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僕は性的象徴でオブジェのようだった、“世界で一番美しい少年”の知られざる50年とは

ナタリー

「世界で一番美しい少年」

俳優ビョルン・アンドレセンのドキュメンタリー「世界で一番美しい少年」の予告編がYouTubeで解禁された。

ルキノ・ヴィスコンティに見出され、1971年製作の映画「ベニスに死す」に出演したことで知られるアンドレセン。本作では、彼の栄光と破滅、そして再生への道のりが映し出される。

予告編は、アンドレセンがヴィスコンティに「君は何歳?」「とても美しい」と言葉を掛けられる映像から始まる。そして彼に熱狂する人々の姿や、本人が「僕は性的象徴でオブジェのようだった」「鬱とアルコールに溺れていった」と過去を振り返る様子などが映し出されていく。

なお監督のクリスティーナ・リンドストロムとクリスティアン・ペトリは、自身の物語を明かすことで再び歩き出そうとするアンドレセンに寄り添い、5年を掛けて本作を形にした。彼らは「この映画があの少年が他人によって作られたイメージ、アイコン、ファンタジーとなり、青年期の人生を奪われた物語に耳を傾ける機会を観る者に伝えることができればと願っています。2021年は『ベニスに死す』のワールドプレミアで、ルキノ・ヴィスコンティがビョルン・アンドレセンを『世界で一番美しい少年』と高らかに宣言してから50年となる年です。その年に、あの少年が真の姿で帰ってきたのです」と語っている。

「世界で一番美しい少年」は、12月17日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国で順次公開。

(c)Mantaray Film AB, Sveriges Television AB, ZDF/ARTE, Jonas Gardell Produktion, 2021

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