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海外映画取材といえばこの人! 渡辺麻紀が見た聞いた! ハリウッド アノ人のホントの顔

ヒュー・ジャックマン

連載

第62回

── 今回は日本でも人気の高いヒュー・ジャックマンをお願いします。彼の主演作『レミニセンス』が公開されますね。これはどういう映画なんですか?

渡辺 クリストファー・ノーランの実弟、『メメント』(00)や『ダークナイト』(08)、『インターステラー』(14)の原案や脚本を務めたジョナサン・ノーランが共同製作した近未来SFメロドラマです。

『レミニセンス』

── メロドラマなんですか?

渡辺 そう、SFハードボイルドかと思っていたらメロドラマだった(笑)。舞台は沿岸部の都市が海に浸かってしまった近未来。ヒューさんはそこで<レミニセンス>を商売にしている男ニックを演じています。

<レミニセンス>は“回想”や“思い出”という意味で、彼は、特殊な装置で客の脳の記憶の部分にダイブし、情報を読みとる仕事をしています。その記憶がホログラフとして映像化され、客の中には失くしたものを探す人もいれば、人生の最高の瞬間を何度も何度もリピートしに来る人もいる。

『レミニセンス』

── 面白そうですね。

渡辺 脚本はジョナサンじゃなくて、彼の奥さんのリサ・ジョイ。監督も彼女がやっていて、ふたりはどうもTVシリーズの『ウエストワールド』(16~)で知り合って結婚したみたいです。構図としては、本作で長編監督デビューを飾る奥さんをジョナサンが手助けしたって感じじゃないかと思っています。

『ウエストワールド』がなかなかヘビーな内容なので、ハード系を予測していたらまるで違っていた。ちょっとフィリップ・K・ディックが入っている感じ。記憶装置は、ディックの小説『少数報告』をスピルバーグが映画化した『マイノリティ・リポート』(02)で、予知能力を持つプリコグが入っていた水槽を連想させるデザインでしたね。

そんな仕事をしている彼のもとにある日、美女が訪れ、失くしたものを探してほしいと言われる。で、そのときひと目惚れしちゃって、彼女に溺れていく話なんですよ。

ヒューさんって、『ファウンテン 永遠につづく愛』(06)のときも、とことん女性を愛する役で、恋愛がからむと、こういうタイプの映画を選びがちな気がしますね。そういう恋愛が好きなんでしょうか?

── いやあ……ということは、彼女はまさに“運命の女”、ファムファタルだったというわけですね?

渡辺 そのへんは映画を観てのお楽しみです(笑)。このファムファタルを『グレイテスト・ショーマン』(17)で共演したレベッカ・ファーガソンが演じています。

『レミニセンス』

── なるほど! では、そのヒューさんですね。

渡辺 ヒューさんは、ブレイクのきっかけとなった『X-メン』(00)のときに初来日していて、とてもガタイがいい人なので驚きました。というのも彼が演じたウルヴァリンはコミックでは小さいという設定なんです。だから映画ではサイクロップスと並んだときも大きくないんですが、実際の彼はとても大きい。「あれは映画のマジックで、大きく見えないようにしているんだ」と笑っていました。というのもサイクロプスを演じたジェームズ・マースデンがどちらかというと小柄だったので。

このときから、とても感じのいい人でしたね。明るくて面白く、誰にでも好かれるタイプ。ウルヴァリンも当初はダグレイ・スコットが演じるはずだったけど、『ミッション:インポッシブル2』(00)の撮影が延びたせいで断念することになり、ヒューさんに声がかかった。だから「ダグレイのおかげ」と言っていました。

ヒューさんはこれで大スターになったわけだから、人生どうなるか分かりませんよね。その後、違うインタビューで「ダグレイに会ってそのことを話したら、“ショービス界ではよく起きることだ。ガンガンやれ!”と笑ってくれたので、肩の荷がひとつ降りた」とも言っていました。

※ヒュー・ジャックマンが語る『グレイテスト・ショーマン』の誕生秘話、長期に渡って演じてきたアタリ役ウルヴァリンについてなど、続きは無料のアプリ版でお読みください!

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