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「あらののはて」初日、主演の舞木ひと美が「絶頂感について毎日考えた」

ナタリー

「あらののはて」初日舞台挨拶の様子。

「あらののはて」の初日舞台挨拶が、8月21日に東京の池袋シネマ・ロサで開催され、キャストの舞木ひと美、髙橋雄祐、藤田健彦、しゅはまはるみ、監督の長谷川朋史が登壇した。

「あらののはて」は、「カメラを止めるな!」のしゅはま、「イソップの思うツボ」の藤田、そして舞台演出などを手がけてきた長谷川の自主映画制作ユニット“ルネシネマ”による新作。25歳のフリーター・野々宮風子が、高校生の頃に美術部の大谷荒野に頼まれて絵画モデルをしたことを忘れられず、8年ぶりに再会した荒野にもう一度自分の絵を描くよう迫るさまが描かれる。

風子たちのかつての担任教師役で出演した藤田は、ルネシネマ結成の経緯を「長谷川さんがもともと舞台演出家で、20年前から僕とかはるみちゃんとかが作品に出演していました。それからずいぶん時間が経って、長谷川さんは舞台から離れていたんですけれど、2017年の暮れ、『カメ止め』が大爆発する前に、僕らは次の作品が決まっていなかったので『長谷川さん、やろうよ』と言って飲み屋で決まりました」と説明する。

絵画モデルをした際の絶頂感を8年間忘れられずにいる風子について、同役を務めた舞木は「『絶頂感を感じるってなんだろう』というのを今まで考えたことがなかったので、体の状態とか、感覚とか、気持ちとか、絶頂感というものを役作りとして毎日考えていました」と回想。風子が出した食べかけのガムを食べる場面もある荒野役の髙橋は「監督から『風子と荒野は“不思議ちゃん”という設定の映画』と言われたので、まず街中でひたすら高校生を観察しまくりました。でも、不思議な人はいなかったです。だから逆の発想で、“いなそうな人”を作っていきました」と振り返った。

最後にしゅはまが「『あらののはて』がどんどんこれから日本中に、もしかしたら世界とかにも広がっていて、ルネシネマが世界に轟くといいなと期待しております」と挨拶し、イベントを締めくくった。

「あらののはて」は9月10日まで池袋シネマ・ロサでレイトショー上映。全国でも順次公開される。

(c)ルネシネマ

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