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flumpoolスタジオライブで検証 ストリーミング中継はライブの“楽しみ方”をどう変える?

リアルサウンド

13/12/26(木) 18:03

20131226-fp-01.JPG12月25日、都内スタジオにて「flumpool Studio Streaming Live」を開催したflumpool。

 「遠くで応援してくれている人にも、近くにいる人にも届く、そんなライブにしたいと思います」(山村隆太/ボーカル・ギター)。今年、デビュー5周年を迎えたflumpoolが、日本武道館公演の模様を収録したBlu-ray/DVDの発売日となる12月25日に、都内スタジオにてクリスマスライブ「flumpool Studio Streaming Live」を敢行した。目の前にいるのは、わずか30名のファン。少し手を伸ばせば届きそうな距離で、flumpoolが演奏するというクリスマスらしいスペシャルなライブになった。

fp_niconama1.jpgニコニコ生放送の模様。ファンから多くのメッセージが寄せられている。

 ライブを見守るのは、30名のファンだけではない。ライブの模様は、ニコニコ生放送、STOLABO TOKYO(Ustream)、YouTube、アメーバピグの4つのサービスでストリーミング中継された。それぞれのユーザーがflumpoolのスタジオライブをパソコンやスマートフォンなどからリアルタイムで体験している。近年、こうしたライブのストリーミング中継を行うアーティストが急増中だ。ライブ中継なら、会場に足を運ぶことができなくてもライブを体験でき、コメント機能によりファン同士のコミュニケーションを行うことができる。またアーティスト側には、目の前のファン以外にも自分たちのライブを届けられるという点がメリットになるだろう。

 ライブは、クリスマスの夜にピッタリの一曲「Snowy Nights Serenade~心までも繋ぎたい~」からスタート。バンドにヴァイオリン、キーボード、オルガンを加え、この夜だけの特別なアレンジで演奏していく。超近距離で演奏するflumpoolに、スタジオのファンはやや緊張した面持ちで聴き入っている。一方、ニコニコ生放送やUstreamでは「アレンジいいね」「この曲、『Fantasia of Life Stripe』に入ってるよ」といった感想に混じって、「隆太さんっていつもベスト着てるね」「井上さんはいないのかな」といった雑談的なコメントも流れていた。音楽への臨場感や迫力はもちろん会場の方が上だが、ユーザー同士コメントのやりとりで盛り上がれるのはライブ中継ならではの楽しみだろう。このライブでは尼川元気(ベース)がクラシック・ギターやアコースティック・ベースを演奏するなど多彩なプレイを披露したが、ニコニコ生放送やUstream上でも「げんちゃんギター?」「元気さんがクラギ持ってた!」と演奏前から大いに盛り上がっていた。

20131226-fp-04.JPG渾身のパフォーマンスを繰り広げるボーカルの山村。

 「フレイム」を演奏し、ライブ中継が終わると、「あ〜、緊張した!」と口々に語り、ホッとした表情を浮かべるメンバーたち。心なしかライブ中よりも口数が多いようだ。バンドにとっても、ライブ中継は緊張するものらしい。「こうして直に目と目を見て同じ空気を感じられる場を大切にしたいと思います」と山村が集まった30名のファンに語っていたが、アーティストにとってはネット中継よりも目の前で一緒にいる観客の方にどうしても意識が向いてしまうというのが偽らないところなのだろう。とはいえ、flumpoolの音楽を楽しみたいという思いは会場もネットも同じだ。ニコニコ生放送やUstreamではライブ後「8888888」と拍手を送ったり、「最高のクリスマスだった!ありがとう」とバンドに感謝のコメントを残したりする人がとても多かった。音楽に感動するファンの思いがコメントになり、リアルタイムに視覚化されるのがネット中継の面白いところだ。

fp_niconama2.jpgライブ終了後、ニコニコ生放送では「88888」と、多くの拍手が画面を覆った。

 アーティストとリスナーをつなぐ場所としてインターネットの役割が重要性を増していく中、リアルタイムの音楽体験を共有するストリーミング中継へのニーズは今後も高まっていくに違いない。一夜限りのスペシャルライブ「flumpool Studio Streaming Live」でのファンの盛り上がりは、そうした音楽の楽しみ方の多様性を示唆していた。山村が語った「遠くにいる人にも、近くにいる人にも届くライブ」は、ストリーミング中継時代のライブに求められる条件になっていくのではないだろうか。

 2014年の春には、ベストアルバムのリリースと、5周年記念の全国ツアーも決定しているflumpool。よりリスナーとの距離を縮めた彼らが、今後どのような活動を展開していくのか、改めて注目したい。
(文=大山貴弘)

■ツアー情報
『flumpool 5th Anniversary tour 2014』スケジュール
4月19日(土)・20日(日)【福岡】 福岡サンパレスホテル&ホール
4月26日(土)【愛媛】 松山市民会館 大ホール
4月27日(日)【香川】 アルファあなぶきホール 大ホール
4月29日(火・祝)【岡山】 倉敷市民会館
5月3日(土)【石川】 金沢歌劇座
5月5日(月・祝)・6日(火・祝)【宮城】 仙台サンプラザホール
5月10日(土)【奈良】 なら100年会館
5月17日(土)【千葉】 千葉県文化会館
5月24日(土)【静岡】 静岡市清水文化会館マリナート 大ホール
5月25日(日)【埼玉】 大宮ソニックシティ 大ホール
6月7日(土)【岩手】 岩手県民会館 大ホール
6月8日(日)【福島】 郡山市民文化センター
6月13日(金)【北海道】 ニトリ文化ホール(さっぽろ芸術文化の館)
6月14日(土)【北海道】 帯広市民文化ホール 大ホール
6月21日(土)・22日(日)【広島】 広島上野学園ホール
6月28日(土)【鹿児島】 鹿児島市民文化ホール第一
6月29日(日)【熊本】 市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)
7月5日(土)・6日(日)【新潟】 新潟県民会館
7月9日(水)・10日(木)【愛知】 名古屋国際会議場センチュリーホール
<ARENA SPECIAL!!!>
8月9日(土)・10日(日)【神奈川】 横浜アリーナ
8月23日(土)・24日(日)【大阪】 大阪城ホール

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