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歴史的海戦を描く『ミッドウェイ』、R・エメリッヒ監督のインタビュー映像が公開

ぴあ

20/9/6(日) 18:00

『ミッドウェイ』 (c) 2019 Midway Island Productions, LLC All Rights Reserved.

日本の運命を決した歴史的海戦を描く映画『ミッドウェイ』が9月11日(金)に全国公開される。この度、ローランド・エメリッヒ監督のインタビュー映像が公開された。

第2次世界大戦の中でも、歴史を左右するターニングポイントとなった激戦として知られるミッドウェイ海戦。激突したのは、日本とアメリカ。1942年、北太平洋のハワイ諸島北西のミッドウェイ島に、巨大な航空母艦、世界最大の大和を含む超弩級の戦艦、戦闘機、急降下爆撃機、潜水艦が出動し、空中、海上、海中、そのすべてが戦場となった。本作では、司令官たちの緊迫した頭脳戦、パイロットたちの壮絶な空中戦、彼らを船上から迎え撃つ決死の海上戦が描かれる。

監督は『インデペンデンス・デイ』シリーズのローランド・エメリッヒ。20年に及ぶリサーチと新たに発見された日本軍側の資料をもとに、両軍に敬意を捧げて史実を再現したという。キャストには、山本五十六、チェスター・ニミッツをはじめとした実在の人物を演じるために、ウディ・ハレルソン、パトリック・ウィルソン、デニス・クエイド、アーロン・エッカート、豊川悦司、浅野忠信、國村隼など日米の実力派俳優が集結した。



公開されたインタビュー映像はハワイのプレミアイベント時に行われたもの。エメリッヒ監督がいかに日本側の描写に力を注いだか、そして本作に込めたメッセージも垣間見える映像となっている。

最初に豊川悦司、浅野忠信、國村隼の日本人俳優を起用した経緯について「僕たちは運が良かったんだ」と、マーティン・スコセッシ監督作『沈黙-サイレンス-』でもキャスティングを担当した、日本の女性プロデューサーに紹介してもらったことを明かす。しかし、言葉の問題は大きかったようで、通訳を必要とする会話に苦労があったようだ。それでも「素晴らしい経験だった。撮影の最後3週間は日本映画だったからね」と日本側をしっかりと描いていることを強調。

日本人俳優の演技については「素晴らしかった」と太鼓判を押した。ほとんどのアメリカ人俳優は共演シーンがなく、初めて日本側のパートを見た時、皆が関心していたそうで「アメリカで試写をした時、何度も耳にしたのは、日本人俳優たちを絶賛する声だった」と振り返った。

本作でもっとも苦労した点については「何も実在しない映画だった」と現存するものが少なく、ほとんどのものを一から作った点を挙げる。視覚効果ショットは1500に及び、この種の映画としては膨大な数であることを説明。「どれも自然に見えなきゃいけない。この手の映画は視覚効果が悪いとダメだ」と、数々の大作を撮ってきたエメリッヒらしい映像へのこだわりを熱弁する。作品自体の見どころについては「スペクタクルであり、日米双方をしっかり描いている」と自信を覗かせた。

最後にエメリッヒ監督は「戦争に勝者はなく、敗者しかいない。戦争が再び起きてはならないと伝えたい」と20年間ずっと描きたかった物語に込めたメッセージを明かした。

『ミッドウェイ』
9月11日(金)全国公開

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