただいたときはとても怖くもありましたが(笑)、嬉しかったです。稽古を経て、この作品の演劇でしかできないならではの温度感や生っぽさを感じて、赤堀さんとご一緒できたことが自分の人生においてとても財産だなと思いました。

「白昼夢」は、本多劇場ととても相性のいい作品だと思います。登場人物の心の機微みたいなものがダイレクトに伝わると思うので、ぜひ肌で感じて楽しんでいただきたいです。こういう時期なので、来ていただけるだけで本当にありがたいですし、来ていただくからには観てよかったと思っていただけるように全力で向き合っていきます。楽しみに待っていてください!

荒川良々コメント

手応えはまだないですが、稽古場でやるだけのことをやりました。あとはお客様にご覧いただいたところで変わっていくこともあるかもしれないので、一生懸命やりたいと思います。

三宅さん、吉岡さんは、赤堀作品には初参加ということだったので、大変だったんじゃないかなと思いますが、今はもう、だいぶ自信がついているように見えます。こんな時期にお越しいただけるのは本当にありがたいと思います。僕は出ている側ですし、ホンもずっと読んでいるのであまりわからないのですが、観てくださった方がどんな気持ちになるのか気になります。カラッとした舞台ではないので、受け取り方次第ではあると思いますが、晴れやかな気持ちにはなれないかもしれないです(笑)。

風間杜夫コメント

丹念に緻密に時間をかけて作られてきたので、劇場に入って通し稽古をしてみて、確かな手ごたえを感じています。赤堀作品は2本目で、出演できることを楽しみにしていました。赤堀さんと出会った舞台「世界」では、丹念に諦めることなく稽古を続けられる赤堀さんの演出で、役者としてすごく助かりました。ねちっこい演出には慣れているので(笑)。

今は、早く幕が開けと言わんばかりに、すぐ飛び出したい気持ちでいっぱいです。コロナ禍で劇場に足を運んでくださることがとてもありがたいです。皆さんの期待に応えられる作品ですので、受け取り方は様々だと思いますが、お芝居をぜひ楽しんで帰ってください。

M&Oplaysプロデュース「白昼夢」

2021年3月20日(土・祝)~4月11日(日)
東京都 本多劇場

2021年4月14日(水)
富山県 富山県民会館 ホール

2021年4月17日(土)・18日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

2021年4月20日(火)
島根県 島根県民会館 大ホール

2021年4月22日(木)
広島県 JMSアステールプラザ 大ホール

2021年4月24日(土)・25日(日)
愛知県 東海市芸術劇場 大ホール

作・演出:赤堀雅秋
出演:三宅弘城、吉岡里帆、荒川良々、赤堀雅秋、風間杜夫

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