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なにわ男子、なぜメディアに引っ張りだこ? 人気急上昇の理由に迫る

リアルサウンド

20/4/3(金) 6:00

 先日、なにわ男子単独初主演となるドラマ『ドラマホリック!「メンズ校」』(テレビ東京系)が7月からスタートすることが発表された。4月11日からも関西ジャニーズJr.総出演のドラマ『年下彼氏』(テレビ朝日系)が放送開始となったり、ハイチュウのCMに単独で出演したりと、なにわ男子の人気が急上昇中。3月29日にYouTubeで配信された『Johnny’s World Happy LIVE with YOU』でも多くの視聴者がJohnny’s officialチャンネルを訪問し、追いきれないほどのコメントが飛び交っていた。彼らのどんな部分が、これだけの人を虜にしているのだろう。改めて、なにわ男子が今、人気の理由を考えてみたい。

(関連:なにわ男子から嵐まで……ジャニーズ、異例のYouTubeライブ配信で世界に届けたエンタメの力

●揺るぎない正統派ジャニーズ感
 ジャニーズのグループは、大まかな系統に分けることができる。なにわ男子は正統派アイドルグループ。先輩グループで言えば、King & PrinceやSexy Zoneなどと同じカテゴライズだろう。しかし、昨今ではグループの個性も多様化してきており、正統派は少なくなってきている。だが、なにわ男子は揺るぎない正統派。『Johnny’s World Happy LIVE with YOU』を見ていても、常に魅惑のスマイルを浮かべており、振り付けも王子様のごとく手を差し出したり、ハートを描いてみたりとアイドル感たっぷりだった。楽曲も然り。「ダイアモンドスマイル」や「アオハル」は王道アイドルソングでありつつ、どこか古き良きジャニーズ感もある。かと思えば、クールな雰囲気の「2faced」や関西色満載の「関西アイランド」を歌ったり、最後までキラキラしっぱなしであった。多様化していくアイドル業界の中で、あえて王道ど真ん中を貫く、なにわ男子のパフォーマンスは見ていて清々しい。

●安定的なフレッシュ感
 「安定」と「フレッシュさ」は真逆のものだが、なにわ男子はどちらも持ち合わせている。『Johnny’s World Happy LIVE with YOU』では、なにわ男子、ジャニーズWEST、関ジャニ∞という順番でパフォーマンスを行なったが、なにわ男子の元気の良さは圧倒的だった。とにかく画面から伝わってくる“圧”が強い。これこそ若さが為せる技、フレッシュ感というものなのだろう。とはいえ、想像以上に入所歴が長いメンバーも少なくない。藤原丈一郎は16年以上、大橋和也は11年、西畑大吾は9年、大西流星は8年と、コツコツ下積みをしているからこそ、大きな失敗をしないのである。MCにもパフォーマンスにも安定感があり、カメラが近寄ればちゃんとカッコつけられるのもその成果だろう。ちなみに、年下組の高橋恭平、道枝駿佑、長尾謙杜に先輩たちがレクチャーしているのだろうか。彼ら3人も、メキメキと“アイドル指数”を伸ばしてきている。「安心して見られるフレッシュ感」こそ、なにわ男子の強みなのかもしれない。

●売り出し方との絶妙なマッチ
 2018年の結成以降、なにわ男子は多くのプロデュースやPRの場を得てきた。始めは関ジャニ∞の大倉忠義と横山裕がプロデュースをして、地上波にも度々出演。そこから、大橋と藤原がバーチャルアイドル苺谷星空、海堂飛鳥の「あすかな」として活動をスタートさせたことで話題になり、ジャニーズファン以外にも「VTuberのようなことをやっているジャニーズがいるらしい」と認識され始めた。そして、西畑をはじめ道枝や長尾はドラマへも積極的に出演。こうして知名度を広げるためのレールを築いてきたのである。しかも、それによってメンバー一人ひとりの個性が際立ち、ひいてはグループのポテンシャルにつながったのではないかと感じる。

 最近、なにわ男子にあまり興味がなかった筆者の友人たちからも「あのキラキラ感はすごい」「あんなにアイドルなのに関西弁なのがかわいい」「今までの関ジュにいそうでいなかったグループ」と肯定的な意見が絶えない。多様化が進む今だからこそ、なにわ男子のような王道アイドルの需要が再び増えているのかもしれない。(リアルサウンド編集部)

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