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男装ユニット ael-アエル-、卒業メンバーが伝えた感謝の思い ワンマン公演をレポート

リアルサウンド

20/2/19(水) 7:00

 2月11日、男装ユニット・ael-アエル-の1stワンマンライブが開催された。この日は一部と二部の公演があり、一部は1stワンマンライブとして、二部は花園千知/祈夜星波/奏未来卒業公演として開催された。ael-アエル-は2019年にメジャーデビュー、セルフプロデュース型ロック系男装ユニットとして、独自のエンターテインメントを追求してきた。今回は二部の模様をレポートする。

(関連:男装ユニット ael-アエル-、「白幻」で伝えるダークファンタジーな世界観 「dreamBoatの中でも異質な存在」

 公演は、最新リリース曲の「白幻」からスタートした。序盤からファンの掛け声が会場に響き渡る中、メンバーは感情を込めてクールに歌い上げる。続いて「月のホログラフ」、「月光のふたつ」を歌い、ael-アエル-のダークファンタジーな世界観とハイレベルなパフォーマンスでファンを魅了した。

 MCでは先ほどのクールなパフォーマンスから一転し、明るいムードに包まれた。卒業公演ながらも、湿っぽい雰囲気を感じさせず気丈にMCが進んで行った。メンバーの「盛り上がる準備できてますかー?」の声にも、客席は精一杯レスポンスした。続いて、本公演の一部で初披露となった「君がいたから」を歌唱。メンバーにとってもリスナーにとっても共感するポイントがあるというストレートな歌詞と、目前に迫るメンバーの卒業とが重なり、早くも涙するファンも見受けられた。本公演で卒業する花園、祈夜から歌い出し、この日限り、最初で最後の構成に。時折メンバー同士、目があうと思わず涙ぐむ姿も見受けられたが、笑顔で前向きに感じられるようなパフォーマンスだった。

 メンバーへの個人インタビューのVTRが流れた後には、衣装チェンジをしたメンバーが再び舞台へ。インタビュー収録時のこぼれ話や本公演のグッズ紹介を行い、会場のファンとも会話をするなどアットホームな雰囲気で盛り上がる。

 続いては「Listen!」、「ロキ」(みきとP feat.鏡音リンカバー)、「Starry Night」とアップテンポなロックナンバーを続けて歌唱し、会場の盛り上がりも最高潮に。現体制での最後のパフォーマンスを悔いのないように全力で楽しむメンバーの姿に、会場のファンの掛け声もこれまで以上に大きくなった。この日ばかりはとても力強くも、どこか儚く感じられたael-アエル-のパフォーマンス。特別な時間はあっという間に過ぎ去り、最後はメジャーデビュー曲「終わりなきラプソディ」を歌唱し、別々の道へ進むメンバーの明るい未来を感じさせた。

 アンコール後にはVTRで今後の活動がアナウンスされ、2020年初夏にニューリリースがあることや本公演のライブDVDの発売、5月に2ndワンマンライブが決定したことなど新体制のael-アエル-の活動に期待させた。

 最後のMCでは本公演をもって卒業する花園、祈夜へ花束が渡された後、卒業するメンバーが手紙を朗読。花園はメンバー1人1人にメッセージを贈り、ファンへも感謝の気持ちを述べた。続いて、祈夜は手紙でael-アエル-に関わってきた人々に感謝を伝えた。実は、人前に立つ職業に就くことを想像していなかったと打ち明け、メンバーに向けても感謝の言葉を述べ、今後は役者としての道を進む祈夜にとって「自分が出演する作品の主題歌をael-アエル-に歌ってもらいたい」という野望ができたとも語った。また、卒業まで休養となっており、本公演も欠席していた奏未来からの手紙を有光陽稀が代読。奏からの手紙には、自身の体調不良のため心配をかけてしまったという言葉の他に、メンバーやスタッフ、ファンへの感謝の言葉が述べられており、思わず読んでいた有光も度々声を詰まらせる場面もあった。

 最後は「DREAMER」を歌唱し、有終の美を飾った。笑いあり、涙ありだった1stワンマンライブ。ael-アエル-は今後、有光陽稀、雫月LEE、日和乃愛、綾目夏向の4人で活動していく。(momotoxic)

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