ソワレ
20/8/26(水)
ソワレ (C)2020ソワレフィルムパートナーズ
少年少女の時間や季節が存在する。
それは、彼や彼女が社会人になっていたとしても、関係なくある。
この映画には、そんな時間や季節が映っている。
青春や恋愛などと呼んだ瞬間に、それは壊れてしまうだろう。
なぜなら、カテゴライズできないものが、この時間であり、この季節だからだ。
少年はその時間のことを「かくれんぼ」と呼んだ。
少女はその季節のことを「かけおち」と表現した。
始まった旅は、必ず終わる。
旅には、往路と復路があるからだ。
さみしいとか、せつないとか、そんなことよりも。
あるひとが、少年の時間を生きた、
あるひとが、少女の季節を生きた、
そのことだけがかけがえのないことだ。
だれかとだれかとが出逢ったこと。
それこそを讃えたくなる映画。
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